明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

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2016

さ、く、ら、サクラ、桜 1

桜が舞い降りる‥一枚、二枚‥ひらひらと青い空を舞い降りる。あたしは、目を瞑る‥**「ね、ね、見て見て、ほらぁー 綺麗だね」あたしは、手を伸ばす。天に向けて手を伸ばす。舞い落ちる桜の花びらを掴む為に手を伸ばす。掴めそうで、掴めない。桜の花びらに手を伸ばす。「はい。」類が、あたしの頭上で花びらをキャッチする。そして、あたしに手渡してくれる。小さな小さな桜の花びら。薄い薄いピンクの花びら。一瞬白く見えるの...

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2016

桜、サクラ、さ、く、ら‥

牧野から、真っ青な空の絵葉書が届く。” 元気だよ ” そう言葉が添えられいる。文字を指でそっと撫でて、目を瞑りあの日を思い出す**牧野が手を伸ばしている。目一杯手を伸ばし花びらを掴もうとしている。「ね、ね、見て見て、ほらぁー 綺麗だね」綺麗なのは、桜の花びらよりも、牧野あんただよ。そう何度も口をついて出そうになる。言葉を呑み込む為に、俺も手を伸ばし、牧野の頭上で桜の花びらを掴む。「はい。」牧野に渡す...

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2016

舞い落ちる空の下

大河原の結婚式に呼ばれる。一瞬、躊躇したが田村がそろそろ日本に戻られる時期とも重なるので、顔見せの為に出席して下さい。と五月蝿い‥ とかく、あぁしろこうしろと、昼寝をする時間もとれやしない。胸は痛むかもしれないけれど、牧野に会えるそう思うと、少しだけワクワクする自分がいる。相変わらず女々しい。そう思う。片頬で笑って、窓辺に腰掛けながら、牧野を思う。**「つくし~」相変わらずの勢いで、滋さんが抱きつ...

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2016

空に‥舞い落ちる

空調の良く効いた部屋なのに、寒さを感じ窓の外を見る。雪が降り始めている。どうりで寒い筈だ。冬の朝、牧野が良く言ってたこんな言葉を思い出す「うーん、寒いね~絶対どっかで雪が降ってる寒さだよ。」鼻の頭を真っ赤にしながら、指先に息を吹きかけながら言ってたよね。ねぇ知ってる? この7年。あんたを牧野を思い出さない日はないよ。風に吹かれて降る雪は、あの日みた桜の花びらを思い出す。ひらり、ひらりと舞い降りてい...

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2016

さ、く、ら 舞い落ちる

「うーーーーーん、良く寝た。良く寝た。」大きく大きく背伸びする。滋さんがくれた、ファーストクラスのチケット。非情に良い寝心地とお食事で。半個室に、部屋着まで出るってどういう事?アメニティまできちんとついていて、もう感謝感謝だよ。速攻寝落ちして、食事をとって、また寝て‥ うーーんと背伸びした。うーーん。幸せと背伸びしたら、通路を挟んだ美しいご婦人と目があった。ニコッと笑って微笑む姿は、どこか類を彷彿...

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2016

ひらりひらひら‥桜が舞い降りて

「しゃくりゃ、しゃくりゃ ちれいでしゅね~」「舞ちゃん、しゃくりゃじゃないよ、さ、く、ら」「しゃ、く、りゃ ?」「ううーん、サクラだよ。桜。にぃにのさくに、らをつけるんだよ。」咲が、舞に一生懸命、教えている。「しゃくでしゅ。」舞は、得意気に言い切って、類を見つけて、走っていく。「パパ~ しゃくりゃでしゅぅよー」「まいちゃん、だからサクラだよ。サクラ。」咲が、舞を追いかけながら、言葉を訂正してる。類...

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2016

桜の花は夜光る‥

類が妖しく微笑んでいる‥あたしの手をとる。「つくし‥おいで」「あ、あ、あのね‥」「っん?」「あ、あ、あたしね‥」「っん?」そう言いながら、類の手があたしの腰にまわされ、唇があたしの耳許を這う‥「ちょ、ちょ、ちょっとタンマータンマータンマー」あたしは、叫ぶ。「あのね、あのね、あたし‥あたし‥そのぉ‥」「っん?どうしたの?」「あのね、あたし‥ごめんなさい‥しょ、しょ、処女なの‥」類が、破顔する。「なんで、謝るの...

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2016

〜Notre fleurについて〜 

2015年5月より2ヶ月弱ほど、11人でリレーコラボしたものです。un secret ~秘密~本編 本編だけでは書ききれなかった結末!それぞれ お好きな結末へ飛んでください。りおりお ver. 類つく青空心愛 ver. 総つく空色 ver. 類つくasuhana ver. 司つくmiumiu ver 総つく星香ver あきつくGipskräuter ver. 総つく蜜柑一房 ver 類つくやこ ver.司つくオダワラアキver.類つくaoi ver あきつく*リレー本編、最終話共に、拍手小話の...

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2016

un secret ~秘密~ 第1話 written by 空色

この季節にしては珍しく、何処までも澄んだ空を見上げて、今日、誘って良かったと思った。 一ヶ月程の少し長い出張から、帰って来たのだと連絡を貰ったのは、三日前。 何時もなら、お土産が在るからと誘われるのだが、 今回は、自分から誘い出した。 彼が私の為に選んでくれる嬉しいお土産が、 欲しかった訳では無い。 会いたかったのだ。…堪らなく。 道明寺とは……。 結局、四年の約束は果たされず、迎えに来てはくれなかった。 待...

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2016

un secret ~秘密~ 第2話 written by りおりお

♪~♪♪~♪~ 二人だけが共有する独特の空気感 それを引き割くかのように、突然彼女の鞄が震えはじめた 一瞬にして空気が変わった事に、少し苛立つ俺 気付けば、ぶっきらぼうに呟いていた 「出なよ、、、」 彼女は、少し困った表情になり、、 「ごめん」と呟いて、背を向けた 「はい」 <先輩、、今どちらです?> 「えっとね、、、公園?」 <と言う事は、お暇ですね> 誰と話をしているのかは分からないが、彼女がしきりに俺を見る...

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2016

un secret ~秘密~ 第3話 written by やこ

「先輩」電話の主を彷彿させる賑やかな着信音。「さ…桜子…どうしよう…」「どうしようじゃありません。先ずは電話に出なきゃ何も始まらないでしょう?」電話の主はきっと明日発売のこの雑誌を見て電話をかけてきたに違いない。通話ボタンを押すか押さないか―迷うつくしをギロリと睨む。「切れちゃいますよ、私は席をはずしますから電話に出てください」「う…うん…」腹をくくってボタンを押す。「もしもし…」「牧野か?」最後にこの...

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2016

un secret ~秘密~ 第4話 written by miumiu

そのまま西門さんに肩を抱かれたまま、西門さんが定宿にしてるホテルへ連れてこられた。 エレベーターに乗るときも西門さんは私の肩を抱き寄せ、密着したままだった。 「・・・あ・・・あのさ。その・・・」 クリーニングのためだけに、ホテルに寄るなんてことがないあたしは 戸惑って、何を言いたいのかわからなくなっていた。 あたしの頭上からそんな様子を見ていた西門さんは ニヤっとあたしに笑顔を見せる。 いつものスイート...

02

2016

un secret ~秘密~ 第5話 written by Gipskräuter

牧野を乗せて車は走り出した。 きっとさっきの電話であの人は勘違いしただろう。俺としちゃ好都合だけど、こいつはどう思ってる? 隣で俯いている牧野に視線を落とした。 表情すら見えず何を考えてるのかさっぱり分からない。こいつの事だから、突然の展開に尻込みしてるんだろう。 なぁ、牧野。 お前にはあんな風に言ったけど…。 ほんとはずっとお前を手に入れたかったんだ。 けど…。 俺がそんなことを言ったところでお前は信じな...

06

2016

un secret ~秘密~ 第6話 written by 青空心愛

玄関の扉を開けると其処にいたのはーーー 「西門さん? 一体どうして、、」 やだ 今のあたしどんな顔をしてるの? 顔が見れない。この人の顔を見た瞬間から胸のドキドキが止まらない。また西門の方もつくしの様子を見兼ねて俯いたままのつくしのおでこにぽんぽんと何かをそっと当てるのだ。 「あっ熱い―⁉ もう 何するのよー 西門さん」 つくしはおでこを押さえながら、突然の行為に一瞬何が起こったのか判らなかったのだが、...

09

2016

un secret ~秘密~ 第7話 written by 星香

【注意書き】 ここの回は暴力的表現が出てきます。 苦手な方は、ご注意、ご判断のうえ、お読み下さい。 ************************「もしもし……」 てっきり電話の主は総二郎、若しくは司だと思っていたつくし。 だが耳に届いた声は、予想したものとは異なっていた。 「牧野!? 今何処!?」 「え…類……? 今何処…って…? 家だけど…?」 -普通に朝だし、それに今日はお休みだし… 暢気にそんなことを考えていると、電話の向こうで...

13

2016

un secret ~秘密~ 第8話 written by 蜜柑一房

「_牧野っ!」 「る、るい・・っ!?」 類が部屋に飛び込んですぐ目に入ってきた光景_。 屈強な男が、下卑た笑みを零しながら牧野ににじり寄り、腕を伸ばそうとしていた。 次の瞬間__ カッ………っと頭に血が上った。 思考するよりも先に身体が動き……気がつけば、牧野を襲っていた男の首に肘打ちでも食らわせたのだろうか。ドサリ_という音とともに男の身体が崩れ落ちていた。 _危機一髪だった。 あと10分でも遅かったら牧野...

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2016

un secret ~秘密~ 第9話 written by オダワラアキ

走る車の窓から景色を見ることで、つくしの言葉1つで沸いた頭を何とか冷やす。 俺をイラつかせるのも、喜ばせるのもあんただけなんだーーー。 「類…どうかしたの?」 「具合でも悪いの?」 残念だけど、どれも違う。 どうして伝わらないんだろう。 俺が笑い掛けるのも、手を繋ぐのもあんただけなんだ。 態度で言葉で好きだと伝えているはずなのに、いつまで俺は困った時の花沢類でいればいい? しかし、きっと今は傷付けることし...

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2016

狂熱 プロローグ 

「おとん!おかん!」凪が全力疾走で向かってくる。俺達2人の宝物。つくしと2人で手を振りながら‥‥あの日の事を思い出す。2人で見た海。水面がキラキラ輝いていたっけ。隣を見れば、つくしが眩しげに海を見つめながら、俺に呟く。「また二人でヨットに乗りたいね」「あぁー そろそろ2人めも欲しいしな」耳まで赤く染めながら「‥もうっ」つくしの肩を抱きしめる。走りよってきた 凪が「あっ、おとんズルイ。なぎも、なぎも」...

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2016

狂熱 01 総つく

苦しいと、あたしの心が叫んでる。再び出逢ってしまったあの日から。苦しくて、苦しくてたまらない思いを胸に隠して、あたしは男に会うために、バーに向かう。蓮っ葉な女を気取る‥あなたに、気兼ねなく会うために。慣れないお酒を煽り、男を侍らしながら、あなたを待つ。男は、あなただけじゃないのよと。あたしは嘯うそぶきながら。ホラッ、もうじき愛しいあなたがやってくる。あなたが来ると、すぐ解る。辺り一面に光が舞い落ち...

20

2016

un secret ~秘密~ 第10話 written by aoi

「俺のとこに来るって言ってたのに、来ないから心配で類のと、こ……って、どうしたんだ牧野!?」 「お前!何泣いてんだよ」 脱出したら俺の家に集合するはずなのに、類も牧野も司も誰も来ない。 大丈夫なのか? おまけに誰にも連絡も取れなくて、みんなが無事なのか心配になったあきらは一先ず類のところに向かっていた。 その途中で泣きながら、とぼとぼと俯き歩くつくしを見つけた。 「ここじゃ目立つ、とりあえず車に乗れ」 何...

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2016

狂熱 02 総つく

カランコロン いつもの待ち合わせ場所、いいや待ち合わせなどしていない。だけど、気がつけば、決められたように俺は マドネスに向かっている。何度も行かないようにした筈なのに、気がつけば、急くように走り出している。遊んでる女の振りをしながら、俺を待つ女がいる場所に。蓮っ葉な女を気取り、男を侍らしている。お前は、花だ。美しく気高い花だ。男達はお前の周りに蝶の様に群がり、蜜を奪おうとしている。振りだと解って...

21

2016

狂熱 03 総つく

RRRR‥スマホの音が鳴り響く「っん?」時計を見ると、まだ朝の5時半‥こんな時間に誰?手探りで、スマホを探す。‥はい‥‥寝ぼけた頭でスマホに出ると、妙に明るい声が聞こえてくる。「ヨッ、これから30分で迎えに行くから、海行く準備しとけ」えっ と言う暇もなく‥切られる電話‥相変わらず‥自分勝手なんだから‥身勝手さに怒るふりをしながらも、心の中は喜びに溢れていくのをあたしは知っている。ホラッ、鏡に映るあたしは、とっ...

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2016

un secret ~秘密~ 第11話 written by asuhana

車に揺られ、あたしは、ここ数日の出来事を反芻する。ううん。ここ数年の自分と向き合う。自分と向き合う‥ ずっとずっと避けてきた。傷つけるのが怖いから‥ 違う‥自分が傷つくのが怖いから。猾いな、あたし‥‥‥ 無意識に、指を噛む。強く強く指を噛む‥‥みんなと仲良くいたい。それはダメなの?答えを出さなきゃいけないことなの?あたしの心は、決まっているんじゃないかと、桜子は言っていたけど‥ 決まっているわけない。うう...

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2016

un secret ~秘密~ 最終話 りおりおver.  前編

美作さんが作ってくれたXYZのカクテル その白い色が、今の私を現している まだ、、誰の色にも染まっていない色だから そして、道明寺には赤のキールロワイヤル、類には青のブルーラグーン、西門さんには緑のグラスホッパー、美作さん自身は黄のマタドールを作り配った 皆に、カクテルが行き渡った所で宣言する つ 「とにかく、皆の気持ちはよく分かったから。    そして、、、   自分が今までその気持ちに、 真剣に向き合...

27

2016

un secret ~秘密~ 最終話 りおりおver.後編

10:00、、 09:59、、 09:58、、、 北 「はい、、スタートが切って落とされたわ」 その言葉が意味する者は、幾ら鈍感と言われるつくしにも直ぐに分かった なぜなら、目の前の数字が、カウントダウンを始めているのだから、、 09:49、、 09:48、、 09:47、、、 北 「このままドカ~ンでも良かったんだけど、それだとスリルが無いでしょ?    だから、、ちょっとチャンスを上げるわ」 つ 「チャ...

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2016

un secret ~秘密~ 最終話 青空心愛 ver

あれから幾度の年月が過ぎ去ったのだろうかぁー? 不思議だった。あれほど悩み苦しんだのだが意外にもそのあとの自分の立ち直りがあっけなくて驚いていたのだから。。 そう 自分は誰も選べなかったのである。。 F4こと  道明寺司  西門総二郎 美作あきら そして 花沢類。。 類。。ずきっと自分の心臓を一気に剣が突き刺さるのが分かるぐらいなのだから、、類からの真剣な告白、、嬉しかったが、、あの後の行為がやはり...

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2016

un secret ~秘密~ 最終話 空色 ver.

あの時……、 あたしは、あたしの幸せを見つける為に、 あたしの一番を見つける為に、 宣戦布告を受けて立つ宣言をした。 「ね、牧野。これ良く写ってるよね?」 「……………。」 「あっ、もうちょっと、こっち側の角度からの方が良かったかな?」 「………………。」 「でも、大丈夫。全部綺麗に撮れてるよね。」 「……………………。」 「ね、牧野…「あの、」」 「ん?」 「あのさ…。」 「何?」 「これは、何?」 「ん?……明日発売の週刊誌?」 「…...

30

2016

un secret ~秘密~ 最終話 asuhana ver.

人は死ぬ時に、走馬灯を見ると言う‥一瞬で、人生の全てをみると言う。死ぬ時‥この男の顔がみたい。ううん。この男の顔だけでいい。そう思えた瞬間‥あたしは、目の前の男に、もう一度恋をした。「うふふっ」突然笑い出したあたしに「どうした?」怪訝な顔で、あんたが聞いてくる。どうもしないよ‥そう、あたしは答える。恥ずかしくて、言えないよね‥ずっとずっと‥アンタが好きだなんて‥笑いを噛み締めるあたしに、「ったく、何考え...

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2016

un secret ~秘密~ 最終話 miumiu ver 前編

あの宣言の後、道明寺と類が私に会いに会社に来る。そして美作さんとは職場で顔を合わせる機会がある。全員をきちんと友達ではなく男性として見て誰を選ぶか?私はもう逃げずにキチンと向き合うと決めたし、彼らもビシバシアタック駆けるっていってたからしょうがないの事なのかもしれないけど・・・だからって、毎日毎日、会社の正門前で待たれても・・・困るんだよね。道明寺も、花沢類もただそこに立っているだけで目立つ人な自...

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2016

un secret ~秘密~ 最終話 miumiu ver 後編

あの茶会の後から、西門さんとの連絡が途絶えていた。普段は西門さんから、お稽古の日程についての連絡や、今度私が行きたいところに連れて行ってくれるための予定についての連絡が来ていたのに・・・。急遽の出張で、2週間ほど海外に出張に行っていた私は、今度のお稽古についての日程が西門さんと調整できずにいた。そして2週間の出張を終えて、東京に戻ってきても西門さんから稽古の日についての連絡がこなかった。おかしいなぁ...