まんまるお月さま 類つく
何気にとった雑誌に、気になる見出し発見!
「なになに、ふむふむ。へぇーっ」
「っん、牧野どうしたの?いつになく真剣じゃん?」
いつの間にやって来ていた類に、声をかけられる。
気になる記事をバタンッと閉じて後ろ手に隠す。
「ううん、なんでもないよ」
小首を傾げて覗こうとするビー玉色の瞳をもつ王子様。もとい類。
あたしは、ニコッと笑いながら後ろ手で、雑誌を棚に置き、類を促して店を出る。
「買わなくて良かったの?」
ポワァワァーンとなっちゃうくらいに素敵な瞳に見つめられ、吸い込まれそうになちゃって慌てて目を反らす。
「あっ、うん。大丈夫」
心臓が口から飛び出しちゃうんじゃないかってくらいに、ドキドキしてる。
気持ちを落ち着かせるために、小ちゃく、息を吐く。
「ふぅっーー」
月に雲がかかってるからって、油断してドキドキしちゃダメ。今日は満月だよ。
「あっ、食べる?」
綺麗な包みに包まれたキャンディーを一つ手渡してくれる。
不思議な色のキャンディーは、甘くて美味しい。
それなのに‥‥いつの間にか、味じゃなくて、ころころと口の中で転がす感覚を楽しんでいる。
空を見上げれば、雲の隙間からお月様が見えそうで‥‥
ゴクッ うぅっ 躯の奥が揺らめいちゃって
「牧野、さっきから無口だけど、お腹でも空いた?」
暢気な声がする。
ゴクッ お、お、美味しそう。
「あっ、うん‥‥満月だからかな‥あはっ」
キョトンとした顔で、
「満月だから?くくっ、そんな狼男みたいなこと言って」
狼男‥ジュルッ 美味しいかな? きっと美味しい。うん間違いなく美味しい。
ゴクッ ジュルッ 餓えが止まらない。
お月様が、少しずつ少しずつ顔を出してくる。
だめだめ‥雲さん、そのままお月様を隠しておいて‥
だめだめ‥止められなくなっちゃう。
そう思うのに‥‥あたしの瞳は、お月様を見つめたまま目を離せない。
あたしの目の前に、類が顔を出す。
ゴクリッ 美味しそう。この艶かしい唇を貪りたい。
「どうし‥」
全ての言葉がいい終わらない内に、あたしは転んだ振りをして類の胸に飛び込んだ。
ジュルリッ 雲の合間から満月が顔を出す。
キラリッ あたしの瞳の中に焔が灯る。
フワリッ 牡を落とす牝の匂いをまき散らす。
大きな瞳をウルウルさせて、唇を少ぅしだけ開け、あたしは類を見上げる。
類の唇が、あたしの唇と重なって吐息が一つになる。ほんの少し放たれた唇から長い舌が侵入してくる。舌を絡めとり、唇で吸い上げる。
ツッツゥーーーと 微かに開いた唇から、透明な液体が漏れていく。
類の唾液を逃さぬように、吸い上げる。
あぁ‥‥‥美味しぃ 体液は、エナジーだ
「‥‥牧野‥‥」
類があたしの名を呼び、車に押し込めた。
目の前から、まん丸のお月様は見えない筈なのに‥‥一度味わった快楽が、あたしの中を駆け巡り、ズキンッと疼きを押し上げていく。
類の肩に頭を凭れかける。
美しい指先が髪を掬いあげ、項をペロリと舐め上げる。
「‥‥ぅぅっ‥‥うっ‥」
堪えようと思うのに‥‥声が快楽が外に溢れて行く。
古の血が騒ぐ。ジュルジュル‥ジュルリッと。
耳許に息を吹きかけながら類が囁く。
「牧野を、つくしを食べちゃいたい」
ゴクリッ‥あたしもあなたを食べちゃいたい。
ジュルリ‥欲望を押し殺し、コクリと小さく頷いた。
あたしの中の欲望が蠢く。ニュルリ‥子宮の奥底が口を開けている。
駐車場から直通のエレベーターに乗り込む。
乗り込んだ瞬間に、再び口づけが落とされて、頭の中を欲望が駆け抜ける。
類の唾液があたしの口の中に入って来る。ジュルジュルと‥
なだれ込むように、部屋に入る。
類の指先が止まらない。愛液がショーツを濡らして行く。
「つくし、美味しそうだ」
類、あなたも美味しそう。
ブラウスの釦が乱暴に外される。胸元のブラジャーのホックが外されて‥胸が露になる。
円を描くように、乳輪をなぞる。ゆっくりとゆっくりと。ツーンと乳首が主張を始める。指先で弄って、口に食む。
「食べちゃいたい‥」
あたしも、あなたを食べちゃいたい。
指で唇で舌で。全身が愛撫される。
ツツッ−ツーと指の腹で撫で上げられて‥躯がビクビクと小刻みに揺れる。
「なんて、美味しそうなんだろう。指挿れるね」
花弁を押し分けてあたしの中に、ヌプリ‥一本二本と指が入って来る。
痛いと思ったのは、一瞬で‥あたしの肉襞は、別の生き物のように、類の指先に絡み付く。
ぬちゃぬちゃグニュリが、ピチャピチャと水音に変わっていく。
「舐めてもいい?」
美しい瞳が光っている。
あたしの花弁を口で、食み吸い上げる。ツンツンとノックする様に、包皮を押し分け舐め上げる。
「‥うっ‥」
蜜が溢れ出す。牡を誘う蜜がこれでもかこれでもかと言う程に。
指で、唇で、未経験の快楽を与えられ、身体が跳ね上がる。
陸に上がった人魚のように、跳ね上がる。
「‥っう‥あっ‥あぁ‥‥あぁーーーーー」
ピチャピチャと言う淫らな音とともに、一度目の絶頂が訪れる。
「凄いね‥つくしは、やっぱり思ってた通り。食べがいがあるね」
淫らに微笑まれた、次の瞬間‥
「一気に貫かないと余計痛いからちょっと我慢して」
そんな言葉と共に、グッ‥類の性器があたしを貫いた。
「痛いっ」
痛さに目を瞑る。
あたしを貫いた後、類の動きがゆっくりした動きになる。
痛さと共に、何かがこみ上げて来る。
ゆっくりとゆっくりと目を開ける。
類の耳がネコ耳を付けたように、上にピーンと立っていて、下半身にはフサフサとした毛の感触が‥
「類、それ‥それって」
長い舌で、自分の唇をペロリと舐め上げながら
「くくっ、赤ずきんちゃん。こんにちは」
そう言って、ニヤリと笑う。
あたしは、全てを理解する。
満月の夜、あたしがこんなにも類を求めた理由を。
「類、あたしにも食べさせて」
類の動きは、激しさを増して‥あたしの中に、白濁とした体液を放つ。
あたしの餓えが収まっていく。身体中にエナジーが漲って行く。
あたしは、赤ずきん。
牡の‥‥いいえ、狼さんの体液で、餓えを満たすの。
うふふっ あたしと類‥‥やっぱり魂の一部なんだね。
明け放たれた窓からは、まん丸のお月様が見下ろしていた。
fin


♥ありがとうございます。とっても嬉しいです♥
dólcevitaオダワラアキさま プロジェクト
類くんを狼にしちゃおう~あたしを美味しく食べて~ 参加のお話♪
「なになに、ふむふむ。へぇーっ」
「っん、牧野どうしたの?いつになく真剣じゃん?」
いつの間にやって来ていた類に、声をかけられる。
気になる記事をバタンッと閉じて後ろ手に隠す。
「ううん、なんでもないよ」
小首を傾げて覗こうとするビー玉色の瞳をもつ王子様。もとい類。
あたしは、ニコッと笑いながら後ろ手で、雑誌を棚に置き、類を促して店を出る。
「買わなくて良かったの?」
ポワァワァーンとなっちゃうくらいに素敵な瞳に見つめられ、吸い込まれそうになちゃって慌てて目を反らす。
「あっ、うん。大丈夫」
心臓が口から飛び出しちゃうんじゃないかってくらいに、ドキドキしてる。
気持ちを落ち着かせるために、小ちゃく、息を吐く。
「ふぅっーー」
月に雲がかかってるからって、油断してドキドキしちゃダメ。今日は満月だよ。
「あっ、食べる?」
綺麗な包みに包まれたキャンディーを一つ手渡してくれる。
不思議な色のキャンディーは、甘くて美味しい。
それなのに‥‥いつの間にか、味じゃなくて、ころころと口の中で転がす感覚を楽しんでいる。
空を見上げれば、雲の隙間からお月様が見えそうで‥‥
ゴクッ うぅっ 躯の奥が揺らめいちゃって
「牧野、さっきから無口だけど、お腹でも空いた?」
暢気な声がする。
ゴクッ お、お、美味しそう。
「あっ、うん‥‥満月だからかな‥あはっ」
キョトンとした顔で、
「満月だから?くくっ、そんな狼男みたいなこと言って」
狼男‥ジュルッ 美味しいかな? きっと美味しい。うん間違いなく美味しい。
ゴクッ ジュルッ 餓えが止まらない。
お月様が、少しずつ少しずつ顔を出してくる。
だめだめ‥雲さん、そのままお月様を隠しておいて‥
だめだめ‥止められなくなっちゃう。
そう思うのに‥‥あたしの瞳は、お月様を見つめたまま目を離せない。
あたしの目の前に、類が顔を出す。
ゴクリッ 美味しそう。この艶かしい唇を貪りたい。
「どうし‥」
全ての言葉がいい終わらない内に、あたしは転んだ振りをして類の胸に飛び込んだ。
ジュルリッ 雲の合間から満月が顔を出す。
キラリッ あたしの瞳の中に焔が灯る。
フワリッ 牡を落とす牝の匂いをまき散らす。
大きな瞳をウルウルさせて、唇を少ぅしだけ開け、あたしは類を見上げる。
類の唇が、あたしの唇と重なって吐息が一つになる。ほんの少し放たれた唇から長い舌が侵入してくる。舌を絡めとり、唇で吸い上げる。
ツッツゥーーーと 微かに開いた唇から、透明な液体が漏れていく。
類の唾液を逃さぬように、吸い上げる。
あぁ‥‥‥美味しぃ 体液は、エナジーだ
「‥‥牧野‥‥」
類があたしの名を呼び、車に押し込めた。
目の前から、まん丸のお月様は見えない筈なのに‥‥一度味わった快楽が、あたしの中を駆け巡り、ズキンッと疼きを押し上げていく。
類の肩に頭を凭れかける。
美しい指先が髪を掬いあげ、項をペロリと舐め上げる。
「‥‥ぅぅっ‥‥うっ‥」
堪えようと思うのに‥‥声が快楽が外に溢れて行く。
古の血が騒ぐ。ジュルジュル‥ジュルリッと。
耳許に息を吹きかけながら類が囁く。
「牧野を、つくしを食べちゃいたい」
ゴクリッ‥あたしもあなたを食べちゃいたい。
ジュルリ‥欲望を押し殺し、コクリと小さく頷いた。
あたしの中の欲望が蠢く。ニュルリ‥子宮の奥底が口を開けている。
駐車場から直通のエレベーターに乗り込む。
乗り込んだ瞬間に、再び口づけが落とされて、頭の中を欲望が駆け抜ける。
類の唾液があたしの口の中に入って来る。ジュルジュルと‥
なだれ込むように、部屋に入る。
類の指先が止まらない。愛液がショーツを濡らして行く。
「つくし、美味しそうだ」
類、あなたも美味しそう。
ブラウスの釦が乱暴に外される。胸元のブラジャーのホックが外されて‥胸が露になる。
円を描くように、乳輪をなぞる。ゆっくりとゆっくりと。ツーンと乳首が主張を始める。指先で弄って、口に食む。
「食べちゃいたい‥」
あたしも、あなたを食べちゃいたい。
指で唇で舌で。全身が愛撫される。
ツツッ−ツーと指の腹で撫で上げられて‥躯がビクビクと小刻みに揺れる。
「なんて、美味しそうなんだろう。指挿れるね」
花弁を押し分けてあたしの中に、ヌプリ‥一本二本と指が入って来る。
痛いと思ったのは、一瞬で‥あたしの肉襞は、別の生き物のように、類の指先に絡み付く。
ぬちゃぬちゃグニュリが、ピチャピチャと水音に変わっていく。
「舐めてもいい?」
美しい瞳が光っている。
あたしの花弁を口で、食み吸い上げる。ツンツンとノックする様に、包皮を押し分け舐め上げる。
「‥うっ‥」
蜜が溢れ出す。牡を誘う蜜がこれでもかこれでもかと言う程に。
指で、唇で、未経験の快楽を与えられ、身体が跳ね上がる。
陸に上がった人魚のように、跳ね上がる。
「‥っう‥あっ‥あぁ‥‥あぁーーーーー」
ピチャピチャと言う淫らな音とともに、一度目の絶頂が訪れる。
「凄いね‥つくしは、やっぱり思ってた通り。食べがいがあるね」
淫らに微笑まれた、次の瞬間‥
「一気に貫かないと余計痛いからちょっと我慢して」
そんな言葉と共に、グッ‥類の性器があたしを貫いた。
「痛いっ」
痛さに目を瞑る。
あたしを貫いた後、類の動きがゆっくりした動きになる。
痛さと共に、何かがこみ上げて来る。
ゆっくりとゆっくりと目を開ける。
類の耳がネコ耳を付けたように、上にピーンと立っていて、下半身にはフサフサとした毛の感触が‥
「類、それ‥それって」
長い舌で、自分の唇をペロリと舐め上げながら
「くくっ、赤ずきんちゃん。こんにちは」
そう言って、ニヤリと笑う。
あたしは、全てを理解する。
満月の夜、あたしがこんなにも類を求めた理由を。
「類、あたしにも食べさせて」
類の動きは、激しさを増して‥あたしの中に、白濁とした体液を放つ。
あたしの餓えが収まっていく。身体中にエナジーが漲って行く。
あたしは、赤ずきん。
牡の‥‥いいえ、狼さんの体液で、餓えを満たすの。
うふふっ あたしと類‥‥やっぱり魂の一部なんだね。
明け放たれた窓からは、まん丸のお月様が見下ろしていた。
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類くんを狼にしちゃおう~あたしを美味しく食べて~ 参加のお話♪
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