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三角波 総二郎 side
つくしにあったのは、たまたまだった。 本当にたまたまだった。だけど、それは運命だった。いつからだったろうか? つくしが欲しくて欲しくて堪らなくなったのは。最初は、ただ単に懐かしいだけだった。京都に行く度に呼び出していた。たまに会ってバカ話しをするそんな間柄だった。俺等の関係が変わったのは、あの一件だった__男に刺されそうなってブルブルと震えるつくしが儚気でどこかに消えちまわない様に抱きしめていた。...
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2016
三角波 8 総つく 完
西門さんが部屋から出て行った後‥ダラダラダラダラと夜通し泣いた。身体の水分が無くなってしまうくらいに泣いた。人間ひとって、こんなに泣けるんだっていうくらいに泣いた。午前中に、引っ越しを済ませた。引っ越しと言っても‥自分の身体と段ボール7つの引っ越しだ。レンタカーを借りて、新しい部屋に全てを詰め込んだ。この部屋からは、海が見えない。波の音が聞こえない。荷物を移動する間にも、涙は流れる。ダラダラダラダラ...
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