No.006 バカップルの餌食 byりおりお様
あははっと大笑い
沢山の笑いでハッピーな気分になって下さいね
ただし__前後左右確認の上お読み下さい
いやっ、本当に 前後左右確認ですよ。
今日は、英徳大学大講堂で、外部講師を迎えての講演会が行われている
かったりぃ、、と思いつつも、全員強制参加、、と言われ、しぶしぶ参加している
俺の後ろには、バカップルと言われる類と牧野が並んで座っている
こいつら、いつでもどこでも仲良く手を繋ぎ、時には類の奴がキスまでしやがる
まあ、だんだんと綺麗になる牧野の虫除けだろうけど、、その度に真っ赤になる牧野をからかっている節も否めない
あきらは?と周りを見渡すと、数メートル離れた所で桜子と座ってやがる
あいつら、、逃げたな
くっそ!! 失敗したぜ
ちょっと女の子に愛想を振りまいていて、来るのが遅れちまったばかりに、こんな場所しか空いていなかったしよぉ
まあ、一時間ほどの辛抱だ、、と、眠たくなるような講演に耳を傾けていた
すると、、
30分ほど過ぎたころだろうか?
後ろから、類の声が聞こえてきた
「ねぇ、、牧野。 見て見て、、ほらっ、」
「ちょっと! 講演会中だよ? 不謹慎でしょ?」
またこいつら、イチャつき始めたのか?
「だって、、、ほらっ、、、ビンビンだよ?」
ビンビン?って、、、、ビンビンっていやぁ、、あそこしかねぇよなぁ?
と、視線は自然に自分の股間へ移動する
「ちょっと! 誰かに聞かれたらどうするの!」
「誰も聞かないよ! ほらっ、皆、寝てるしさぁ」
いや、、俺がしっかり聞いてるし。 眠気もすっかり飛んでったし
「それより、、ほらっ、、ここ、、ビンビンに立ってる」
おいおい! ここは大講堂で、大勢の生徒がいるんだぞ!
ビンビンに勃たせるんなら、二人っきりの所でやってくれ
「わっ! ほんとだ! すごいねぇ」
牧野! お前も感心する場合じゃねぇだろうが!!
「ねぇ、、これ、、開けても良い?」
おい、、ジッパーを下げるのか? それを出すのか?
「ダメよ! 今は、講演会中でしょ? 誰かに見られたらどうするのよ」
「誰も見ないよ。 そんなに心配なら、ほらっ、、こうしてコートで隠してさ、、」
と、ごそごそと音がする
おい! いくら隠しても、声が聞こえるんだよ!
くっそ、後ろを振り向いて注意してやりてぇけど、今振り向いたら変態呼ばわりされかねねぇ。
ここは、ジッと耐えるしかねぇよな?
「まあ、これなら見えないよね」
「でしょ!」
あぁ、、俺には見えねょ。 でもしっかり聞こえてんだよ!
「でさぁ、、これ、、牧野がやってくれない?」
「えっ! 私が?」
そうなるわな。 勃った物を見せるだけなら、変態以外の何者でもねぇし
「だって、、俺がするより、牧野がやった方が、上手いんだもん」
いつの間に上手くなったんだ? まあ、経験値がものを言うしなぁ
「えぇ、、今? 後でじゃ、、ダメ?」
そうだ! とにかく今は止めろ! やるなら二人っきりの所でやってくれ!
なんならF4ラウンジを貸切にしてやるからよ
「ダメ! 今が良い。 ほらっ、、手を出して」
おいおい類! 少しぐれぇ待てねぇのかよ
「もう、、少しだけだからね」
牧野! お前、、あの頃の羞恥心はどこへ行った?
ここは大講堂! みんなが集まってる場所だぞ!
しかも、お前らの真ん前に、俺がいるんだぞ!
「あっ、、すごっ、、」
「ふふっ、、でしょ~」
げっ! やり始めやがった。 しかも類の奴、、良い声出しやがって
「あんた、、、腕あげたね」
「そりゃ、、あれだけやってればね」
あれだけってどれだけやってんだよ!
「プロになれるんじゃない?」
「そこまでは、、うわっ、、次々出てくる」
おいおい、、、それって、、我慢汁だろ? すげぇなぁ、、牧野のテクってさ。
いけねっ、、俺の物もいつの間にか大きくなってきやがった
「ん、、あっ、、、そこっ、、そこをなぞって、、」
「うん、、ここでしょ? そして、、ここね」
おいおい、、お前らいい加減にしろ! そして俺の息子! お前の出番は無ぇんだから、いい加減おさまってくれ
「そうそう、、上手っ、、流石だね」
「へへっ、、、あっ、、」
「終了、、、」
終わったか、、ってか、ほんとにやりやがった
すると、講演会の方も無事終了し、各々席を立ち帰りはじめた
おっと、、こっちの講演会も、やっと終わったのか、、
しかし、、今、立てねぇよなぁ
しっかり勃ちまくりだし、、これじゃあ上手く歩けねぇ
そこへ、あきらと桜子がやってくる
「おっ、総二郎、、こんな所にいたのか」
「あぁ、、遅れてきたら、ここしか空いてなくてよぉ」
「そりゃ、、ご苦労さんだな」
と、含み笑いをする
あきらも分かっているんだろう
この場所、、つまり、バカップルのすぐ前だし、二人のいちゃいちゃ光線が飛びまくりって事ぐれぇよぉ
「んじゃ、帰ろうぜ」
「あぁ、、先に出てくれね? 俺、、ちょっと、、」
「どうかしたのか?」
「いや、、ちょっとな、、」
と、言葉を濁す
すると、後ろにいた牧野が、ひょこっと顔を出す
「どうしたの? もしかして、気分が悪いとか?」
「いや、、何でもねぇよ」
「牧野! 総二郎に近づいちゃダメ! 変な病気貰うからさ」
「えっ!」
変な病気? んなもん、、ある訳ねぇだろ!!
だいたい、お前らの方がおかしいだろうが!
「ほらっ、、総二郎ってば、いろんな女とやってるから」
「まあ、、そうだけど、、でもほんとに体調が悪いんだったら」
「大丈夫だよ。どうせここに来る前にも、女とやってたに決まってるんだからさ」
「そうかなぁ? いくらなんでも、講演会があるのに、そんなことしないでしょ?
やるなら、それが終わってからいくらでも出来るし、、」
言いたい放題な二人に、いい加減堪忍袋の緒が切れた
総二郎は、ガバッと立ち上がり、後ろを向く
「お前ら!! 勝手な事ばかり言いやがって! それを言うなら、お前らの方がおかしいだろうが! いつでもどこでも盛ってんじゃねぇよ!」
それに対し、きょとんとする二人
「何の事?」
と、類は首を傾げながら呟く
「はぁ? お前、、良くもそんな白々しい演技が出来るよな!
この講演会中、ずっとお前の下半身を露出させ、牧野に手で扱いてもらってたくせによぉ!
しかも、喘ぎ声とか出しやがって! いい加減にしろよな!」
その言葉に、あきらと桜子はもちろん、その場にいた生徒達もギョッとした顔をする
あっ、、やべっ! 興奮しすぎて、大きい声を出しちまったか?
「何の事?」
と、類は眉間にしわを寄せながら問う
こいつ、、まだ白を切るつもりか?
「お前、、ここがビンビンに勃ってるって言ったよな! しかも、牧野にやってって言いやがってよぉ! 牧野も牧野だ! プロになる腕前だとか、あれだけやってるとか、ノリノリでやるなよな! そんなにやりたければ、二人っきりの所でやれよな。」
シーンと静まり返った中、、しかも、、俺たちの所にみんなの視線が集まる中、類がポツリとつぶやいた
「総二郎、、、溜まってる?」
「はぁ? 溜まってなんかねぇよ!」
「だって、、俺達、携帯ゲームをしていただけだし、、」
「はぁ? ゲーム……」
「そう、、この講堂って、ほらっ、スマホのアンテナがビンビンに立ってるだろ!」
えっ? スマホのアンテナが、、ビンビン? 立ってる?
「だから、アプリのゲームを開いて、、それを牧野にやってもらってた訳」
あれ? ゲームを開く? ジッパーを開くじゃねェのか?
「ほらっ、可愛いキャラをなぞって消すゲームあるだろ? なぞって消すやつ、、」
あぁ、、女子が嵌ってる〇ムツムってやつだよな
「牧野は、あれの腕前がプロ級なんだよ! それをやっていただけなのに、、
ふ~~ん、、総二郎には、それが、、あれに聞こえた訳だ」
「////////」
やべぇ、、完全に誤解していたぜ
「総二郎、、、お前、、」
「西門さん、、、もしかして、最近ご無沙汰?」
と、あきらと桜子は同情の眼差しで総二郎を見る
「それに総二郎のあそこ、、、まだ膨らんでるんだけど」
ゲッ!!!
類の言葉に、咄嗟に下半身に手を置き隠す
「やだっ!! やっぱりエロ角? いや、、好色魔 ド変態?」
と、つくしはあらゆる言葉を投げかける
「だから言っただろ? 総二郎に近寄ったら、すぐに妊娠させられるってさ」
「うん、、これから気を付ける。いつでもどこでも、こんなにすぐに大きくさせるなんて、、まさかそこまでとは知らなかったし」
「だろ? 二人っきりになったら、すぐ挿入されるよ?
じゃ、、俺達は行くね。 総二郎こそ、さっさとトイレにでも行って、その暴発しそうな物を何とかしてくれば?」
と、つくしの肩を抱き寄せ、さっさと会場を後にする
そんな二人に向け、、
「お前らの会話が紛らわしいんだよ!!」
と、自身の身の潔白を示すように、大きな声で叫んだが、周りの視線はかなり痛い物だった
笑いは一日の活力♪今日も一日ハッピーに


Reverse count 94 Colorful Story 応援してね♪
- 関連記事