明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

ずっとずっと 48

目覚める度に、あたしは男に抱かれ続けた。
男は優しく、でも獣の様にあたしを抱き続けた。
男が動く度に、麝香の香りが漂う。
司の香りが漂う。

あれから幾日経ったのだろう‥‥ 
いつの間にか新年を迎え、数日が経っていた。

「つくし‥…おはよう」
太陽を背に纏い、眩い光の中男が笑う‥
あなたは誰? 司? ううん 司のワケがない‥…

「食事にする?それとも先にシャワーを浴びる?」
「シャワー浴びたい‥…」

男は,あたしを抱きかかえ、バスタブに入れる。
躯の隅々を男に洗われる。優しく優しく洗われる。
バスローブを着せられ、男の手が髪を乾かす。
席に着かされ食事を食べさせられる。

男は甲斐甲斐しくあたしの世話をする。
それが喜びだと言わんばかりに‥…

「つくし‥…今日は少しだけ外に出かけてみようか‥」
男はあたしに化粧を施し、服を着替えさせる。


***

つくしが起きる度に、何度も何度も抱き続けた。
余計な事など考えなくてもいいように。
快楽の海に漂わせつづける。
快楽をしっているつくしの躯は、貪欲に求め始める。

あいつの変わりでも構わない。
君が傍にいてくれるのなら、僕は悪魔にでも魂を渡す。


久しぶりにこの部屋から外へ出かけよう。
つくしを連れ、天橋立を見に行こう。
天橋立は天への架け橋。つくしと2人で見に行こう。
そして、天橋立の傍に立つ、宝珠の別荘に連れて行こう‥…
もう僕は君を手放す気はないから‥…

僕はお爺様達に連絡をしょう。君を天橋立に連れて行くと

*****

彼女を車に乗せ 天橋立に向かう。
3時間弱ほで着く事だろう。
車の動きに眠りを促され、彼女は眠る。
あどけない眠り顔で‥…

「つくし、着いたよ」
「うん? ここどこ?」
「傘松公園。」
「かさまつ?」
「うん。とりあえず降りようか。」
つくしの手を取り、歩く。
もともと華奢な身体がここ数日間でもっと細くなってしまったね。

「いいもの見せてあげる。ほら」
「綺麗な眺めだね」

肩を震わせ、薫が笑いながら
「ううん。こうするんだよ。」
股から今見ている風景を望む
「つくしも見てみて‥」

言われるが侭に、股のぞきする。
「わぁっーーーーー」

天地が逆転し、細長く伸びた松林が、まるで天空に架かる橋のようだ。

「薫、薫、橋が架かってるよ」
「ねっ、綺麗でしょ?」
「うん。でも、すごい格好だよねー」
久しぶりにみる つくしの笑顔。

「そうだね。なのに、景色は天下一品だろ?」
「うん。」

「薫、あの松林を近くで見てみたい。」
車を走らせ、松林に着く。
天橋立は、20センチから170センチの道幅で、約3.2km続く、砂嘴(さし)でできた砂浜だ。
2人でのんびりと歩く。
自然の力はなんと偉大なんだろう、少しずつ笑顔を見せてくれる。

「気に入った?」
「うん。とても綺麗な所だね。」
「それなら良かった。また明日来てみようね。」
「うん。」

宝珠の別荘に泊まる。
「お帰りなさい。薫様。お待ち申し上げておりました。つくし様」
使用人が僕達を迎え入れる。

「素敵なところ‥…」
「僕が小さな時に、一時期過ごした所なんだ。」
薫が思い出したように、クスクス笑いながら
「お婆様とね、亜矢さんがね、僕を元気づけるために、あの股のぞきをしたんだよ。」
「えっ” うふふっ 凄いー」
「うん。凄いだろ。僕は2人の姿に驚いて、その後、あの景色の綺麗さにまた驚いたんだ。だからどうしても、今日ここに連れてきたかったんだ。」
「薫‥…ありがとう。」
「うん。でもね、ありがとうは要らないよ。僕はナイトだからお姫様を守るのは役目だからね」
「うふっ またぁ」
笑いながら、ちょっぴり涙を流す君。
ゆっくりでいいから、少しずつ元気におなり。

暗闇が近づいてくると少し不安定になる君。
「つくし、大丈夫だよ。僕が一緒だよ」
「うん‥…」

「お風呂一人で入れる?それとも一緒に入る?」
「一緒に入って‥…」

2人でお風呂に入る。つくしの身体を隅から隅迄僕の手で洗い、抱きしめながら露天風呂に浸かる。

寒いと思っていたら、雪が降って来ていた‥…
僕達2人の上を雪が舞う。 お湯の上であっという間に溶けていく。

「雪が舞ってるよ。綺麗だね。」
「あぁ、綺麗だね。」

2人で温まりながら雪を見る。


***

つくしにパジャマを着せ、髪を乾かす。
「薫のも乾かしてあげる‥…」
「もう乾いちゃったから大丈夫だよ」

「あたしが薫に出来る事はなにかない?」
「沢山あるよ」
「っん?沢山あるの?」
「うん。沢山。でもねもう既に沢山貰ってるよ。」
「っん?何かしてる?」
「うん。沢山してくれてるから気にしないで」
「うん。ありがとう。でも何か出来る事があったらいつでも言ってね」

2人でベットに入る。
手を繋いでベットに入る。落ち着いたように眠りに入る。

夜中、シクシク泣く声がして目が覚める‥…
つくしが泣いている。
「司‥… 司‥…」
あいつの名前を繰り返しながら、つくしが泣いている。

僕は君の名前を呼び、抱きしめる
「つくし‥…」

「‥…薫、お願いがあるの‥…」
君が小さく呟く
「あの香りをつけて‥…あたしを抱いて欲しいの」
小さな声で呟く彼女は、あまりにも儚げで、いまにも消えて無くなりそうで、何でも叶えてあげたくなる。

立ち直りつつある彼女を、本当はもう抱くべきじゃなかったのかもしれない。
だけど、僕はあいつに似た香りを身に付けて、つくし、君を抱く。
もう僕は、君を手放す気はないから。




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6 Comments

asuhana  

Re: そろそろ何か動く?

れおりあ様
こんばんは♡ さきほどはありがとうございました♪ 絢ちゃんしっかり頂きました〜

むふふっ、いい勘なさってる。さては、昼ドラお好きですなぁー(爆)
薫もつぅ爺もつくしが大事なので、何も言わせないように用意周到でございますよー。
やる時やるのが筒井栄でございますぅ

2015/12/06 (Sun) 20:43 | EDIT | REPLY |   

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2015/12/06 (Sun) 20:10 | EDIT | REPLY |   

asuhana  

Re: No title

yakkoさま

刺激受けてます受けてます〜♡
お話とは別の違う世界を妄想しちゃったりしてますもん。
妄想の世界‥…楽しいですよねぇーーー

つくし、壊れてるよね。暗闇が降りてくると壊れるの。もっと壊れさせたかったんだけど
話しが進まなくなっちゃうので‥…

薫もいい人だけじゃぁ終わらない。頑張るヨォーーー
だって、昼ドラだもん(爆)

ではでは 昼ドラ番宣を‥…

KAGURAの婚約パーティで何かが!!

伏線は出てるので〜 ちょこっと妄想してみてください♪ 
 

2015/12/06 (Sun) 16:50 | EDIT | REPLY |   

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2015/12/06 (Sun) 16:36 | EDIT | REPLY |   

asuhana  

Re: No title

mimiさま
おはようございます。いつも嬉しいコメントありがとうございます♡

明日花劇場(笑)昼ドラに嵌って頂き大変ありがとうございます♪
mimiさんの妄想すごく面白そうなんですが‥いやーんそんなお話読みたい。
明日花劇場の司は、これからちょっとづつ逃れられない試練がやって参ります。

ストリー的には中盤にさしかったのでしょうか? 取りあえず序盤は終わった感じです♡

ちょっぴり可哀想な司君なので、SSは甘いものを‥…って、思ってるんですが中々(笑)
明日は、newbeginnig 類つく  明後日はヘラクレスロット あきつく の更新になります。
どうぞ宜しくお願い致します(*^^*)

2015/12/06 (Sun) 10:51 | EDIT | REPLY |   

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2015/12/06 (Sun) 09:40 | EDIT | REPLY |   

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