明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

小っこいの かちごぉり 司つく

タッタッタッタ‥小っこいのが走ってくる
いやいや‥奴はかなり重くなって来た。
それっとばかりに、起き上がり抱きとめる準備をする。

「ありゃぁ おーたん おっきしてるでしゅか」
残念そうな顔で‥って、 どんだけだ?

「おーたん‥かちごぉりでしゅよ」
「っん?」
ジロリと俺を睨みながら、仁王立ちになり
「なちゅといえば‥でしゅ」
「あぁっ‥」

っん?夏と言えば海か?
プールか?
はたまた高原か?

かちごぉり‥そりゃなんだ?

ははっーん!
甲子園か?だよな? 甲子園だろ?
くくっ甲子園名物〝かちわり〟だろ?

っん?なんで俺がこんな事知ってるかって、まぁそのなんだ、つくしの影響だな。

小っこいのも‥そうか、そうか‥
「かちわり氷か?」

眉根を合わせ、ジロリと俺を見ながら。
「おーたん‥ざんねんでしゅ」

はっ?残念って?残念ってなんだそりゃ‥
小っこいのをみれば‥‥

「おーたん‥なつといえばでしゅよ?」

だ、だ、だから〝甲子園〟で、〝かちわり氷〟なんだろうよ。

「はぁっーーーー おーたん、しょれじゃ、しゃちょうしゃんになれましぇんね」

いやいや、俺、社長だった筈。そうだそうだ社長だ。
こんでも、おーたんは、やり手社長って奴だぞ。
黒い牡豹なんて呼ばれてんだぞ?
だが‥‥相手は結だ‥コイツとアイツだけには、頭が上がんねぇ。

天の助けの声がする。
「ゆーい、ゆーい」

ガチャッ、ドアが開いてつくしが立っている。
「居た、居た‥かき氷するから、早く早く」

はぁー‥かき氷か‥
チィッ惜しいじゃねぇかよ。

クイックイッと顎を出し、
「おーたん、いくでしゅ」

どこまでも偉そうに指示を出す。
ははっは‥まったくもって、俺は形無しだ。

「タマせんせい、おまたしぇしました」
小っこいのは、やけにタマに礼儀いい。

水色のエプロンをつけ、ワクワクしながらかき氷機を見つめている。
スイッチが入れられる。
シャカシャカ氷を削られていく。白雪のような氷が‥ガラスの器に堆くたまっていく。

「しゃしゅが あーたんでしゅね うちゅくしいでしゅ」
つくしを尊敬の眼差しで見上げている。

面白くねぇー。

なんだか、非常ーに、面白くねぇー


「どれ、貸してみろ」
シャカシャカ氷が削られる。ホラッどうだ!
小っこいのが、ジトォッーと俺をみる。
「ざんねんでしゅ」

「ほらっ、あたしは漁村でやってた事あるしさ」
つくしに肩を叩かれ、慰められる。



銘々が色とりどりのシロップをかけ、口に含む。
小っこいのが、大切そうにスプーンに掬って口をつける。

「おいしいでしゅ」
大輪の花が咲く。 

俺の心にも、幸せという名の花が咲く。



* **
シャカッシャッカシャカ‥今宵もかき氷機の音がする。
「うーーん 完璧だ」

完璧なかき氷を作れるようになった時には、
季節は移り、外には木枯らしが吹き荒れる季節になっていた。

シャッカシャッカシャカシャカ‥‥





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♥ありがとうございます。とっても嬉しいです♥
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6 Comments

asuhana  

たろささま

常夏の道明寺邸(笑)
で、つくしに もったいないと怒られるww

2016/08/17 (Wed) 01:14 | EDIT | REPLY |   

asuhana  

yukikoさま

ですよね ですよね(笑)

かき氷‥ついついイチゴ系を頼んでしまいます。

って、ミルクセーキ めっちゃおいしそうですね
うわっ♪へぇーところ変わればですね

2016/08/17 (Wed) 00:56 | EDIT | REPLY |   

asuhana  

天音さま

ありがとうございます♪♪
シャカシャカ‥楽しんで頂けたら嬉しいです☆

2016/08/17 (Wed) 00:53 | EDIT | REPLY |   

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2016/08/16 (Tue) 08:14 | EDIT | REPLY |   

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2016/08/15 (Mon) 07:25 | EDIT | REPLY |   

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2016/08/15 (Mon) 07:07 | EDIT | REPLY |   

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