明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

06

2015

ヤドリギの下  類つく

牧野つくし 22歳 ただいま社会人一年生。毎日、毎日...目の前の事を我武者羅にただただこなす。失敗だらけの連続に、トホホの毎日もやっと過ぎ少しだけ落ち着いてきた10月だったのに...ちょこっとだけ戦力になるようになったあたしは (エヘンっ)諸先輩方から...「牧野ーーーー」「つくしちゃーんこっち手伝って」「牧野さーん」「つくし、こっちもだ」仕事を目一杯頼まれる。明らかにキャパ超えてない?と思うの...

25

2015

あのさぁ  類つく

ねぇ牧野、俺あんたのこと好きだよ。うたた寝している牧野にそう呟きながら、一緒に寝転んだ。あんたは、いつも子供みたいに無防備で、その無防備さが俺を悩ませる。「ふわぁ~」いつの間にか、類のベットでうたた寝していたあたし。隣には、いつものように可愛い子猫ちゃん。いやいや大きな天使くん陽の光でキラキラ光る類の髪の毛を、ゆっくりと撫でてみる。ねぇ類、あたし類が好きだよ。 小さく囁く友達以上、恋人未満。それ以...

28

2015

不惑 魅惑 困惑 蠱惑   類つく

不惑の四十‥…人は言う。40を迎えたら本当に悩みはなくなるの?あたしは悩んでばかりの39才最終日。ふぅーーー あたしの人生。なんなんだ。道明寺に振り回され踊らされ続けた、10代、20代ジェットコースターのような恋の終焉は、実にあっけなく終わってしまって仕事に没頭して、気が付いてみたら30代に突入していて、ちょろっと恋もしてみたけれどいつの間にやら終わっていて、気が付けば、40の誕生日を一緒に祝おうとの約束も...

17

2016

妻は何かを隠してる 類つく

気が付いたのは、ベットの上...いつもなら、スヤスヤ夢の中のつくし。いったん眠ると、朝までぐっすり寝てしまうのに窓の外を見ながら、物思いに耽っている。物思いに耽る姿が、あまりにも艶めかしくて...何だか見てはいけないものを見てしまったようで、俺は慌てて目を閉じる。朝、目覚めると...アレ? 俺夢でも見たかな? そんな事を思うほど、いつも通りのつくしがいる。ねぇ、つくし。あんたが物思いに耽るのは、何が原因?...

22

2016

Yes, I know  類つく

「だから、言ってるよね?」はい、はい‥ その言葉は、昨日も聞きました。「ねぇ、ちゃんと聞いてる?」はい、はい‥ 耳にタコが出来るほど、聞いておりますが。これ以上どうしろと?「もう、田村には伝えてあるから」へっ?それってどういう事?「明日から昼間は、佳代に来て貰うからね。」ニコッと笑う、旦那さま‥‥ってか、田村さんに伝えてある?佳代さんに来て貰う?えっ、えっ、えぇーーーー「ちょっ、ちょっ、ちょっとタンマ...

01

2016

もう一度‥恋をした 類つく

あいつはあたしの恋泥棒。とっくに過去の恋だと思っていたのに、また出逢って、類の瞳に恋をした。類の瞳は恋泥棒。あたしの心を虜にする。あんたは俺の恋泥棒。昔も今も俺の心は牧野でいっぱい。あんたに出逢って、なぁんだ〜 世の中って楽しいじゃんって知ったんだ。それから何年経つんだろうね?やっぱり、牧野あんたがいると世の中が楽しくなる。毎日、ハッピーだねって叫びたくなる。俺、知ってるんだ。もうじき牧野が素直に...

02

2016

〜たったひとつのもの〜 

娘が嫁ぐ日に、父は、母は、何を思い何を懐かしむのだろう?さてさて‥‥花沢家の2人を、ちょっと覗いてみましょうか。「乃恵、考え直すなら、まだ間に合うぞ」「‥パパ‥」「類が、そんなんじゃ乃恵が安心してお嫁にいけないでしょ?」「じゃぁ、行かなきゃいいよ‥ つくしは、貴史でOKなの?」「貴史くん‥いい子よ。優しいし、乃恵の事大事にしてくれるし」不服そうに、類が、あぁだ、こうだ文句を言い、つくしが慰める。もうかれこ...

20

2016

夏だから 類つく

「ふうぅーーココは、天国だね」手でパタパタと顔を扇ぎながら、机に打っ臥している。パタパタとしていた音が消え‥た?っん?読みかけの本から顔をあげれば、あははっ‥幸せそうな顔で俯せのまま寝ている。気持ち良さそうな寝顔を見ていたら‥いつの間にか俺も微睡んでいた。カァーッ カァッー 日が暮れてようやくカラスも活動を始めたのか、鳴いている。それにしては、やけに近いなぁーゆっくりと顔を上げれば‥「カァッー カァッ...

21

2016

生々世々 類つく

夏祭りをお題に♪上を向いて歩こう 青空心愛さま と 夏祭り2人コラボ♪ ほのぼのハピエンを♪♪目指してー♪...

10

2016

スタートライン 前編

物事には何でも始まりがあるんだよ。そう言ったのは誰だったのだろう?だったら、この気持ちはどこからが始まり?幸せそうに微睡む愛しい女を眺めながら、俺は考える。頬をツンっと指で押す。ムニュっとした感覚が指先に伝わってくる。白い白い肌‥‥いや、夏だ、プールだ!海だ!で、今は日焼けで真っ赤の肌。ククッ、お風呂に入る時‥ギャァーギャァー叫んでたよね。日焼け止め塗ってあげるって言ってるのに、他の人が見てるから嫌...

10

2016

スタートライン 後編

「王子様」なんて声が聞こえて……あっ、牧野起きたんだーなんて思ったら、俺の顔を見つめて、頬を触る。牧野の指先の感覚を楽しみたくて、眠ったふりをする。俺の名前を呼んだあとに、ピタッと俺にくっ付いた。牧野の香りが俺の脳天を直撃する。クラクラクラクラ次に聞こえてきたのは、大きな溜息とダダ漏れの独り言。溜息がもう一度聞こえてきた瞬間……「つくし」名前を呼び抱き締めていた。もう、歯止めはきかない。髪をかき上げ、...

11

2016

愛してる。前編 類つく

愛してる。愛してる。愛してる。幾つもの愛してるを伝えれば、全ての愛が心が伝わるのだろう?あんたの寝顔を見る度に、蕩けそうな幸福感に包まれる。共に‥‥‥不安な気持ちがやってくる。あんたが、俺を再び愛してくれた様に、再び違う男を愛するんじゃないかってね。より好きな方が‥‥もつ気持ち。多分、永遠にもち続ける不安な気持ち。あんたにこんな事言ったら、眉をしかめて頬を膨プクッ~と膨らませてて「あたしが好きなのは、...

11

2016

愛してる。後編 類つく

あたしの愛する夫は、ビー玉色の瞳をもった王子様。初めて見た時から、あなたは、あたしの王子様。いつでも、あたしを見守ってくれる王子様。沢山沢山の事を乗り越えて来れたのは、あなたのお陰。気が付けば、いつも傍にいてくれるあなたに、もう一度恋をしていた。だけど‥‥もう一歩が踏み込めないで‥‥心にブレーキがかかったままに時が過ぎていた。気が付いて、その瞳であたしを見て、その手であたしに触れて、その唇で‥‥日毎に気...

14

2016

空色 類つく

少女は、小ちゃな頃から空を見上げるのが好きだった。空には、色んな空がある。どこまでも晴れ渡った雲一つない空モクモク雲がいっぱいの空今にも雨が降りそうな曇天の空凄まじい雷雨の空しとしと雨が降り続ける空夕焼け色の空、星空、月夜の空どこか似ていて、それでもちょっとずつ違って、一日とて同じ空には出会えない。初めて恋をした日の空をいまでも少女は覚えてる__それは、キラキラと光った空だった。とってもとってもキ...

10

2017

恋心 前編

行かないで、その言葉が言えずにあたしは笑って「お幸せに」そう言った。いつかまた笑って会えるように‥‥‥恋心を葬りあなたのもとを去ったんだ。ザーザーザーザーザーザー 波が行ったりきたりを繰り返している。夏を終えた海は、どこかもの哀しさでいっぱいだ。幼子が笑いながら波打ち際を駆け回っている。遠い日に、想いを馳せる‥‥あの日、あの時のあたしに想いを馳せる。辛く苦しかったあの日。恋心を失ったあたし息をするので...

10

2017

恋心 後編

「失礼致します」挨拶をして、部屋に入る。目の前には、やけににこやかな医院長。「おぉー牧野先生。これはこれはお疲れさまです。さぁさぁどうぞ」なんて言われながら、ロゼッタのチョコレートケーキが目の前に置かれる。「さぁさぁ、どうぞどうぞ」ロゼッタのチョコレートケーキなら‥チョコ棒にとって変わっても遜色がない。 ぐふふっなんて思いながら、挨拶もそこそこにフォークに手を伸ばす。《ではでは、頂きまーす》 パク...

20

2017

春風 前編 類つく

風が吹く。まっさらな風が吹く。「うーーーーん」背伸びを一つして立ち上がった。パンッパンッ両手でお尻についた草を払ったあと、後方確認、左右確認をした後___息を目一杯吸い込んで「_______」大声で叫んだあと、パシンッと頬を一つ叩いてから、乙女椿の木の横に止めた自転車に跨がった。香らない筈の乙女椿の香りがふわりと立ち上り鼻腔を刺激した気がした。いつもの様に、風が、音が、景色が、つくしの横を通り過ぎ...

20

2017

春風 後編 類つく

ビクンッ 指先から伝わる熱で、あの日のことを思い出し、つくしの心が愛で震えた。類がフランスに発つ前の日、いつものように類に髪の毛を切ってもらい___そして、つくしは類に抱かれた。類は、つくしの髪に触れながら「俺さ、一年経ったら帰って来るって言ったよね? 一生一緒にいる。もう離さないって言ったよね?それなのに、なんでいなくなったの?」つくしは、ギュッと両手を握り締めながら、擦れた声で「それが、その思...