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2017
ありがとうございました.....あぁ昇天!
100日間、Colorful Storyにお付き合い下さいまして有り難うございました。お話を書いて下さった皆さんお話を読んで下さった皆さん大変有り難うございました。お気に入りのストーリーは見つかりましたでしょうか?楽しかった〜♪またやりたい〜は、絶対にないですが(笑)皆さんのお陰で楽しい100日間を過ごすことが出来ました。100の愛と感謝ともう一つプラスに愛をこめてasu で、で、で、 あーーー昇...
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2017
No.100 始まりの時 司つく
花が舞い、色とりどりの風船が空に飛んでいく。「おめでとうーー」至る所から声がかかる。リンゴンカンコーン 幸せの鐘が大きく大きく鳴り響いている。隣りを見れば、好奇心に満ち溢れた瞳のお前が俺を見て俺等二人は見つめ合う。ヒュゥーヒュゥーッと3人からの口笛が鳴れば、牧野は真っ赤に頬染めて手で顔を扇いでる。そんな顔が相変わらずで愛おしくて、俺はお前を抱き上げる。「ちょっ、ちょっ、道明寺」なんて言って暴れてる...
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2017
No.099 生まれ変わったら花沢類でした 類つく
「類坊ちゃん、お目覚めの時間でございます」 カーテンが開かれる。眩い光が俺の頬に差す。 朝起きたら俺は俺になっていた。 うんっ?意味が解らないって? そりゃそうだよね。 うんっ。どっか違う時空間の俺になってたんだ。 あっ、所謂 転生ってやつ? うん、そう転生ってやつ。 余計解らないって。うん。俺も最初意味解らなくて、もう一度ベッドに潜り込んで寝たくらいだ。 それなのになんで気が付いたかって?...
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2017
No.098 愛し~うつくし~ 総つく
「つくし様、ここはもう宜しゅうございますので」 「私達の仕事もなくなりますしそろそろ」 「平気、平気。ホラッ、仕事がなくなったら皆でお三時にしましょうよ。あっ、なんなら後で井川屋さんで鯛焼き買って来るけど」 「ありがとうございます……でも、そろそろお稽古に戻らないと……横田さんがお怒りになられるかと……それに若宗匠もそろそろお帰りになりますし」 「...
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2017
No.097 サプライズ あきつく
「筑紫君、ちゃんと話し聞いてる?」 「あっ、はい。すみません」 真っ赤になりながらモジモジしてる__筑紫君……俺は何でか面接の時から、この子のことが気になって仕方ない。 一緒に面接に来た〝ノブ〟彼は間違いなく売れっ子になると直感した。 その直感は正しく、瞬く間に〝ミラージュ〟のNo.3に躍り出ている。 だけど__俺の目を奪ったのは、筑紫君だった。 いやっ、俺、断じてゲイじゃない&helli...
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2017
No.096 一日の終わりに byこ茶子さま
Special Thanks 君を愛するために~花より男子二次小説~ こ茶子さま 一日の終わり あんたと過ごす時間が あたしにとって一番の 明日への活力...
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2017
No.095 DOPPEL あきつく
タクシーに手を挙げる。「………までお願いします」 肩を抱く酔っぱらい女性を車に押し込めて、にこやかに笑って手を振れば 「ノブさ〜ん、つくし君〜またね〜」 車の中の女性達が騒ぎながら手を振っている。 「今日は、有り難うございました。ではまたミラージュでお待ちしています」 隣りでノブちゃんが艶やかに笑っている。車が見えなくなった途端煌びやかな衣装を翻し、店に入っていくのをあたしは追い掛ける。 責任者の館さんに...
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2017
No.094 満を持して 総つく
「だ、だ、ダメーー」 「何でダメだ?」 「ダメだから」 「夫婦は隠し事しちゃいけないって言ったのつくしだぞ?」 「そ、そ、そうだけど__ダメはダメ」 そう言いながら必死に俺から何かを隠そうとしている 「あっ、横田」 「えっ」 つくしは、慌てて佇まいを正してペコリとお辞儀を一つした。 シュッ その隙につくしの手から小さな袋を奪い取る。 「あぁーーーーーーーー...
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2017
No.093 キュンキュン 類つく
「コレ、すっごい、好き」この頃の牧野の口癖。「ふ〜ん。どんな所が好きなの?」「あのね、色でしょ。形でしょ。でもってなんとも言えない感じ?」「何とも言えない感じってどんな感じ?」問い返せば「うーーん。 何とも言えない感じだから何とも言えないみたいなっ?」俺の質問に質問系で答えてからクスクスと笑う。「あっ、類にもあるでしょ?何とも言えないけど……凄い好きっていうのが。理由を付けようと思えば付けれるけど」...
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2017
No.092 夢、夢、ドリーム 司つく
雄叫びを上げたあと__ バッチーンッ 大きな平手打ちの音が店内に鳴り響いた。 つくしが上げた雄叫びに注視していた人々の視線が二人に注がれ動きが止まる。 まるで『時間よ止まれ』的な感じで__いやっ『だるまさんが転んだ』的な感じで? 「ちょっ、おまっ 何すんだっ」 司が頬を押さえながら声を荒げる。 いつもの通り威勢よく言い返してくると思っていた司が見たものは、ウサギみたいに目を真っ赤にさせなが...
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2017
No.091 大きな愛で by Gipskräuterさま
Special Thanks gypsophila room Gipskräuterさま大きな愛で 全てを包もう 大きな愛で 見守ろう...
08
2017
No.090 シェア あきつく
待ち合わせの場所につけば大きく大きく手を振りながらつくしが近づいて来る。「あきらー」嬉しそうに俺の名前を呼びながら。なぁつくし、知らないだろう?この瞬間、俺が途方もない幸せに包まれることを。ポスンッと助手席に座り込み「今日は車なんだね。なんだかブルジョワ気分」思わず苦笑いが漏れる……「だよなっ」「うん。だよね」下を向いてクスクス笑いながら「美作部長は不思議ですね〜。一流企業の御曹司なのに贅沢が似合い...
07
2017
No.089 おさな妻 総つく
ちょこまかちょこまか 前を歩いたり後ろを歩いたり__本当に目が離せない。「総ちゃん、総ちゃん、見て見て雪割草だよ。可愛いね」紫に咲く小さな花を見つけて嬉しそうに見つめている。手を伸ばし手折ろうとすれば「見てるだけで充分だよ」クルリと振り向いて笑って言う。なぁ、つくし貪欲になれよ。そんな言葉が口を吐いて出そうになる。「あっ、総ちゃん 総ちゃん 焼き芋屋さんだって」たったか駆け出して焼き芋屋の親父を呼...
06
2017
No.088 アッチョンブリケ 類つく
ヨシッ 目を閉じて気合いを入れる。トントンッ ドアをノックする。「花沢専務、失礼致します」カーテンを開けながら「花沢専務、朝ですよ。朝ですよ。気持ちいい朝ですよ」声をかける。当然というか何と言うかそんな言葉で起きるワケがない。「花沢専務————— 朝ですよぉー 朝ですよぉー」もう一度優しくさっきより大きな声を掛けるけど、ピクリともしやしない。仕方がないので次の一手に出る事にした。先ずは「ジャァーーン」...
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2017
No.087 恋、始まる 司つく
恋、始まる。中吊り広告の雑誌記事の見出しが、つくしの目に飛び込んで来た。「うわっ、なんてタイムリーな記事♡」電車から吐き出された瞬間、身体がウキッ♪ 口許がウフッ♪ となって駅の売店に駆け込んだ。「おはようございまーす」朝からつくしは元気いっぱいにお盆を片手に専務室を訪れる。「おっ、今日は珍しくご機嫌だな。また貝柱だったけ?立ったのか。ったく、ホントお前安上がりだよなぁ」そんな言葉で嬉し気につくしを...
04
2017
No.086 フォンダンショコラ by四葉さま
Special Thanks ツクヅクシ 四葉さまとろ~り とろとろフォンダンショコラ ほろり苦くて甘~いフォンダンショコラ...
03
2017
No.085 胸をはる あきつく
雨上がりの匂いが嗅ぎたくてベランダに出て月を眺めるふわりっ あきらの両手があたしの身体を包み込む。あきらの左手に右手を添える。なんでもないのに幸せで暖かな温もりが身体に心に伝わってくる。「月、綺麗だね」「月、綺麗だな」言葉が重なり二人でクスリと笑う。「幸せだな」「幸せだね」気持ちが重なり愛に包まれる。「寒くない?」「うーーーん、ちょっと寒くなってきた…かなっ」「じゃぁ、そろそろ部屋、入ろう」あたし...
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2017
No.084 暁 総つく
魑魅魍魎の世界__夜叉が蠢く。眠れぬ夜、心を落ち着けるために茶を点てる。茶筅を回せば……ざわついていた心が己の中の夜叉が凪いでいく。和蠟燭の灯りの元で夜明けを待つ様に茶を点てていくゆっくりと茶を点てれば、闇は光をつれて来る。闇の先に光があるように、光の先に闇がある。メビウスの輪のように光と闇は境目がなく混ざり合っている。総二郎の頬がほんの少し弛み「お入りなさい」障子の向こうの人影に声を掛ける。スゥッ...
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2017
No.083 よきにはからえ 類つく
ここは、とある江戸藩邸上屋敷「……若、若様、若様」測用人の田村が若様を必死に探しまわっている。「うーーん、中々もってココは騒がしいよね」ゆっくりと立ち上がり、着流しに着替えた若君は、達筆な文字で《田村、よきにはからえ》 文を残し今日も今日とて江戸城に繰り出した。登城日以外は、午前中に行われる政務が済んでしまえば将軍様と違って暇なのだ。いやっ、有能な譜代大名の父の後を継ぐ為に___本来なら暇なんて言っ...
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2017
No.082 幸せ 司つく
恋の色は何色だろう?引き出しからベビーピンクのグロスを取り出して唇に塗る。幼かった自分を思い出して笑いが零れる。デートの時、あたしの唇にはこの色のグロスをよく付けていた筈だ。少しでも可愛く、綺麗に見られたくって。うふふっ 可愛かったなぁー あたし。アレッ?それなのに……なんで付けなくなったんだっけ? あっ!! そうだ___「なぁ、前から一度言おうと思ったんだけど、お前天麩羅食ったあとはちゃんと口拭い...
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2017
No.081 駆け引き by miumiuさま
Special Thanks おとなのおとぎばなし miumiuさまあなたを手に入れるそう決めた だから罠をしかける にっこりと笑顔をまとって...
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2017
No.080 鯛焼き あきつく
傘をクルクルと回しながら小雨の降る中を楽しそうに歩いている女の子が一人。あまりもその様が幸せそうで、タバコ屋の源さんが、角の肉屋のモーリーさんが、お茶屋の米さんが、そして男の子が女の子を見る。「おっ、つくしちゃん! 随分とご機嫌さんだな」そう声をかけたのは、青年団の団長で鯛焼き屋の店主政まささん。「こんにちはっ。あっ、あのね、あのね、見て見て ジャーーーン。なんと、なんと野鳥の会の長靴なんだよ」「...
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2017
No.079 居候 総つく
ツゥゥッーーーーと秘色色*ひそくいろの着物から出る白い手首に指を這わせる。「ウグッ、ウグッ、ダ、ダ、ダメ、__こ、こ、降参」そう叫んだあとゲラゲラ笑ってる女__俺の許嫁の牧野つくし17才。はっきり言おう。目の前の女は品も美貌もない。ついでに言うとお茶のおの字も良くわかってないような奴だ。俺のうちは所謂由緒正しい家柄って奴だ。まぁなんだ家柄が服着て歩いてるみたいなもんだ。加えて俺は、次期家元で自分で言...
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2017
No.078 クワズイモ 類つく
クワズイモがユラユラと陽の光を浴びて揺らめいている。あまりにもお陽様がポカポカと暖かくて「ふわぁっ~」大きな欠伸を一つした。プルプルッンと子犬のように首を振り眠気を飛ばす努力をした。いつもなら忙しい時間帯なのに、つくしのボスの桜木会長は、何やらお昼過ぎから〝野暮用〟とやらで忙しいようで…...ポッカリと穴が開いた様に暇を持て余しているのだ。夕方には打ち合わせの会食も控えているので帰宅するわけにも行かず...
26
2017
No.077 50/50 司つく
朝が始まる。「髪型 ヨシッ!」「服装 ヨシッ!」「顔 う〜ん 今日も可愛い ヨシッ!」ニッコリ姿見の前で笑って「行ってきまーす」大きな声で叫んで家を出た。オンボロ自転車に跨がって「いざ行かん!」何をそんなに気合い入れてるかって? 戦いよ戦い。うんっ?何との戦いかって___それ聞く? 聞いちゃうんだーー?「牧野————」コレコレ、あたしの名前を偉そうに呼ぶこの男との戦い。毎朝、毎朝、よーくこんなに色々見...
25
2017
No.076 何度でも・・・恋をする。 by Happyending さま
Special Thanks With a Happy Ending Happyendingさま恋を愛を奏でた分だけ 俺はお前に惹かれ続ける...
24
2017
No.075 再び あきつく
鉛色の空からぽつぽつと雨が降り出している。店の中には、一昨年流行ったラブソングがBGMで流れている。つくしは、読み止しの本を閉じ、何かを思い出す様に頬杖をつきながら「ふふっ」楽しくて堪らないと言った顔をして小さく笑った。カランコローン カラン昔懐かしいカウベルの音と共にドアが開いて、男が一人店の中に入って来る。ゆっくりと辺りを見回してからつくしを見つける。彼女の姿を見つけた彼の瞳は幸せ色に満ちていく...
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2017
No.074 幸せ 総つく
「ゲホッ ゲホッ……」ゾクゾクとした寒さが突如背中を襲う。「大丈夫?」俺の顔を覗き込む様につくしの瞳が俺を見る。〝大丈夫だ〟そう答える前にガタガタと寒気が襲って来る。「——っずぅぅーー かなり寒い」「これから熱が出て来るのかしら?あとの準備はやっておくから__」「あぁ、悪いが宜しく頼む」日の高いうちからベッドに潜り込み目を瞑る。熱が上がる前なのだろう。身体の芯が寒くて寒くてたまらない。身体中が燃えるよ...
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2017
No.073 暗闇と薄明と 類つく
少年は、全て呑み込まされてしまいそうな暗闇が嫌いだった。夜が来る度、膝を抱えながら暗闇に怯えた。淋しく淋しくて震える自分を抱き締めた。真っ暗闇が怖くて、怖くて部屋中の灯りを点けながら眠った。いつからだろう? 暗闇が怖くなくなったのはいつからだろう? 幸せな気持ちさえ抱く様になったのは___夜中に目が覚めて__暗がりの中類の手はつくしを捜す。いつもと変わらぬ温もりに安堵して起き上がり、ほんの少しだけ...
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2017
No.072 ダイタンのたがも 司つく
「おーたん、ちってましゅか?」小っこいのが小鼻をひくつかせ顎先をクイッとしゃくりあげながら言ってくる。「っん?なにがだ?」「ダイたんたがも でしゅ」ダイたん? ダイたんとは? しかも たがも……ココは下手に返事をしてはイケナイ。小っこいのと付き合う鉄則だ。うーーん、新しい年になって、俺もまた一つ賢くなったな。シミジミとシミジミと頷く。「おーたん ちらないんでしゅか?」横目で俺をみながら含み笑いを浮か...