明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

天使ちゃん 幸せだね 類つく

花沢りおちゃん 俺のうちのチビ天使ちゃん。
ベビーベッドに寄り添って、可愛い寝顔をついつい見ちゃう。
あっ、ちっちゃなお口をホワァッ〜と開けたよ。
あははっ、可愛いなぁー 
このお手て、このあんよ、このほっぺ
うーん たまらなく可愛いなぁー

ちょっとだけ、ちょっとだけ触ってみちゃおうかな?
ちょっとだけ、ちょっとだけ
「りーちゃん、ッパでしゅよー」

トントン、誰かが俺の肩を叩く。くるっと振り返れば
「ッパ、りーちゃん、いま、おネンネしたばかりだから‥ジャマしないでね」

冷たく言い放つのは、あーちゃん天使。メロンズが、後ろでそうだ、そうだとばかりに、ウンウン頷いている‥‥

じゃ、じゃ、邪魔? 俺って邪魔?打ち拉がれる俺に追い討ちかける、本家本元天使ちゃん
「類、どいてどいて、そこ邪魔」

やっぱり‥俺って邪魔?

イジイジイジイジ‥‥
男親って奴は、悲哀に満ちた生き物なんだ。

パフッ
仕方ないから、ベッドに俯せる。
でもさぁ、考えてもみなよ。つくし一人じゃこんなに可愛い天使達は居なかったんだよ? うんうん。そうだ!そうだ!

俺とつくしが居たから
あーちゃんが、メロンズが、りーちゃんがいるんだよ。
もっと、父親っていう存在に感謝するべきじゃないのか?
そうだ。そうだ。なんて思ってるうちに、瞼の上下がくっ付いた。

スゥー スゥー 眠りに入る。

夢の中の俺は、果物売り場でイチゴとメロンの詰め放題にチャレンジ中だ。イチゴとメロン詰め放題なんて、流石のつくしからも聞いた事ないから‥夢だよね? うん。夢だ。間違いない。
だって、イチゴとメロンだよ?柔らかいものと固いもの。イチゴが潰されちゃうよ。潰れたら、天使ちゃん達に怒られちゃうよ。

「うっ」となった瞬間‥‥息苦しさで目が覚めた。
俺の周りを取り囲んでいたのは、あーちゃんに、メロンズ、傍らにはベビーベッドまで置かれている。

どうやら、メロンズの足が俺の口を塞いで、息苦しかったみたい。クククッ、すごい寝相だね。

「ッパ‥だーいすき‥むにゃむにゃ‥」
オマケにあーちゃんの可愛い寝言

くぅっーーーーーーー 可愛い子供らを持った醍醐味。男親稼業捨てたもんじゃないね。

ウキウキウキ ウキウキウキ
顔の綻びは、止まらない。止まらない。

オマケに、パチッと目覚めた りーちゃんが、ニコッと俺に微笑んだ。
うん。微笑んだ。微笑んだ。

くぅっーーーーー 可愛い

娘をもった醍醐味だなんて、感激に浸っていたら

「類、大すーき」
本家本元天使ちゃんまで、柔らかく微笑んで‥
俺の唇にチュッと音がする。

ニヤニヤニヤニヤ ニヤニヤニヤ
俺の顔、崩壊寸前‥


「マモン〜」
「っん?どうしたの?」
「ッパが、お昼寝しながら、唸ったり、ニヤニヤしてて、こ、こ、怖い‥‥」
「‥怖いって」
こそっと、つくしが類の顔を覗き込み
「あらっ、ホント‥」


そう、俺は夢の中‥‥‥‥
幸せ噛み締めながら、夢の中


緩やかに、穏やかに、時間は流れる。類の幸せな幸せな夢と共に。
目覚めた時に、感じるのは?

きっと、ちょっとだけ落胆と、でも、愛する者達が傍にいる幸せ。







にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ






♥ありがとうございます。とっても嬉しいです♥

類だい好〜き りおりお様への残暑お見舞い。
関連記事
スポンサーサイト



0 Comments

Add your comment