明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

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2016

スカートの中 28 類つく fin

永遠に、永遠に、愛を誓う。俺等の頭上に厳かに鐘が鳴り響く。祝福の嵐の中ウェデングドレスの中に潜り込みガーターベルトを取り外し、未婚男性に向けて後ろ向きで投げる。っん? 嫉妬深い俺がなんでガータートスなんてやったかって? スカートの中は、俺等の始まりだから……新たな始まりに丁度いいかな?ってちょっと……興奮するし、俺のものっていいアピールになるしね。拾った相手? そこはぬかりなく、進に拾わせた。進の周り...

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2016

スカートの中 27 類つく

類、愛してる愛する彼女の唇から紡ぎ出された言葉は、この上ない幸せを俺に齎す。知ってたよ__あんたが俺を愛してるって俺等が出会う前から俺は、あんただけを見つめてた。あんたが、俺だけを見つめてたように。キスしていい?そう聞かれた瞬間、俺の心は嬉しさで震えた。涙が出そうになって慌てて俯いてコクンとすれば……つくしの指が俺の頬に触れ唇と唇が合わさった。唇が合わさった瞬間かつて感じた事のない様な嬉しさがこみ上...

21

2016

スカートの中 26 類つく

あたしは、不思議な気分で類を見てから__何故かこの場に不釣り合いな事を聞いていた。「類って、朝苦手だよね?」「うん」「じゃぁ、あたしを見に来る日ってどうしてたの?」「目覚まし時計かけてた」へぇー目覚ましかぁー って「えっ?目覚ましで起きれるの?」目覚ましじゃ起きれない。って言うから、あたしがいつも起こしてた。逃避行中は、加代さんに迷惑かけちゃうから電話をして起こしてた。なのに、なのにだ、類は「うん...

20

2016

スカートの中 25 類つく

どれくらいの時間、ポカンとしてただろう類の少しだけ茶色の髪がキラキラと光ってるのを見た瞬間、あたしの意識が戻ってきた。で、Go で、ハートで、この人は、あたしを知ってたんだ。へぇーって……えっ?えっ?えっ?ちょっ、ちょっ、ちょっと待って……あの道を何故通ってたの? 通学路? ううん違う。プルプルと首を振る会社? ううん違う。もう一度プルプルと首を振ってから……類を見る。「あの__類は、なんであの道を?」だ...

19

2016

スカートの中 24 類つく

周防夫妻の所にお邪魔した日からあたしの思いは蚊帳の外……話はドンドンと進んで行く。まるで、グングン伸びる竹のような勢いで。なんと、なんと、半年後にお式が執り行われる事になってしまった。梨々香さんも亨さんも「やっと決心してくれたのね。ありがとう」と涙をながさんばかりに大喜びをしてくれて加代さんも田村さんも「つくし様、嬉しゅうございます。次は類様とつくし様のお子様をお見せしてくださいませ」なんて怖い事を...

18

2016

スカートの中 23 類つく

見惚れてるうちに…..どんどん勘違いが進んじゃって「ねぇ,類君、つくしちゃん、夜、周防様にお会いする事になってるんだけど、もし良かった_ご一緒しない?何かの力になって下さるはずだから」なんて事になっていた。で、言うが早いか___あたしは峰原夫人に連れられて、夫人が昔着たという着物に着替えさせられいる。__周防家って言うのは、まぁなんだそのかなりの力をもった方らしく、こうしてお宅にお邪魔するなんて事も...

17

2016

スカートの中 22 類つく

つくしの顔がピクピクと引き攣ってる。ははっ、そりゃそうか__いやっ、いやいや、納得してる場合じゃなくて、ココは峰原夫人の助けを借りて一気に攻め込もう。それにしても峰原夫人……とてもいい働きをしてくれる。畳み掛けるように自分のペースにもっていっている。クククッ__この記事の後は、峰原家が適任だと決めていた。 ふふっ、やっぱり俺……冴えてるねさてと……つくしの好きな王子スマイルを要所要所に発動だ。ホラッ、文...

14

2016

スカートの中 21 類つく

峰原夫人が優雅な手付きで紅茶を淹れて下さりながら、「先程の記事をこちらに持って来て頂戴」部屋の片隅に控えていたメイド頭の下北さんに命を出した。「はい。奥様、そう言われるかと思いまして……」椅子の上に置かれた新聞を峰原夫人に差し出している。受け取った誌面を拡げながら「ホラッ、とっても可愛らしく写ってる。先程、菅野の奥様とも話していたところなのよ。うふふっ東京に戻ったら、ご一緒にお食事に行かなくっちゃね...

13

2016

スカートの中 20 類つく

真っ白な光が俺の周りでダンスをしてる。あぁ、そうか……つくしがいるから、カーテンがヒラヒラと揺れているんだ。光の中を漂いながら起きる前の幸せな時間を楽しむ。「類〜類〜こっちの服でいいかな?」 腰に黒のリボンが付いた真っ白のワンピース。裾がレースのシースルーになっている。MINEHARAの今期のワンピースだよね。流石だなと思うのは、クローゼットの中から的確に相手に合わせた服を選ぶ所。つくしは、絶対に口に出さな...

11

2016

スカートの中 19 類つく

類は好き嫌いが多い。好き嫌いと言うより……基本、食に興味がない。見張っていないとご飯をきちんと食べないなんて言う事もざらにある。本当に世話のかかる坊ちゃんだ。でも、いつの日か一人でも食べれるようにと食育プロジェクトを行っている。野菜を作る→加工するなんて事を2人でやっているのだ。料理をするのも食育プロジェクトの一環だ。去年は、一緒に薫製にも挑戦した。梅干しも作るし,クリスマスには一緒にケーキを作ったり...

10

2016

スカートの中 18 類つく

俺の一番の幸せは、つくしと共に過ごす事。つれない彼女は、やれなんだかれなんだと理由をつけて逃げ出すけれど……俺の頭の中は、朝から晩まで一日中つくしが占めてる。我ながら……キモイと感じる時もある程につくしをつくしだけを愛してる。「はぁっーー」微睡むつくしは、とってもとっても可愛くて食べちゃいたいくらいだ。ってこれ以上手を出したら……正気に戻った時怖いからしないけどね。それにしても可愛いな〜〜うっとりとうっ...

07

2016

スカートの中 17 類つく

スカートの中からクチュクチュと音が聞こえ始める。熱を帯びたように熱くなって俺の指をキュッと締めつける。つくしの瞳は、トロンと蕩け出している。「あっ、あぁっ……あぁ……る、る、類」つくしの声が俺の名を呼ぶ。極上の調べが俺の脳を駆けめぐる。「っん?だめ?」Tシャツを捲り上げて、乳首を舌で転がしながらそう聞けば……ビクンッと身体を揺らしながら「あっ」声を立てる。あんたの心は、時折遠い所に行ってしまうのに、あん...

06

2016

スカートの中 16 類つく

コクンと一つ頷いたものの、やっぱりマズイと思ったのか?あのその言い出した。「あっ、あっ、あの、その、あの……あのぉ」「っん?なんだねつくしちゃん。__もしかしたら、やっぱり田村や加代から絆されたのかね。そうか__それじゃ……」父さんの言葉を遮るように、つくしが慌てて首を振りながら「ち、ち、違います。違います。あっ、あの、類が心配で……その、あたしがあたしがお願いしたんです」母さんが言葉尻を嬉しそうに捉え...

04

2016

スカートの中 15 類つく

目が覚めて手を伸ばせば、そこにつくしがいる幸せ。幸せで幸せで堪らない。何時からだろう?一緒に眠るようになったのは幾度も幾度もキスを交わした後だったから__あの時もこの怪我には、大活躍して貰ったなぁーなんて思いながらつくしに手を伸ばす。たまたまお笑い番組の見過ぎで深夜迄起きるのが続いて、偏頭痛がしてただけなのに…….俺に都合の良いように解釈してくれて極めつけは、加代が溜め息を吐きながら「寝ている間に何...

03

2016

スカートの中 14 類つく

小さな頃、頭を撫でられながら眠りについたのを思い出す。幸せな幸せな思い出。スゥースゥースゥー 幸せな幸せな眠りに落ちていく。夢の中であたしは、誰かにむかって愛を叫んでる?っん?愛を叫ばれてる?靄がかかって誰だかは解らない。 でも…….「○○が好き ○○が好き 大好き」ってくぐもった声が聞こえるの○ ○って誰だろう? そうかぁーー やっぱりあたしは、誰かと恋に落ちるんだ。って、この声を聞く度に思っちゃう。  ...

30

2016

スカートの中 13 類つく

「__一緒に暮らしたら、ちゃんとご飯食べる?」「うん」「絶対?」「うん。絶対」「朝ご飯もちゃんと食べるんだよ?」「__つくしが一緒に食べてくれるなら食べるよ」「約束出来る?」「うん」「つくし様、是非お願い致します」加代がプッシュして‥‥‥「ぅっ‥‥」俺は、額を押さえてほんの少し声を出す。「_類?大丈夫?」「類様__」「ぁっ、ぁあ‥‥なんでもないよ。大丈夫だよ」本当に何でも無いから何でもないと伝える。嘘は...

29

2016

スカートの中 12 類つく

「つくしー、つくしー、つくしー」あぁ、もうつくしの大安売りかい?ってぐらい五月蝿い。どれくらい五月蝿いかって? 暇さえあれば__つくし、つくし言ってる感じって言ったら解って貰えるかな?「今、仕事中です__」「あい」仕事の時は、邪魔せずに子猫のようにあたしの身体のどこかに引っ付いている。柔らかな髪、ビー玉色の瞳で微笑みながら__もう『邪魔っ』なんて思う時もあるけれど__大抵の場合、邪魔にならないから...

27

2016

スカートの中 11 類つく

「つくし、お昼は何食べたい?」「うーーーーん、類は、類は何が食べたい?」「つくし」「‥‥‥はいはい」「えっ?いいの?」「よ、よ、良くない、良くない」慌てる姿が可愛くて堪らない。つくしの全部、全部が可愛いくてもう一度抱きしめる。約束の期日が来たらつくしは、俺の元を離れるつもりみたいだけど‥‥離すわけないじゃんね。俺だけじゃないよ。花沢全体がつくしを離すわけないってことだよ。大会社の御曹司がそんな事認めら...

26

2016

スカートの中 10 類つく

つくしが、額の傷跡に触れて優しくキスをする。ズキンッ 心が痛む。「名誉の勲章」なんて言って誤摩化してるけど‥本当は、ズルイって解ってる。こんな大したこと無い傷跡で、つくしを手に入れちゃったんだから。つくしは、知らないけれど‥‥本当は、ずっと見てた。最初、彼女を見かけたのは‥静が旅立つ朝だった。車の中からボンヤリと外を眺めてた。『フランスか‥‥結局、俺は弟止まりって奴だったのか』そんな事が心を過った時だっ...

23

2016

スカートの中 09 類つく

茫然自失のまま、あたしを乗せた車は走る。着いた先は‥‥病院。「一応、検査した方がいいらしいからさぁ」「じゃぁ、あたしはココで」「っん?ダメだよ。つくしも付き合わなきゃ」全くもって意味が分からなくて、キョトンとすれば「だって、赤いハートが目に入ってきて、それで木にぶつかったんだよ。だから当たり前だろ?」えっ? あたしのせい?えっ?それって慰謝料請求とかされちゃう?なんて不安が過ったのと。「ねっ」可愛ら...

22

2016

スカートの中 08 類つく

あたしの座右の銘は、『身の丈にあった暮らしをする』だ。なのに、なのに、なのに‥あの風が、あたしの全てを変えた。いや、 あのスカートが?いや、 あの日の天気? いや、 ばっちゃんの教え?いや、  あの日の‥‥悔やんでも悔やみきれないけれど、致し方ない。でも、でも、でも‥それもあと一年の辛抱だ。今回は、掴まっちゃったけど‥来月の取材旅行は、秘湯特集だ。うん。頑張ろう。あたしって、なんて健気? うーーん偉い...

20

2016

スカートの中 07 類つく

ゴクリッ冷たい水が、あたしの喉元を通り過ぎていく。類の手があたしのシャツの裾を捲り上げ、ゆっくりとあたしの太腿を撫で上げる。ゆっくりとゆっくりと‥「って、ストップ、ストップ、ストップ‥」「っん?なんで?」「な、な、な、なんでって‥なんでも」「5分以内に50文字以上、100文字以下で理由を述べて」っん?50文字以上100文字以下?っん?っん?‥‥考えてる間に魔の手は伸びる。ゆっくりとじっくりと「ちょっ、ちょっ、ち...

13

2016

スカートの中 06 類つく

ヘアーメイクが施され、可愛らしいワンピースに着替えさせられて、車に押し込まれた。右に類。左に梨々香さん。で固められお店に向かう。って‥‥この期に及んで、逃げないっつぅーの。ったく、この親子は!どんだけあたしを信用してないんだって。それにしても、ハァッーーーこの面子で食事なんてーなんて思ってたのもお店に着く迄。憂鬱な気持ち?何それ?状態な程に、Laine には、宝物が沢山詰まっていた。「うわっ、梨々香さん、...

12

2016

スカートの中 05 類つく

ドアを開けた瞬間「類、指紋認証の設定からママを外したでしょ」プリプリ怒りながら、噂の梨々香さん登場だ。後ろには亨さん。類に文句を言い放った後、くるりと向き直り「つくしちゃーーん、ママぁ寂しかった」なんて、言いながらあたしに抱きついてくる。あたしの顔には、斜線が入りそうな勢いだ。ってか、ママじゃないし‥‥亨さんは、いつもの事とばかりに靴を脱ぎ部屋に入って行く。靴を脱ぎ? あっ、梨々香さん「梨々香さん、...

09

2016

スカートの中 04 類つく

カタカタカタカタッ キーボードを打つ音が響く。「送信‥‥とっ!」ふぅっーーー ようやっと終了~!背伸びをしながら、椅子から立ち上れは、あたしを見つめてる類と目が合う。「お疲れ」フワリ優しく微笑まれる。惹き込まれるぅーーーーーーーーーブルンと首を振る。「あっ、あのさぁ‥あたしこの後グルメ雑誌の取材も入ってるんで出掛けるんだけど」「ふぅーん。じゃっ、俺も付いて行こうかなっ」いやぁ、着いて来なくていいでし...

08

2016

スカートの中 03 類つく

「着いたよ」見上げた先に立っていたのは、セレブ御用達のリゾートマンション。「お帰りなさいませ」躾の行き届いたコンシェルジュが声をかけてくる。流石‥花沢だなぁーーなんて感心するけど、ここであと半月暮らすなんてもってのほかだ。類、早く帰れーーーーなんて心の中で悪態を吐いた。瞬間‥クルッと類がこちらを振り向いた。「つくしがきちんと帰ってきたかどうか‥ちゃんと連絡が来るようになってるからね」ね‥‥じゃない。ね...

06

2016

スカートの中 02 類つく

春というには、まだ肌寒くって、冬と言うには、日差しがユラユラと揺らめいていて‥‥まぁ、なんていうか‥‥中途半端な朝だった。7時4分。家を出る時間には、まだ早い。部屋の中で、シロクマ宜しくグルグルグルグル歩きながら、この朝、人生最大の悩みの前であたしは、頭を抱えてた。「うーーーん うーーーーん どうしようぉー。どうしよぉーー」窓を開け手を出して何度も何度も外の気温を確かめる。なんせ中途半端な朝だ。「スカ...

05

2016

スカートの中 01 類つく

見知らぬ道を歩いてみたら、見知らぬ町に辿り着いた。見知らぬ町には、見知らぬ人々がいて‥‥‥世の中って、広いんだなぁーって感じたんだ。「つくしちゃーん、おはよぉー」「おはようございまーす」「今日もいい天気そうだねー」「そうですねー」すっかり顔見知りになった朝市のお婆ちゃん達と会話する。この町に来て2週間が経とうとしている。牧野つくし‥‥ただ今、逃避行中。うんっ?逃避行?ちょっと人聞きが悪いかな。まぁ、な...