曇天 2 あきつく
真っ青な空を見上げ、深呼吸を一つ。
一週間分の家事を終え、美作さんとの約束時間を待つ。
2時丁度に家のモニーターのチャイムがなる。
きっと美作さんだろう。早過ぎもせず、遅過ぎもしない丁度の時間
モニーターを確認すると、やっぱり美作さん
ふふっ 相変わらずなんだぁなぁー 懐かしく感じる。
「はーい。今いきまーす。」
***
「美作さんもこの辺に一人暮らしとだったとは、ビックリしたよー」
「俺も、あんまり近くてビックリしたよ。今までよく会わなかったよなぁー」
「あたし、ここに引っ越して来てまだ日が浅いんだー 美作さんは?」
「俺、もう4年になるかな? 一人暮らしも随分こなれたもんだぜ」
あぁーこの人なら難なく、色々とやるんだろうなー
どんなマンションなのかな? やっぱりセレブマンションかしら?
「ククッ、牧野相変わらず声出す癖抜けてねぇのな‥…俺が住んでるのは、反対側のタワーマンション。」
「へぇーー あそこなんだー 最初引っ越しの時、あっちも見に行ったんだよ。」
他愛もない会話をして、電車に乗る。
「美作さんが電車に乗るなんて意外だねー」
「俺、普通に会社員。電車も乗れば居酒屋も行く。」
「うふっ お店貸し切りにしちゃったり、お迎えの車ばっか乗ってた人の台詞とは、到底思えないわぁ」
「アハハっ そりゃそうだな。まぁ、親父の方針で、一般入社だよ。そりゃー電車も乗るし、居酒屋も行くさ。スーパーだって行くぜ」
「えっーーーーーー」
心の底から驚いた。美作あきらが天下のF4の一人がスーパー??って。
「普通、普通。 俺結構料理上手いんだぜ。今度ご馳走するよ。」
「へぇーーーー じゃあ変わらないのは、女癖だけ??」
「‥…アハハッハハ コホンッ お袋達には内緒なっ」
「ラジャー」
駅につき、迎えの車で美作邸へ。
相変わらずメルヘン全開のおとぎ話に出てくるようなお邸。
バラのアーチをくぐると、懐かしい顔が み、み、三つ??
絵夢ちゃん 芽夢ちゃん 夢乃さん
いやーーーーん 前にも増してパワーアップして可愛くなってる夢乃さん。
「「お姉さーまー」」
双子ちゃん達は声もぴったりに、歓迎してくれる。
うふっ お家もメルヘンだけど、中身はもっとメルヘン♡
お姫さまが2人♪ いや、3人♪ 相変わらず、可愛いーーーー♡
楽しい時が流れる。
バラの花と美味しいお菓子に囲まれて、まるでおとぎ話に紛れ込んだみたい。
「また来て下さいますよね?」
「絶対ですわよ。お姉さま」
「つくしちゃんお待ちしてるわぁー♡」
3人のお姫様に見送られ、邸を後にする。
夕焼け空がとても綺麗だ。
昼と夜の中間。
どちらにも属さず、どちらにも属している。
夕焼け空は、美作さんみたいだ。
10年前に比べて、ビックリする位綺麗になった牧野。
なのに、相変わらずくるくるよく動く表情。屈託の無い笑顔。人を包みこむような温かさを持っている。
10年の歳月なんて無かったかの様に、俺の心の中に ストン と入ってくる。
まるで、昨日も会ってたかの様に感じる。不思議な女だなーーと見つめる。
「っん?なんかついてる?」
「いや、腹減ったなぁーと思って。」
「そう言えば、そうだね。じゃ居酒屋でも行く?」
へい いらっしゃい
店員さんの元気なかけ声。女の店員さんの目は♡になっている。
美作さんと居酒屋‥…思わず笑ってしまう。
なのに、この人は不思議な人だ。
この場所に少し居ると、昔からココがなじみのお店であったかのように
違和感を感じさせないのだ。
「取りあえず、俺はビールと焼き鳥‥…牧野は何にする?」
「うーーーーん 悩んじゃうなぁー全部美味しそう♡」
ククッククッと、肩を震わせ笑う美作さん
「こんな所は変わんねーのな。」
美味しそうにビールと焼き鳥を頬張る美作さん。
「牧野、ホント旨そうに食べるなぁー」
「美作さんもね」
「「アハハっ」」
2人同時に笑いあう。
この人といる時間はなんて優しい時間なのだろう。
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2時丁度に家のモニーターのチャイムがなる。
きっと美作さんだろう。早過ぎもせず、遅過ぎもしない丁度の時間
モニーターを確認すると、やっぱり美作さん
ふふっ 相変わらずなんだぁなぁー 懐かしく感じる。
「はーい。今いきまーす。」
***
「美作さんもこの辺に一人暮らしとだったとは、ビックリしたよー」
「俺も、あんまり近くてビックリしたよ。今までよく会わなかったよなぁー」
「あたし、ここに引っ越して来てまだ日が浅いんだー 美作さんは?」
「俺、もう4年になるかな? 一人暮らしも随分こなれたもんだぜ」
あぁーこの人なら難なく、色々とやるんだろうなー
どんなマンションなのかな? やっぱりセレブマンションかしら?
「ククッ、牧野相変わらず声出す癖抜けてねぇのな‥…俺が住んでるのは、反対側のタワーマンション。」
「へぇーー あそこなんだー 最初引っ越しの時、あっちも見に行ったんだよ。」
他愛もない会話をして、電車に乗る。
「美作さんが電車に乗るなんて意外だねー」
「俺、普通に会社員。電車も乗れば居酒屋も行く。」
「うふっ お店貸し切りにしちゃったり、お迎えの車ばっか乗ってた人の台詞とは、到底思えないわぁ」
「アハハっ そりゃそうだな。まぁ、親父の方針で、一般入社だよ。そりゃー電車も乗るし、居酒屋も行くさ。スーパーだって行くぜ」
「えっーーーーーー」
心の底から驚いた。美作あきらが天下のF4の一人がスーパー??って。
「普通、普通。 俺結構料理上手いんだぜ。今度ご馳走するよ。」
「へぇーーーー じゃあ変わらないのは、女癖だけ??」
「‥…アハハッハハ コホンッ お袋達には内緒なっ」
「ラジャー」
駅につき、迎えの車で美作邸へ。
相変わらずメルヘン全開のおとぎ話に出てくるようなお邸。
バラのアーチをくぐると、懐かしい顔が み、み、三つ??
絵夢ちゃん 芽夢ちゃん 夢乃さん
いやーーーーん 前にも増してパワーアップして可愛くなってる夢乃さん。
「「お姉さーまー」」
双子ちゃん達は声もぴったりに、歓迎してくれる。
うふっ お家もメルヘンだけど、中身はもっとメルヘン♡
お姫さまが2人♪ いや、3人♪ 相変わらず、可愛いーーーー♡
楽しい時が流れる。
バラの花と美味しいお菓子に囲まれて、まるでおとぎ話に紛れ込んだみたい。
「また来て下さいますよね?」
「絶対ですわよ。お姉さま」
「つくしちゃんお待ちしてるわぁー♡」
3人のお姫様に見送られ、邸を後にする。
夕焼け空がとても綺麗だ。
昼と夜の中間。
どちらにも属さず、どちらにも属している。
夕焼け空は、美作さんみたいだ。
10年前に比べて、ビックリする位綺麗になった牧野。
なのに、相変わらずくるくるよく動く表情。屈託の無い笑顔。人を包みこむような温かさを持っている。
10年の歳月なんて無かったかの様に、俺の心の中に ストン と入ってくる。
まるで、昨日も会ってたかの様に感じる。不思議な女だなーーと見つめる。
「っん?なんかついてる?」
「いや、腹減ったなぁーと思って。」
「そう言えば、そうだね。じゃ居酒屋でも行く?」
へい いらっしゃい
店員さんの元気なかけ声。女の店員さんの目は♡になっている。
美作さんと居酒屋‥…思わず笑ってしまう。
なのに、この人は不思議な人だ。
この場所に少し居ると、昔からココがなじみのお店であったかのように
違和感を感じさせないのだ。
「取りあえず、俺はビールと焼き鳥‥…牧野は何にする?」
「うーーーーん 悩んじゃうなぁー全部美味しそう♡」
ククッククッと、肩を震わせ笑う美作さん
「こんな所は変わんねーのな。」
美味しそうにビールと焼き鳥を頬張る美作さん。
「牧野、ホント旨そうに食べるなぁー」
「美作さんもね」
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