修羅 5R 総つく
女は俺の後をついてくる。
黙って後をついてくる。
迎えに来た車に女を押し込める。乱暴にキスをする。
ありったけの欲望を女にぶつける。
激しく深いキスをする。舌と舌を絡め合わせ、舌で歯茎をなで回す。唾液が絡み合う。女の吐息が漏れる…
一瞬女が正気に戻り、
「総…ここじゃダメ」
意識を一生懸命に保とうとする。
そんな女の恥ずかしげな仕草に、俺の欲望は益々燃え上がる。
女の指をとり、指を一本一本絡ませる‥…指の腹で指の付け根を弄ぶ‥…
真っ直ぐに前を向き、懸命に耐える女。
指を絡ませ弄んだだけなのに、女の身体が微かに震える‥
羞恥と快楽の狭間で女の身体が震える‥
女は耐えきれず目を閉じる。
閉じた双眼を彩る睫毛が悩ましい‥…
車が音もなく、俺のマンションにつく。
女を追い立てるように車からおろし、部屋に向かう。
カチリッ
ドアを後ろ手で閉め、女を抱きしめる。
ドアの前で、女の服をまくりあげる。
女の腰を抱き後ろから、大きくなった俺自身を女の秘所に差し込む
女の身体は、もう既にトロトロで俺を難なく受け止める。
激しく激しく女を愛する‥
狂ったように、いや狂いながら女を抱く
女の嬌声が上がる
俺の最後に残った正気を飛ばす。
幾度も幾度も突き上げる
俺が、女が、壊れてしまえばいい。
壊れ混ざり合い一つになってしまえばいい
絶頂を迎え、崩れ落ちた女を抱き上げ、ベットへ縫い付ける
スルリと逃げないように 手首を縛りあげる
手首を縛った瞬間‥…
「総‥…」
女は俺の名を呼ぶ
余韻を残した女の身体は‥…
手首を縛りあげただけで感じ始め快楽の海へ旅立つ
脚を持ち上げ、お前の熱い花芯をあらわにする。
羞恥と快楽にまみれたお前の秘所からは、枯れることをしらない泉のように
次から次へと愛液を溢れ出させ、愛液は太ももを滴り落ちる。
焦らすように、ゆっくりとゆっくりと、
首筋を胸元を熱い花芯を手で指で舌で愛撫する。
耐えきれなくなった女は
「総、お願い‥…」
俺の名を呼び懇願する
懇願する女を一瞬だけ自分のものだと感じ、
途方もなく喜びを感じる
俺は女を焦らし続け、懇願させ続ける
俺は女に優しく優しく問いかける
「つくし、お願いだけじゃわからないぜ。何が欲しいか言ってみな」と
女は、羞恥と肉欲を天秤にかけるかの様に黙り込む‥…
次の瞬間
「総のを頂戴。熱い熱い総のをあたしに挿れて‥」
俺は、つくしを狂ったように突き上げる。
獣になって突き上げる。
つくし 俺の修羅を止めてくれ
***
総の全てがあたしを魅了する。
吐息が唇が指が‥…全てがあたしを魅了する。
激しく深いキスは、それだけであたしの躯を濡らしていいく。
ジュンッと音を立てあたしの躯の奥から、蜜が溢れ出す。
指一本一本さえもイジラレ,弄ばれる事によって性感帯になっていく。
マンションの部屋についた途端、総があたしを抱きしめる。
抱きしめられただけであたしは逝きそうになる。
総が後ろから突き上げてくる。
激しくあたしを突き上げる。
あたしも総も、このまま壊れてしまえばいいのに
このまま混ざり合って一つになれればいいのに‥…
ありとあらゆるしがらみが塵となって消えてしまえばいいのに‥
総とあたし。ただの男と女になれればいいのに‥…
総があたしをベットに押し倒す。
総があたしの手首を縛る。
この頃覚えたあたしと総の儀式。
愛を語り合わないあたし達の愛の儀式。
あたしは、総の名を呼ぶ。
ありったけの気持ちを込めて
「総‥…」
あたしの躯からは、とめどなく蜜が溢れ出す
総を迎え入れるために
総が欲しくて欲しくてたまらなくなる
お願いと何度も何度も懇願する。
意地悪に、何が欲しいか聞いてくる。
総...あたしはあんたが欲しい
***
総の美しい寝顔を盗み見る。
起きてる時には絶対に言えない言葉を小さな声で囁く
「アイシテル」
★修羅 不定期連載中 更新予定は掲示板をご覧下さい。(リンクから飛べます)
↓ランキングのご協力よろしくお願い致します♥

♥ありがとうございます。とっても嬉しいです♥