明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

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27

2016

白線 60 fin

父親に手をひかれ、バージンロードを歩いている‥花嫁あははっ、今日は、ミシェレの嫁とミシェレの結婚式だ。隣で、つくしと母さんが泣いている「ノエルちゃん綺麗」2人で同じ事を呟きながら‥ライスシャワーが降り注ぐ中、ブーケトス…つくしの胸にヒットする。嬉しそうにハニカムつくし。その姿が、可愛くてクラクラする。レストランに移動しながら俺の前を2人が歩く「yasuも綺麗だったよね~もう、うっとりしちゃったもん」「リ...

26

2016

白線 59R

「幸せだぁー」目の前で、大口開けて屈託なく笑うつくし。会わなかった2年‥すっかりやり手社長になってるのに‥大口開けて笑う姿は‥5年ぶりに見る屈託の無いつくしで、出会った頃の元気いっぱいのつくしに戻っていてこの笑顔、それさえあれば何にも要らない。「ねぇ、つくし‥」「っん?」俺の膝の上につくしを乗せて抱き締める。それだけで、脳みそが蕩けそうになる‥麻薬の様な女‥ 俺はつくしの身体に溺れている。つくしの耳朶を...

25

2016

白線 58

母さんの話しが終わり‥‥「類は、どうするの?」真っ直ぐな瞳で、そう聞かれた。「っん?つくしと共に暮らす」答えはシンプルだ。好きな女と一緒の時を刻んで生きていく。それだけだ‥「そっか、類は大人になったんだね。あぁーあ残念! もっと少年だった頃の類と話したかったなぁー」泣き笑いの表情で、俺に言う。刹那‥俺は思い出す‥3人で手を繋いだ日々を。母さんと2人でピアノを連打した日々を。テディと一緒に、子守唄で眠りに...

24

2016

白線 57

リリィ? 俺の頭は、ハテナのマークで埋め尽くされる‥「リリィって誰?」ミシェレに聞くと‥ 「あぁ」とか「まぁそのなんだ」とか言いつつ、曖昧に笑って誤摩化そうとする。「あんた、ミシェレの彼女?」「あっ、はい。来月結婚する事になってます」「ふーん。リリィって誰?」ミシェレの嫁に聞く‥ 「あのぉ、そのぉ‥Lysの社長でし‥」Lysの社長? へぇっー それって誰だよ?京極と、和也を見る‥ 明後日の方角を見てやがる。絶...

23

2016

白線 56

「牧野さん、なんだか緊張してきました」「隼人さん、なんだか緊張してきました」言葉が、重なり2人で顔を見合わせ笑い合う。「隼人さん、もう一度スマホ見せましょうか?」「牧野さん、大丈夫です‥それより、類が花沢を辞める時に言った啖呵お教えしましょうか?」「うーん、ここまで我慢したので、直接本人に聞きます」類とyasu2人のいる場所に着くまでの時間、あたしと隼人さんの胸は高鳴りっぱなしで、お互いに変な連帯意識が...

22

2016

白線 55

「うん。確かに、隼人さんはウツケですね」「ウツケ‥?」あたしは、微笑みながら言葉を紡ぐ。あなたの一番の愚かさは、自分が最低だと思っているのにも関わらず、それを正さない事だと。目の前の、ウツケモノは 『正したら百合亜は、類は、戻ってくれるのか?』あたしに、問うてくる。「そんな事は、あたしには解りません。あたしは百合亜さんでも、類でもないですから‥」だけどやって見なければ、動いてみなければ解らない‥とあ...

21

2016

白線 54

「ハジメマシテ、コンニチハ」心の中で、yasuの思い人の隼人さんに挨拶を告げてから、真っ直ぐに目の前の人を見る。「お会いになりたいですか?」隼人さんは、言葉を返さない。ご無礼をお許し下さい。そう前置きをして、あたしは隼人さんに話しかける。あたし、花沢社長の事は、これぽっちもいい印象なんて持った事ないんですが‥と言うよりも、 “性欲処理” なんて言われて、札束で頬を叩かれた女ですから、はっきり言って、嫌い...

20

2016

白線 53

重厚な扉の向こうに、花沢隼人氏がいる。そう考えると不謹慎ながら、あたしはワクワクしてしまった。だって、yasuが未だに惚れてる相手なんだよ。ワクワクするなって方が無理だよね。茜氏がドアをノックする。「どうぞお入り下さい」声と共に、部屋に通される。目の前に現れたのは、類?ううん。類にしてはダンディになってる花沢社長で‥ ‥あたしは一目で隼人氏に好意を持ってしまった。うーーん。ハンサムって得だな~なんて思い...

19

2016

白線 52

朝陽が燦々と差している。うーーん。大きく背伸びを一つする。ベッドから飛び降りて、シャワーを浴びたら、トワレをつける。yasuの薫りで、あたしの薫り。素肌にシャツを羽織り、モーニングを頂く。うーん。今日も元気だ、ご飯が美味しい。身支度をして、鏡の前で、点検だ。髪   ヨシッメイク ヨシッ スーツ ヨシッヒール ヨシッ太陽に向けて、手を広げる‥ネイル ヨシッもう一度、鏡を見て‥笑顔 ヨシッ牧野つくし‥完璧だ...

18

2016

白線 51

「類、準備はいいか?」「あぁ」京極が小さな声で呟きながら笑う。「色男3人つぅのは、様になるもんだな」「類も、笑顔つくれよ」「…あんたら、五月蝿い‥」新会社設立の挨拶が始まる。R.H.M company 俺達の会社の名前、R.H.Mは、Rotala hippuris Makino ミズスギナの名称から貰った。ミズスギナは、湿地に生えるツクシの仲間だ。『代表取締役社長から、一言お願い致します』そう促され、挨拶をする「この度は、R.H.M company...

17

2016

白線 50

覚悟を決めた女は、強い。まさしくだ‥猪突猛進するブルドーザーのように、あたしは突き進む。類を手に入れるため。1年半、死にもの狂いに働いた。最初は類を忘れる為だった。yasuに抱かれ、パートンの下で働き、あたしはあたしを取り戻して行った。自分を取り戻した時、やっぱり類が好き。そう思った。モノクロの世界に色が戻った。あたしは幸せに包まれた。これからの半年は、幸せを手に入れる為の正念場だ。神経を研ぎすませろ。...

16

2016

白線 49

yasuとみっちゃんが旅立つ日、ノエルと二人で見送る。「yasuが頼りないから、みっちゃんとノエルに、いつも迷惑かけてごめんね」あたしが謝ると。ノエルは笑いながら「リリィちゃんが居てくれるから、今回は凄くゆっくり出来たよ~リリィちゃんのお陰だって、二人で感謝してたんだよ」そう言いながら笑ってくれる。みっちゃん、みっちゃんの惚れた彼女は、最高な女性です。あたしは、ノエルと二人でカレーを食べながら、他愛もない...

15

2016

白線 48

改めて、お帰り と、ただいま を言い合って、ハグをする。「yasu‥会いたかったぁー」「うん。私も会いたかった」二人で笑って、車に乗り込む。パートン会長の家に着く。「蓉子~」「ユリお帰りー」二人は、笑い合ってハグをする。見知った顔の使用人の人達が微笑んでいる。このお邸の人達は、蓉子さんと一緒で、皆温かい。「リリィも、1週間ぶりじゃないの?もう寂しかったんだからね~」「先週は、出張でしたから。あれっ、和也...

14

2016

白線 47

「リリィ、それが終わったら次はこれを纏めて、その次はあっちを」「お、鬼?」「あははっ、それが君の雇用者に対して言う言葉かね?」yasuが、つくしの2年を私に頂戴と言ってから‥あたしは、ファインマン会長パートン・ファインマンの下で働いている。流石に、カトリック信者の多いここNYで、リリスを名乗るのはと言う事で、リリィと呼ばれている。驚く事に‥パートン劇場で語られた物語は、全て本当の事で‥‥yasuに来ていた人達は...

13

2016

白線 46

つくしが俺の元を去り、一年半が過ぎ去った。あの日を境に、俺の世界から、色も香りも美しい調べさえも消え去った。一体いつまで、虚無の世界を、俺は彷徨い続けなければいけないのだろう。一体いつまで、花沢の木偶人形として、踊り続けなくては行けないのだろうか?死をも選べない自分は、この先何を支えに生きていけば良いのだろう‥‥いつもそうだ‥幸せは、さらさらと音を立てて消えていく。掌に掴んだと思った幸せは、指の隙間...

12

2016

白線 45

ちょっと待ってて、そう言い残して、yasuが何かを抱えて持って来た。「私のBonheur」そう言ってみせてくれたアルバムには美しいロングトレーンのウェディングドレスを身に纏った、百合亜さんと、類に良く似た隼人さんの幸せそうな笑顔から始まっていた。「隼人さんって、類に良く似てるんだ」あたしが呟くと「あれ?隼人には直接あってないの?」「あっ、うん」「そう‥」訪れる沈黙‥ 「‥リリス…これからの二年を私に頂戴」あたし...

11

2016

白線 44

「これからも、yasuって呼んでもいい?」「これからも、リリスって呼んでもいい?」同時に言葉を発していた‥2人で大きく頷きあい‥‥笑い合う。泣き笑いした顔は、目も鼻の頭も赤くて‥それが可笑しいと2人で笑う。「リリス‥ごめんね‥花沢がリリスを沢山沢山苦しめて‥」yasuは、ちっとも悪くないのに‥yasuがあたしに、何度も何度も謝ってくる。「yasu‥もう一回同じセリフを口にしたら、あたしは、yasuを百合亜おば様って呼ぶよ」意...

10

2016

白線 43

美しく整った唇で、コクリと一口ワインを飲む。ワインが出来上がる3年半の間で、私と夫の関係は綻びを見せていたの。子供を生んでも、ピアニストとして活躍していたいと思っていた私と、母として、妻として、我慢して欲しいと願った彼との間の齟齬。繰り返される言い争い。決定的だったのは‥‥息子と共にピアノを奏でてた私を見て夫が放った一言。「くだらないピアノなんて、辞めてしまえ」くだらない‥そう彼にとっては、くだらな...

09

2016

白線 42

yasuの美しい瞳が、あたしを真っ直ぐに捉えて、語り出す。年の離れた兄が、白砂川の中枢に入り、2つ上の姉の縁談も決まった時、とうとう私のもとにも本格的に縁談が来るようになった。逃げたかった、でも‥白砂川の娘として、逃げれなかった‥。何かを思い出すかの様に、yasuが目を閉じる。お見合い相手だった彼を、一目見て好きになってしまったのもあるのだけど‥クスリと笑ってyasuが言う。幸せな時を思い出すかのように。「百合...

08

2016

白線 41

yasuがサーブしてくれたワインの飲み口は芳醇の味わいをもっていた。高級ワインにそれほど親しみがないあたしにでも、わかる芳醇で重厚な美味しさ。「美味しい」ラベルを見ると、“ Bonheur ” の文字と百合の花が描かれている。 「幸せ?」あたしがyasuに聞くと「うん。幸せ。とっておきのワイン」くすりと笑って、全部で111本、一年に1本だけワインセラーから送って貰うのだと、教えてくれる。「Bonheurを開けるのは、今年で2...

07

2016

白線 40

一頻り泣いたyasu「さてと、今度はリリスの番だよ」そう言って微笑む。あたしは、全てを話そうと決意する。大きなカップ2つに、ココアを入れる。甘いココアは湯気を立てている。甘い湯気は、なんだか幸せな気分にさせてくれる。ブランケットを持ってカウチに腰掛けて、2人で一枚のブランケットに包まりながら、あたしは話す。あたしの恋物語を。幸せだったあの頃の事も引っ括め、あたしは話す。「あのね‥‥」ビー玉色の瞳を持つ王...

06

2016

白線 39

fais dodoの優しい調べが耳に心地好い。お姉ちゃんが弟に唄ってあげる子守唄。優しい調べの子守唄。類が教えてくれったけ。そんなことを思いながら深い深い眠りつく。嫌な事は思い出さずに、幸せな時を思い出して眠りにつく。どれくらいの時間眠ったのだろう?目覚めると窓辺から夕陽がさしていた。書き物をしていたyasuと目が合う。「おはようリリス」「お仕事は?」「うーん、今日は臨時休業」いたずらっ子のように、yasuが笑っ...

05

2016

白線 38

yasuからLineが入る。つくし、昨晩は来なかったけどどうした?ご飯の材料買ってあるから、あとで作りによってよクスリと笑って返信する。今行くから、ご飯研いで待ってて。既読マークがついて、すぐに返信がくる。えぇー すごい難問じゃんか。うーん頑張るぞーじゃぁさぁ、じゃぁさぁ、里芋の煮物よろしく。ニコニコマークまで、ついている。yasuは、昨晩あたしが、行かなかった理由に気が付いている筈だ。そうっと、寄り添ってく...

04

2016

白線 37

類坊ちゃんの性欲処理?契約解除?お別れ?つくしの発する言葉の意味が、俺には、なに一つわからない。ただ一つわかるのは、つくしを失ってしまったら、生きている意味がないってこと。そして、いま彼女を失いつつあるってことだ。生きていて楽しと感じるなんて、数えるほどだった。死ぬ程じゃないけれど、別にいつ死んでも構わない。その程度のもんだった。つくしに出会って、はじめて、生きるって事が楽しいと思った。あんたを幸...

04

2016

白線 36

「あたしは、イブにはなれない。あたしは、リリスだから」女は、美しく美しく笑って、そう言い捨てる。「類、ドアを開けて頂戴。もうあたしを解放して」解放?あんたはいつでも自由だった筈。それなのに何故? 俺は、何かを見落としているの?「なんで?」そんな陳腐なセリフを俺は吐く。「ねぇ、昨日のパーティで類が履いていた靴の値段って知ってる?」なんで、こんな時に靴の値段なんだ?怪訝な表情を浮かべる俺に「知らないで...

03

2016

白線 35

黒髪を揺らす女は、魅惑的で美しい。揺らした髪の毛が、俺の肌をくすぐる。身体の芯に、快感が押し寄せる。髪の毛が揺れる度に、グチュグチュと蠱惑的な音がする。溢れ出た愛液で、内股がキラキラと光っている。つくしの中は、蕩けてしまいそうに熱い。このまま、一つに溶け合えたらどれほど幸せだろう。「つくし‥アイシテル」俺はつくしの名を呼び、愛を請う。愛している、捨てないでくれと思いを込めて、愛を請う。女は、何度も...

03

2016

白線 34

何度も、何度も、俺はつくしを貫く。嫌がりながらも、つくしの女は、花を咲かせて乱れ狂う。この瞬間に、命を感じる。俺は、何度も、何度もつくしを求め、貫く。何故、これほどに狂おしく、つくしを求めてしまうのだろう?この女しか欲しくない。そう思ってしまうのだろうか?理由なんてないんだろう‥つくしだから、ただただ、それだけだ。泣きつかれ、逝きつかれて、寝入ってしまったつくしの髪を撫でる。心の底から愛おしさがこ...

03

2016

白線 33

スクープネックから覗く、あんたの素肌。穢れをしらないキャンパスのように、真っ白に輝く素肌。綺麗だな。ただただそう思う。着替えが終わったあんたは、振り向きもせずに、部屋を出ていこうとする。あんたは気が付く。扉が開かない事を。どうするのかな? あんたは出れない、この部屋を。一生ここに居ればいいのに、いっそ閉じ込めてしまおうか?そんな事が頭を過る萎れてしまっても、枯れてしまっても、それでも俺の手元に置い...

03

2016

白線 32

つくしのよがる声がする。この瞬間、俺は生きているって気がする。もしも、もしも‥つくしを失ったら?脳裏に過るだけで気が狂いそうになる。もう2度と、そう‥もう2度と、つくしあんたを失いたくない。いや失えない。あんたのいない人生は、俺から全てを奪う。味も色も香りも光りも、音さえも‥あんたが、どんなに冷たい言葉をなげかけようが、あんたがどんなに冷たい態度をとろうが、いいや、あんたが俺を憎もうが、俺は構わない。...

03

2016

白線 31

22時まであと5分。スマホが鳴り響く。LINEが入る。あと5分だよ。来なかったら本当に流すから。手始めは、京極さん‥かな?今度の画像は、縛られてよがっているあたしの画像。あたしこんな顔をして、類を欲しがっているんだ。ふーん あたし、中々魅力的?そんなことをいの一番に考えたあたしは、ゆるやかに狂っているんだろう。 それにしても‥‥類は、なんの目的でこの画像を撮ったの?こうやって脅すため?それとも、SM投稿でも...

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