明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

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17

2020

まだ気づかない11 類つく

いくつもの視線に晒されて「腰、腰、腰、腰」と言葉を繰り返す牧野を、類は抱き抱えながら「早退するって、田村に言っといて」ニッコリと笑って爽やかに去っていった。バタンっ秘書室のドアが閉まった5秒後________「いまのって、いまのって、そういう事よね?」そんな言葉を皮切りに「キャーーーーーーッ」「オォーーーーー」と歓声が上がった。「うぅうぅっ」美人秘書が涙を流し悲し……「ヤッターーーー」いいや、喜び「はい、は...

15

2019

まだ気づかない10 類つく

「せ、せ、専務ーーー」いつも強気の牧野が涙目になりながら類を見上げる。いつもと違う牧野の表情が、一瞬触れた唇が_______類の鼓動を早くさせ、無意識の中で育んできた恋心を意識させる。牧野を膝に抱えたまま類の思考は、過去を旅する。「せ、専務……花沢専務っ、あっもう花沢っ!」牧野が何度も何度も類を呼ぶ。それでも類の思考は過去に思いを巡らしたまま。牧野の声が嗄れた頃_________「あんた、ポスター泥棒したよね?」唐...

09

2019

まだ気づかない09

眠ろうと思えば思うほどに目が冴えて眠れずに、何度も何度も寝返りを打った。オス鳥が求愛の歌を歌い出す頃、漸く眠りについた。漸くついた眠りの中で_______類は夢を見た。フィレンツェの丘でいつか見た彼女が、黒髪を揺らしながら振り向く。あの時見えなかった彼女の顔が何故か_______牧野になっていて、あどけない表情の中に色香を纏わせて微笑みながら駆け出してくる。嬉しくなって、両手を広げ抱きしめようとした、今まさにの...

04

2019

baroque93

沈みゆく太陽が空を黄金色から緋色に染め上げていく。「見て見て 総くん。このデザート、2匹のウサギの絵が描かれてる」はしゃぐように雛子に言われ、総二郎は寄り添うように、雛子の前の緋色に縁取られた皿をのぞき込む。美しい二人が仲睦まじく寄り添うその姿は、窓から見える緋色の空と相まって、どこか幻想的だ。そんな二人の姿を見て篠田は嬉しそうに微笑んだ「……そう言えば、西門の後援会に、克昭さんも入ったのよね?」「...

04

2019

総誕イベント・愛と欲望の果て~能登でちゃぷん~後書き

<後書き>皆様、こんにちは。総誕イベント、全話無事に終了することが出来ました。ありがとうございました。如何でしたか?てんこ盛りのサプライズだったでしょ?(笑)笑ってニヤけて下さいましたか?❤それでは本日は去年同様、ポンコツながら纏め役をしたplumeriaの後書きと言いますか「舞台裏」でございます。最後にメンバーからのメッセージもありますのでお付き合い下さいませ。あれはまだ夏の暑い日・・・。いきなりるいかさん...

04

2019

総誕イベント・愛と欲望の果て~能登でちゃぷん~番外編・Kiss me by 河杜 花

ちゃぷん……。檜の爽やかな香りが、湯を通してつくしの身体に優しく纏う。ちょうどよい湯加減が、疲れを癒してくれる。それにしても、先日旅行した能登のお湯はとっても良かった。温泉のローションも最高だし、なんて言ったってあのお湯のとろみ具合!お肌がしっとりして、それでいて滑らかで、すべすべになった肌に総二郎も喜んで…………。ふと、乱れに乱れまくって、躰も心も蕩けきったあの能登での夜の営みが脳内リプレイされた。リ...

03

2019

総誕イベント・愛と欲望の果て~能登でちゃぷん~番外編・「まっちゃいろ」 by りおりお

総二郎の誕生日も無事終わり、西門邸へ戻った二人その姿は以前にも増して仲睦まじいそんな二人が縁側に並んで座り、中庭を見ていた「もうすっかり寒くなったね。」「あぁ。 あっという間に冬になったよな。」「それにしても、今年の総の誕生日は凄かったね。 皆、忙しいのにわざわざ総の誕生日をお祝いする為に来てくれたんだもん、総の人徳だよね。」(単に邪魔をしに来ただけだろうけど、まあ久しぶりに皆と会えたことは嬉しか...

03

2019

総誕イベント特別編『西門邸物語~ポチが来た~』by GPS

総二郎に追い出されるような勢いで温泉旅館を出た5人。類にあきら、司に桜子、そして滋はワイワイと迎えの車が待っている駐車場に向かっていた。「あ~!楽しかったねぇ!」「滋さんったらあんなもの先輩に……くすっ、どうなるのかしら」「えぇ~?そりゃニッシーが頑張るんじゃない?」「でも昨日だって私のローションで遊んでるはずだもの。西門さんの奥様に必要なのは体力だけですわね」「あははっ!つくし、頑張れ~!」「うふ...

03

2019

総誕イベント・愛と欲望の果て~能登でちゃぷん~番外編・「飛んでお江戸でいい湯だな」 by 星香

愛と欲望の果て~能登でちゃぷん~ 番外編 ※こちらのお話は、第十一話の幕間的なお話となります ゆるーく、お付き合い下さいませ…時は令和。二百年ぶりに光格天皇以来の上皇さまが誕生するわ、闘球ラグビー世界大会ワールドカップなるものが、花のお江戸東京で開催されるわの大騒ぎ。そんな中でもこの男。昨晩、最愛の嫁を散々抱きつぶし、朝も早よからちゃっぷん、ちゃっぷんと、イイご身分でご満悦。「あ~最高だな…。これでつ...

03

2019

総誕イベント・愛と欲望の果て~能登でちゃぷん~最終話 by Aria

最終話「こんな所で着替えないでっ!」と身体をもじもじさせながら襖を閉められた。ここに来て必要あんのか?それにしても滋の用意したこの抹茶色……つくしには効果が絶大の様だ。本人は必死に隠してたみたいだがあいつらが帰る前から、身体がピンクに染まりグラスを触るのすら少し躊躇していた。指先まで敏感になってるんだな。あの時のつくしの顔は俺がトロットロにしてやっても中々拝めない顔だ。それをあいつらに見られたのは癪...

03

2019

総誕イベント・愛と欲望の果て~能登でちゃぷん~第十話 by everyone

第十話こちらのお話は参加者の合作となります誰がどの部分を書いたのか?書いていない人もいるとかいないとか……?想像しながらお楽しみくださいませ(*´∇`*)小松空港展望デッキ、良く晴れた空を見上げていた類は目当ての一機の着陸を確認。相変わらず 派手と呟き、空港のロビーへと踵を返した。『……あ、司?』『なんだ珍しいな』『まぁね、ねぇ総二郎の誕生日祝いしない?』『は?……俺は忙しいんだよっ!』『石川の花沢リゾートな...

02

2019

総誕イベント・愛と欲望の果て~能登でちゃぷん~第九話 by asuhana

第九話 慌てて食った能登牡蠣がつくしの口の中にスルリと吸い込まれて、咀嚼音と共に喉が上下する。そんななんでもない事なのに……やべっマジ色っぺい。先ずは、しっかり腹ごしらえさせてからなんて思っていたが、食べる行為はどこかエロティックで、俺の欲を擽りやがる。「っん?総、どうしたの?ソレ見せてよ」「あっ、っん」そうだ先ずは、コレの存在だ。透明のボトルの中には、金箔が浮遊した黄金色の液体。つくしがボトルに手...