明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

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2017

イノセント 63 司つく

足を動かす度にジャラジャラと鎖の音がする。繋がれている事への恐怖感がつくしを襲う。爪を噛みながら思案に暮れた後、立ち上がり歩いてみる。一歩 二歩  三歩…………あと少しでドアに届く所で、鎖はピーンと張りそれ以上は動けない。反対側に向い丸窓から外を見れば真っ暗な海を進んでいる。海は嫌い。怖い。 嫌い。怖い。逃げ出せないと理性では解っているのに、つくしの本能が逃げ出そうともがく。足首から抜けないかとガチャ...

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2017

baroque 56

peloter 君の身体にpeloter 赤く咲く花びらをpeloter 咲かせる...

26

2017

イノセント 62 司つく

ボタンを一つ一つ外してシャツを脱がせ、ジッパーを卸し、ジーンズを脱がせる。下着姿になったつくしに用意していた純白のシフォンワンピースを着せてから、左手の薬指にあの日つくしに贈ろうと思っていた指輪を嵌める。「つくしちゃん、良く似合ってるよ」意識を失って眠り続けているつくしに、前と変わらぬ優しい笑顔を投げかけてから、もう一度、優しくカウチに寝かせた。「愛してるよ」そう囁いてから、額に貼り付いた髪の毛を...

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2017

baroque 55

silence  恋にはsilence  沈黙が必要だとsilence  知っている...

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2017

イノセント 61 司つく

サンスクリットの提携話が上手くまとまり司は、珍しくにこやかに笑みを浮かべる。サンスクリットの女社長ホンファはアジア圏で大規模のゼネコン会社を統括しているWongグループの孫娘だ。この提携が決まれば、Wongグループに近づくための足がかりになる。Wongグループとの事は、勿論道明寺HDにとっても有益なものには間違いないのだが、それよりも何よりもWongグループとの仕事が決まれば、つくしが魅力を感じる仕事を与える事が出...

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2017

baroque 54R 

sourire 一番怖いのはsourire 優しい微笑みをsourire 浮かべている瞬間かもしれない...

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2017

イノセント 60 司つく

暗い海を一艘のクルーザーが走っている。 沖合まで船を走らせると雅哉は自動操縦に替えて、つくしの元に向った。 つくしは、軽やかな寝息を立てながら船内のソファーで身体を横たえている。 「つくしちゃん……」 つくしと一緒になる事を信じて疑わなかった過去に思いを馳せながら、雅哉の指先がつくしの指先にそっと触れる。 愛おしい人___雅哉はつくしのことを心から愛していた。 ...

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2017

心の奥に鍵をかけてしまいこんだ想い byロキさま

Special Thanks ロキさま...

21

2017

baroque 53

flamme 心の中にflamme 赤々と炎がflamme 燃えさかる...

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2017

愛を込めて花束を 後編 by 凪子さま

special thanks ビー玉の瞳 凪子さま...

20

2017

愛を込めて花束を 前編 by 凪子さま

special thanks ビー玉の瞳 凪子さま...

20

2017

イノセント 59 司つく

夕闇が迫る頃___つくしは立ち上がり服を着替えた。 部屋の電気を消し、バルコニーに出る。火災用に備え付けられている避難ロープを探した。 カチャリッ、身体に器具を嵌める。用意が出来た頃には夕闇色の空は、漆黒色に姿を変えていた。 つくしは、バルコニーから階下を見る。ブルッと一瞬脚がすくんだが躊躇いを捨て、シュルシュルと地面に降りた。 パタパタと汚れをはらい、ホテルを出てからタクシーを拾った。運転手...

19

2017

baroque 52

le début 僕から君へle début もう一つのle début 始まりを送るよ...

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2017

ありがとうございました.....あぁ昇天! 

100日間、Colorful Storyにお付き合い下さいまして有り難うございました。お話を書いて下さった皆さんお話を読んで下さった皆さん大変有り難うございました。お気に入りのストーリーは見つかりましたでしょうか?楽しかった〜♪またやりたい〜は、絶対にないですが(笑)皆さんのお陰で楽しい100日間を過ごすことが出来ました。100の愛と感謝ともう一つプラスに愛をこめてasu で、で、で、           あーーー昇...

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2017

No.100 始まりの時 司つく

花が舞い、色とりどりの風船が空に飛んでいく。「おめでとうーー」至る所から声がかかる。リンゴンカンコーン 幸せの鐘が大きく大きく鳴り響いている。隣りを見れば、好奇心に満ち溢れた瞳のお前が俺を見て俺等二人は見つめ合う。ヒュゥーヒュゥーッと3人からの口笛が鳴れば、牧野は真っ赤に頬染めて手で顔を扇いでる。そんな顔が相変わらずで愛おしくて、俺はお前を抱き上げる。「ちょっ、ちょっ、道明寺」なんて言って暴れてる...

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2017

イノセント 58 司つく

パリン パリンッ パリンッつくしの中で何かが…壊れていく音がする。パリン パリンッ パリンッ司を愛していると気が付いて___惨めさがつくしをジワジワと包み込んでいく。同じ男を2度失う惨めさにつくしは戦く。どれだけ酷い事を言われようとされようとしっかりと立っていられたのは、愛していないと思っていたから。叶わない愛は……惨めだ。嫌というほどつくしは、知っている。「フフッ、ハハッ、うっ…ぅっ…もう…思い出にも...

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2017

No.099 生まれ変わったら花沢類でした 類つく

「類坊ちゃん、お目覚めの時間でございます」 カーテンが開かれる。眩い光が俺の頬に差す。 朝起きたら俺は俺になっていた。 うんっ?意味が解らないって? そりゃそうだよね。 うんっ。どっか違う時空間の俺になってたんだ。 あっ、所謂 転生ってやつ? うん、そう転生ってやつ。 余計解らないって。うん。俺も最初意味解らなくて、もう一度ベッドに潜り込んで寝たくらいだ。 それなのになんで気が付いたかって?...

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2017

baroque 51

Dieu  僕は君の Dieu  恋を司る Dieu  神になろう...

16

2017

No.098 愛し~うつくし~ 総つく

「つくし様、ここはもう宜しゅうございますので」 「私達の仕事もなくなりますしそろそろ」 「平気、平気。ホラッ、仕事がなくなったら皆でお三時にしましょうよ。あっ、なんなら後で井川屋さんで鯛焼き買って来るけど」 「ありがとうございます……でも、そろそろお稽古に戻らないと……横田さんがお怒りになられるかと……それに若宗匠もそろそろお帰りになりますし」 「...

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2017

イノセント 57 司つく

「ハァッー」つくしは、無意識に爪を噛みながら目の前のスマホを見つめる。自分がいま持っているスマホが一つだけならば、間違いなく連絡など取っていないのだけれど、幸か不幸かつくしの手元には、滋から無理矢理手渡されたスマホがもう一台あったのだ。元来生真面目な性格のつくしは、咄嗟にでた言葉とは言え__雅哉にまた嘘を吐く形になるのが心苦しくてたまらない。「ハァッー」テーブルの上に置かれた花を弄りながら何度目か...

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2017

No.097 サプライズ あきつく

「筑紫君、ちゃんと話し聞いてる?」 「あっ、はい。すみません」 真っ赤になりながらモジモジしてる__筑紫君……俺は何でか面接の時から、この子のことが気になって仕方ない。 一緒に面接に来た〝ノブ〟彼は間違いなく売れっ子になると直感した。 その直感は正しく、瞬く間に〝ミラージュ〟のNo.3に躍り出ている。 だけど__俺の目を奪ったのは、筑紫君だった。 いやっ、俺、断じてゲイじゃない&helli...

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2017

baroque 50

pardon  愛する事を pardon  赦して欲しいと pardon  僕は願う...

14

2017

飛んdeチョコ 〜チョコレート効果効能編〜

あらっ、二人どうやって飛んで来た?気になる人は↓ 空色の時間 空色さまのお部屋にレッツゴー飛んdeチョコ 〜バレンタインは工場見学編〜deシリーズは、~空色の時間~ 空色さまとの共同作品♪になります。...

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2017

No.096 一日の終わりに byこ茶子さま

Special Thanks 君を愛するために~花より男子二次小説~ こ茶子さま 一日の終わり  あんたと過ごす時間が あたしにとって一番の  明日への活力...

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2017

飛んdeチョコ ~ロマンティックはとまらない編~

あらっ、二人どうやって飛んで来た?気になる人は ↓ 空色の時間 空色さまのお部屋にレッツゴー 飛んdeチョコ ~バレンタインは工場見学編~...

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2017

No.095 DOPPEL あきつく

タクシーに手を挙げる。「………までお願いします」 肩を抱く酔っぱらい女性を車に押し込めて、にこやかに笑って手を振れば 「ノブさ〜ん、つくし君〜またね〜」 車の中の女性達が騒ぎながら手を振っている。 「今日は、有り難うございました。ではまたミラージュでお待ちしています」 隣りでノブちゃんが艶やかに笑っている。車が見えなくなった途端煌びやかな衣装を翻し、店に入っていくのをあたしは追い掛ける。 責任者の館さんに...

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2017

イノセント 56 司つく

司は苛々と脚を揺らしている。周防は申し訳なさそうに目を伏せ、つくしは困惑した表情を浮かべている。一人嬉し気にはしゃいでるのは__滋ただ一人だ。「うふふっ、周防と結婚して良かったぁー。あの人さぁ、私にべた惚れでね、大概の我が儘は聞いてくれるのよ。ププッ司は凄く嫌そうだけどね。でもさぁー、つくしの独り占めはズルイよね。あっ、この前の約束も類君来るとか行ったから妬き持ち妬いたんでしょ?ゥププッ、相変わら...

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2017

No.094 満を持して 総つく

「だ、だ、ダメーー」 「何でダメだ?」 「ダメだから」 「夫婦は隠し事しちゃいけないって言ったのつくしだぞ?」 「そ、そ、そうだけど__ダメはダメ」 そう言いながら必死に俺から何かを隠そうとしている 「あっ、横田」 「えっ」 つくしは、慌てて佇まいを正してペコリとお辞儀を一つした。 シュッ その隙につくしの手から小さな袋を奪い取る。 「あぁーーーーーーーー...

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2017

baroque 49

unique たった一つだけ unique  望んだもの unique  それが全てを変える...

11

2017

No.093 キュンキュン 類つく

「コレ、すっごい、好き」この頃の牧野の口癖。「ふ〜ん。どんな所が好きなの?」「あのね、色でしょ。形でしょ。でもってなんとも言えない感じ?」「何とも言えない感じってどんな感じ?」問い返せば「うーーん。 何とも言えない感じだから何とも言えないみたいなっ?」俺の質問に質問系で答えてからクスクスと笑う。「あっ、類にもあるでしょ?何とも言えないけど……凄い好きっていうのが。理由を付けようと思えば付けれるけど」...