被虐の花 01 R あきつく
薔薇を手渡し、手に握らせる。
握らせた掌をギュッと掴む。
刺の処理をしていない薔薇は、女の掌に無数の痛みを与える。
「痛っ」
小さく女が呟いた‥
広げた真っ白な掌に、うっすらと赤い血が滲んでいる。
この女が、たまらなく愛おしい‥
大事にしたい‥傷つけたくない‥
なのに、無惨に花を散らせたい。交差した思いが俺の中を駆け巡る。
女に会う度に、女を抱く度に、感じる思い。
宝物のように大事にしたい‥そう思うのに‥
全てを壊してしまいたい。
テーブルに置かれた一輪挿しに、ブルーの薔薇を差し戻す。
それが合図のように、無言で女が、俺の前に跪く‥
征服欲が沸き上がる。止められない思いが沸き上がる。
つくしが、ベルトに手をかける
カチャッカチャッ
…ベルトをはずし、チャックを下げて、徐に口に含む。
ん‥あっ‥ん‥じゅぽっ‥ちゅ‥じゅる‥ずゅる‥
俺のを旨そうにしゃぶる。
静寂の中、淫らな音だけが響き渡る。
つくし自身も感じ始めたのだろうか?ビクンッ、ビクンッと身体が震えている…
時折、しゃぶりながら、よがり声をあげる
「‥ぁ‥あっ‥っん‥」
「しゃぶるだけで、感じる?淫らになったね」
フルフルと首をふり、耳まで赤く染めあげて、聖女が下を向く。
穢しても穢しても、穢れに染まらない女。
いつでも、正しく清らかな女。
いっそ、壊してしまいたい。そんな衝動が再び沸き上がる。
心が手に入らぬのなら、手折ってしまいたい。
つくしの全てを俺のものにしたい。出来ないのなら、滅茶苦茶に壊してしまいたい。
つくしを穢したい‥屈辱に打ち震える姿をみたい。
被虐の心が、沸き上がる。
胸を乱暴に揉みしだき、乳首を捻り上げる。
女の顔が、苦痛で歪む‥苦痛に歪む顔は
ナンテ キレイナンダ‥
自分の中に、こんなに醜く、邪な感情が渦巻いていたなんて知らなかった。
つくしの身体は、俺を惑わす。抜けるように白い肌が俺を惹き付け、離さない。
もう誰にも、渡しはしないと、つくしを抱いた日に決めた。
この肌は、何人たりにも触れさせは、しないと。
キャビネットから、アイマスクとバイブを取り出してくるよに命じる。
恥ずかしがりながらも、慣れた手つきで、アイマスクを付けて、バイブを自らの手で秘所に入れる
「あきらさん‥‥」
つくしが、スイッチを手渡してくる。
もっともっと淫らになればいいと願う
淫婦に堕ちろ、身体の快感と共に淫婦に堕ちろと願う。
スイッチをONにする。快楽に必死に耐える姿が俺を誘う。
脚が開き、仕草が淫らになって、喘ぎ声をあげている
「‥いやぁ‥やっ‥あぁ‥あっ‥‥」
逝きそうになる前に、スイッチを止める。何度も何度も‥
つくしは、見えない中で懇願する
「あきらさん‥‥‥おねがい‥逝かせて‥おね‥が‥い」
つくしを乱暴に押し倒し、パックリと開いた蜜壷に大きくなった一物を挿入する
「気持ちいいか?」
「っん‥あぁ、いい‥‥ぁっ‥いい‥っすごい‥ぁっあっ」
蜜壷を激しく揺らす度に
「あぁ“あぁ”——ぁぁああぁぁーー」
大きな嬌声が、部屋の中に谺する。
ジュボ ジュボ ズブッ ズブッ ジュポ ジュルン‥
淫らな淫らな音が、よがり声の合間合間に聞こえてくる。
つくしの愛液が、後から後から溢れ出し、太腿を伝わり落ちて行く。
愛液が、月の光に輝く‥
キラキラっと、星のしずくのように輝いている。
淫らで美しい。
「そろそろいいか‥」
「ぁぁっ‥お‥ねが‥い‥」
2人で同時に果てる‥
しばしの微睡みのあと、つくしが舌をつかい、俺のものを綺麗に舐めり取って行く‥
乳首を2本の指で力を込めて、摘まみ上げる。
「ぁっ‥痛っ」
その言葉が、心を煽動させ、再び俺のものを大きく固くしていく。
バックから、つくしを貫き、腰を振る。
つくしの真っ白な背中‥俺のものだ。
全て、全て俺のものだ‥
お前が願った俺達の関係‥
いや、俺が願ったお前との関係‥
つくしの泣きそうな顔が俺を狂わせる。
俺は壊れていく。
いいや、あの暑い暑い夏の日から
もう既に壊れている。
つくしに愛されたいと願ったあの日から‥
俺は、壊れている。
この関係は、契約にしか過ぎないのに‥
俺は、お前を狂おしい程に愛している。
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