明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

バカ言ってるんじゃない 16  司つく

社内が何やら慌ただしい。
なのに、いつもの如く‥いやそれ以上にか、受付嬢はツンケンしてる。

でもって、隣の男は、すこぶる上機嫌が続いてる。
時折、痛がるものの、パソコン作業が出来るようになって、仕事に支障はなくなった。
支障がなくなるどころか、頭の中のアイデアを一気に吐き出すように、極めて精力的に仕事をこなしている。

この男‥ホントに仕事はピカ一だ。
仕事中の道明寺は、悔しい事に輝いている。

もうじき『プロジェクトX』も終焉を迎える事だろう。

道明寺司の性根を叩き直すのにと、使命を受けて始まった1年間の『プロジェクトX』

結果は上々の筈だ。
不遜な態度は相変わらずだが‥そこそこに謙虚さも身に付いてきている。

女嫌い‥この点については分からないけれど、取りあえず小馬鹿にして女を見る点は、なくなったような気がする。
いや、それどころか、雪姫様にも結花さんにも頭が上がらない状態だ。

『経営企画部』は、NYに拠点を移し存続される筈だ。
もともと皆、NY本社で活躍していた人間だ。何の支障もなく、DMJ NY に戻る事だろう。

ただ、道明寺がこのメンバーの中から消えるだけ。それだけだ。

うん。それだけだ。

始業時間のベルがなる。
百瀬課長の手が叩かれて、皆が呼ばれる。
後ろのドアがスッとド開き、西田さんが立っている。

そうか‥今日が、その日なのか‥

気配を感じ後ろを振り返り、西田さんを一瞥した道明寺が、怪訝そうな表情を浮かべている。
なんでココにいる? そんな思いが浮かんでいるのだろう。

百瀬課長の朝の挨拶の後、西田さんの話が始まる。
「皆様、一年間ここ日本で大変お疲れさまでした。先にお伝えしてありました通り、来週からはNY本社に移動となります」

っん? 先にお伝え? 来週から? 
いやいやそこまで詳しい日程は、お伺いしておりませんが?

えっ、もしや‥あたしだけ、この部署‥クビ?えっ、骨折させちゃったから?

ぐるぐるぐるぐる、色々な考えがあたしの頭を回ってる。

「百瀬課長、それに道明寺さんと、牧野さんは、申し訳ないですがこの後役員室に起こし頂けますか?」
そう言い残して、部屋を去っていく。

「来週からは、NYざますね」
「そうね、出戻り歓迎会は、いつもの所かしら?」
「ニューヨーク 久方ぶりの ニューヨーク」

心は既にNYの皆の横で‥あたし一人焦ってる。
えっ?えっ?何?何? 

「道明寺君、つくしちゃん、行くわよ」
百瀬課長が、ニコニコ顔で手招きをする。
コレだけニコニコしてるって事は、クビじゃぁーないよね? うんうん。流石にねぇー
慰謝料請求? いやいや、流石にねぇ‥ 

じゃぁ、何? えっ、何?

「‥の‥きの、牧野、おいっ」
「あっ、ゴメン‥」

ドナドナ‥?囚われた宇宙人? 攫われた美少女?
はぁっー

「ククッ、美少女ってなんだよ。美少女って」
「び、び、美少女は、美少女よ」
「ククック‥お前の頭には緊張とかそんなのは皆無か?」

いやいやいや、こんなに緊張してるでしょうが‥

百瀬課長がクスクス笑いながら
「はいはい。痴話喧嘩しないしない」
「してません」
「してねぇよ」
言葉が重なる。

「うふふっ、本当にあなた達って楽しいわよねぇー」

百瀬課長が楽し気に、嬉し気に、腰をフリフリ前を歩いていく。




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4 Comments

asu  

あおさま

お疲れ様です(*^^*)

知らぬは、約二名です(笑)

百瀬課長は、楽しくて仕方ない状態です♪

2016/08/11 (Thu) 19:15 | EDIT | REPLY |   

asu  

yukikoさま

ムフッ プロジェクトX
ムフフなのだ!

あはっ(*^^*)

2016/08/11 (Thu) 19:13 | EDIT | REPLY |   

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2016/08/11 (Thu) 07:30 | EDIT | REPLY |   

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2016/08/11 (Thu) 07:28 | EDIT | REPLY |   

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