ヘラクレスノット 前編 あきつく
「うわぁ~っお綺麗ですわぁお姉様」
「お姉様とってもお似合いですわぁ~」
「つくしちゃん本当に可愛いわぁ~」
三人のお姫様が口々に騒ぎたてている。
「えへへっ‥…」
照れ隠しをして笑っているお姫様。
「お兄様、つくしお姉様本当にお似合いですわよね♡」
「あぁーそうだね絵夢。」
「お兄様、つくしお姉様本当にお綺麗ですわよね♡」
「あぁーそうだね芽夢。」
お袋が口を開く前に‥…
目の前の姫君の首筋に、ネックレスを付け‥…
「では、姫様ご一緒に参りましょうか」
と声をかけ、車に乗り込む。
「美作さん。変じゃない? うーんなんか緊張するねぇー」
女性同伴条件のジェエリーブランドのパーティー
どうしてもお近づきになりたい相手がいて、牧野に付き合ってもらう事にした。
「いやいや、すげぇ似合ってる。」
「マジ?」
「マジ。馬子にも衣装だよ。」
「エヘヘッ‥…って、一言余計じゃんかぁー」
「あははっ バレたか」
「バレるでしょー もぉー」
いやいや、お前マジで磨けば光る原石だよ。
お前に見惚れていたのがバレない様に、俺はお前を茶化すんだ。
案の定、パーティー会場に居るお前は、注目の的だ。
本人は気が付きもしないで、いたって暢気に料理をパクついている。
「うーん。美味しい。あっ、美作さんも食べる?とってきてあげようか?」
「いや、いらん。」
「こんなに美味しいのにぃーもったいない。」
「お前、もったいない信者だもんな」
「あっ、またバカにしてぇー。もうパーティー付き合わないよ」
「あっ、だったら美味いもん食べれないぞ」
「あっ、そうだった。えへへっ」
ペロリと平らげ
「牧野つくし。おかわりして参りまーす」
ルンルン♪と言う声が聞こえそうな感じで料理を取りにいく牧野。
そんな牧野も可愛く思える俺は、相当牧野にイカレテルんだろうな‥
皿の上をてんこ盛りにして戻ってくる牧野。
「うーん美味しい♪」
美味そうに、嬉しそうに頬張っている。
こいつ、幾つになっても本当に、変わんねぇなぁー。と思い眺める。
所作は驚く程綺麗になったのに、こいつは驚く程変わらない。
クルクルとよく変わる表情。
怒ったり泣いたり笑ったり忙しい。
たまにドキッとする程色っぽいのに‥…
10代のガキの頃と変わらずあどけない表情をする。
大人の牧野と、少女の牧野。
少女の牧野と、大人の牧野。
どちらの牧野も俺を魅了する‥…
しっかりしてる様で、抜けている。
抜けている様で、その実しっかりとしている。
鈍感な様で、鋭敏で
鋭敏の様で、鈍感で
お前は俺の思いに気がついているのだろうか?
気が付いていながら素知らぬ振りをしているのか?
それとも、俺の思いなど全く気が付かないのか?
今度はスイーツを取りに行った牧野が‥
「美作さん、美作さん 大変。大変。」
「っん?どうした?」
「ほら見てみて。」
牧野が皿を俺に見せる。
「このシュークリーム四角いんだよ。凄くない?」
なぁ、牧野お前の大変大変はシュークリームか?
もうちょっと他の大変はないのか?
「なぁ牧野、トトロの形のシュークリームあるの知ってるか?」
「えっーーー何それ~うわぁ凄い気になる」
「今度連れてってやるよ。」
「マジ?」
「あぁーマジ。」
「うふっ ありがとう。楽しみにしてるね。」
「あっ、でもトトロのシュークリームって、食べる時可哀想で食べれなかったりしてーー」
「心配すんな。お前が食べれないなんて事ないから」
「もうっ!」
何気なさを装いながら、次の約束を交わせた事を俺は喜ぶ。
なぁ牧野、俺すげぇ詳しいんだぞ。イマドキ女子の好きなもん。
牧野をすぐ誘えるように、色々リサーチしてんだぞ。
まぁ、そのリサーチが仕事にも役立ってるから、逆に牧野には、サンキューなんだけどな。
「ねぇねぇ」
「っん?」
「さっき付けてくれたネックレスって、ここのブランドのネックレスの新作なの?」
「あぁー そうみたいだな」
「そうみたいって‥…美作さんが用意したんじゃなかったんだぁー」
俺が用意したんだよ。ヘラクレスノットのネックレス‥…
固く結ばれてほどけないって意味があるんだぞ。
今日、お前をココに連れてきたのは、仕事相手に会う事じゃなく、ヘラクレスノットのネックレスをお前に付ける事が一番の目的だったんだ。
「いいや。俺が用意したんだよ。」
「……そ、そ、そうなんだ……」
「あぁ……」
「なぁ、新作ジュエリーのモチーフ説明は読んだか?」
「あっ、美作さん、美作さんがお会いしたいって、行ってた川端社長だよ」
「あぁ……」
はぁっー なんだかタイミング悪いんだよな。
俺が川端社長と話している間、牧野はにこやかに川端社長の連れと話してくれていた。
川端社長の連れは、川端社長の溺愛する奥さんの莉子さんで、牧野を大層気に入って……
何故か、トトロのシュークリームを四人で買いに行くことになっていた。
中々アポがとれない川端社長……なのに、意図も容易く四人でトトロかぁ……
ハァッー牧野すげぇな。
「じゃあ、早速だけど明後日、日曜日の11時で宜しいわよね?ねっあなたも良いわよね♪」
「そのあとご予定がなければ、ついでに我が家にいらっしゃっらない?」
梨子さんは、どんどん決めていく。川端社長は時折相づちを打ちながら、あとはニコニコして莉子さんを眺めている。
「うわぁ~楽しみです。ねっ美作さん」
相づちを打ちながら、まぁ俺も似たようなものか。と思う。
川端社長と目が合い、可笑しくなって笑いあう。
その様を、牧野と莉子さんがキョトンと見つめていた。
「じゃあ日曜日ね~」
川端夫妻と約束を交わし、帰路につく。
「牧野、今日はありがとう。すげぇ助かった。礼させてくれよな。」
「いえいえ。お役に立てて光栄です。あはっ お礼は……そうね~」
「うーん……あっ!幸太飯店のスペシャルランチが良い!」
「お前、あそこ好きだな~」
「だって、美味しいんだもん。美作さんだって美味しい、美味しいって、言ってるじゃん」
あぁ見えて、あそこのオヤジさん本格的に修行した人らしく、真面目に旨い。
ここ半年、俺らのお気に入りだ。2人で週に1度は食べに行く。
だからって、幸太飯店かぁー たまにはもう少し色気のある店にでも‥…
「あっ、このネックレスは、どうしたら良い?」
「っん? やるよ」
「えぇっーーー 貰えないよ。こんな高価なもの。」
「今日のお礼。」
「お礼は、幸太飯店のスペシャルランチで良いってー」
「っん?だからって、牧野にあげたもん他の女にやるワケにもいかないだろう?」
「そ、そうだけどさぁ」
「なっ。」
「うーーん、いいの?でもなぁこんな高価なもの‥…」
「嫌い?」
「ううん。好き‥…」
なぁ‥俺の事は? 声にならな言葉を心の中で聞いてみる。
「まっ、貰ってよ。で、悪いと思うなら付けてくれよ。なっ」
「うん。 じゃぁ遠慮なく頂きます。美作さんありがとうね。」
「あぁー こっちこそサンキューな。」
好きな女に愛の言葉一つ囁けない俺は、かなりのヘタレなんだろうな。
牧野に向き合う俺は、いつも弱虫だ。
一歩踏み出す勇気が持てずにいつもまごついている。
「じゃあ 美作さん 明後日ね。トトロ楽しみにしてるね〜」
「あぁ おやすみ」
「はーい。夢乃さん達に、またお伺いしまーすって、伝えておいてね」
白い息を吐きながら、元気に去って行く牧野。見送る俺。
曲がり角の前に、こっちを振り向いたら今夜離さないのに‥…
牧野は振り向かない。 俺は踵を返す。
あきらが踵を返した瞬間、つくしは振り向く‥…
「あはっ、見てるわけないかぁー」
***
「うーーーん いい天気! 今日も一日元気にいきましょっか。」
あたしは気合いを入れながら、そっと胸元のネックレスを触る。
ヘラクレスノットのネックレス
「くすっ あたしが美作さんに用意したクリスマスプレゼントもヘラクレスノットなんだよ。」
ヘラクレスノットのプラチナカフス。あたしの精一杯の気持ち。
バックの中に、カフスを忍ばせる。
笑っていつものお礼だよって渡せます様に。願いを込めてバックの中に忍ばせる。
ねぇ、美作さん、美作さんがこのネックレスを選んだ気持ちは、あたしの気持ちと一緒?
聞きたいけど、聞けない。
あたし達2人は、立ち止まったまま動かない。動けない。
彼は、美作商事の御曹司。あたしは一般庶民。しかも親友の元彼女。
わざわざあたしを選ばなくても、美作さんには相応しい人が山ほどいる。
「はぁっーーー」
大きなため息をつき、これじゃいかんと気合いを入れ直す。
「ヨシッ!! トトロ食べにいくぞーーーー待ってろートトロ」
気合いを入れた瞬間に、来訪を告げるドアチャイムが鳴る。
時計を見ると10時ぴったり。
流石気遣いの美作さんだ。
「はーい。今行きますーす」
ヘラクレスノット 後編 は、12月9日6時アップします。
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照れ隠しをして笑っているお姫様。
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「あぁーそうだね絵夢。」
「お兄様、つくしお姉様本当にお綺麗ですわよね♡」
「あぁーそうだね芽夢。」
お袋が口を開く前に‥…
目の前の姫君の首筋に、ネックレスを付け‥…
「では、姫様ご一緒に参りましょうか」
と声をかけ、車に乗り込む。
「美作さん。変じゃない? うーんなんか緊張するねぇー」
女性同伴条件のジェエリーブランドのパーティー
どうしてもお近づきになりたい相手がいて、牧野に付き合ってもらう事にした。
「いやいや、すげぇ似合ってる。」
「マジ?」
「マジ。馬子にも衣装だよ。」
「エヘヘッ‥…って、一言余計じゃんかぁー」
「あははっ バレたか」
「バレるでしょー もぉー」
いやいや、お前マジで磨けば光る原石だよ。
お前に見惚れていたのがバレない様に、俺はお前を茶化すんだ。
案の定、パーティー会場に居るお前は、注目の的だ。
本人は気が付きもしないで、いたって暢気に料理をパクついている。
「うーん。美味しい。あっ、美作さんも食べる?とってきてあげようか?」
「いや、いらん。」
「こんなに美味しいのにぃーもったいない。」
「お前、もったいない信者だもんな」
「あっ、またバカにしてぇー。もうパーティー付き合わないよ」
「あっ、だったら美味いもん食べれないぞ」
「あっ、そうだった。えへへっ」
ペロリと平らげ
「牧野つくし。おかわりして参りまーす」
ルンルン♪と言う声が聞こえそうな感じで料理を取りにいく牧野。
そんな牧野も可愛く思える俺は、相当牧野にイカレテルんだろうな‥
皿の上をてんこ盛りにして戻ってくる牧野。
「うーん美味しい♪」
美味そうに、嬉しそうに頬張っている。
こいつ、幾つになっても本当に、変わんねぇなぁー。と思い眺める。
所作は驚く程綺麗になったのに、こいつは驚く程変わらない。
クルクルとよく変わる表情。
怒ったり泣いたり笑ったり忙しい。
たまにドキッとする程色っぽいのに‥…
10代のガキの頃と変わらずあどけない表情をする。
大人の牧野と、少女の牧野。
少女の牧野と、大人の牧野。
どちらの牧野も俺を魅了する‥…
しっかりしてる様で、抜けている。
抜けている様で、その実しっかりとしている。
鈍感な様で、鋭敏で
鋭敏の様で、鈍感で
お前は俺の思いに気がついているのだろうか?
気が付いていながら素知らぬ振りをしているのか?
それとも、俺の思いなど全く気が付かないのか?
今度はスイーツを取りに行った牧野が‥
「美作さん、美作さん 大変。大変。」
「っん?どうした?」
「ほら見てみて。」
牧野が皿を俺に見せる。
「このシュークリーム四角いんだよ。凄くない?」
なぁ、牧野お前の大変大変はシュークリームか?
もうちょっと他の大変はないのか?
「なぁ牧野、トトロの形のシュークリームあるの知ってるか?」
「えっーーー何それ~うわぁ凄い気になる」
「今度連れてってやるよ。」
「マジ?」
「あぁーマジ。」
「うふっ ありがとう。楽しみにしてるね。」
「あっ、でもトトロのシュークリームって、食べる時可哀想で食べれなかったりしてーー」
「心配すんな。お前が食べれないなんて事ないから」
「もうっ!」
何気なさを装いながら、次の約束を交わせた事を俺は喜ぶ。
なぁ牧野、俺すげぇ詳しいんだぞ。イマドキ女子の好きなもん。
牧野をすぐ誘えるように、色々リサーチしてんだぞ。
まぁ、そのリサーチが仕事にも役立ってるから、逆に牧野には、サンキューなんだけどな。
「ねぇねぇ」
「っん?」
「さっき付けてくれたネックレスって、ここのブランドのネックレスの新作なの?」
「あぁー そうみたいだな」
「そうみたいって‥…美作さんが用意したんじゃなかったんだぁー」
俺が用意したんだよ。ヘラクレスノットのネックレス‥…
固く結ばれてほどけないって意味があるんだぞ。
今日、お前をココに連れてきたのは、仕事相手に会う事じゃなく、ヘラクレスノットのネックレスをお前に付ける事が一番の目的だったんだ。
「いいや。俺が用意したんだよ。」
「……そ、そ、そうなんだ……」
「あぁ……」
「なぁ、新作ジュエリーのモチーフ説明は読んだか?」
「あっ、美作さん、美作さんがお会いしたいって、行ってた川端社長だよ」
「あぁ……」
はぁっー なんだかタイミング悪いんだよな。
俺が川端社長と話している間、牧野はにこやかに川端社長の連れと話してくれていた。
川端社長の連れは、川端社長の溺愛する奥さんの莉子さんで、牧野を大層気に入って……
何故か、トトロのシュークリームを四人で買いに行くことになっていた。
中々アポがとれない川端社長……なのに、意図も容易く四人でトトロかぁ……
ハァッー牧野すげぇな。
「じゃあ、早速だけど明後日、日曜日の11時で宜しいわよね?ねっあなたも良いわよね♪」
「そのあとご予定がなければ、ついでに我が家にいらっしゃっらない?」
梨子さんは、どんどん決めていく。川端社長は時折相づちを打ちながら、あとはニコニコして莉子さんを眺めている。
「うわぁ~楽しみです。ねっ美作さん」
相づちを打ちながら、まぁ俺も似たようなものか。と思う。
川端社長と目が合い、可笑しくなって笑いあう。
その様を、牧野と莉子さんがキョトンと見つめていた。
「じゃあ日曜日ね~」
川端夫妻と約束を交わし、帰路につく。
「牧野、今日はありがとう。すげぇ助かった。礼させてくれよな。」
「いえいえ。お役に立てて光栄です。あはっ お礼は……そうね~」
「うーん……あっ!幸太飯店のスペシャルランチが良い!」
「お前、あそこ好きだな~」
「だって、美味しいんだもん。美作さんだって美味しい、美味しいって、言ってるじゃん」
あぁ見えて、あそこのオヤジさん本格的に修行した人らしく、真面目に旨い。
ここ半年、俺らのお気に入りだ。2人で週に1度は食べに行く。
だからって、幸太飯店かぁー たまにはもう少し色気のある店にでも‥…
「あっ、このネックレスは、どうしたら良い?」
「っん? やるよ」
「えぇっーーー 貰えないよ。こんな高価なもの。」
「今日のお礼。」
「お礼は、幸太飯店のスペシャルランチで良いってー」
「っん?だからって、牧野にあげたもん他の女にやるワケにもいかないだろう?」
「そ、そうだけどさぁ」
「なっ。」
「うーーん、いいの?でもなぁこんな高価なもの‥…」
「嫌い?」
「ううん。好き‥…」
なぁ‥俺の事は? 声にならな言葉を心の中で聞いてみる。
「まっ、貰ってよ。で、悪いと思うなら付けてくれよ。なっ」
「うん。 じゃぁ遠慮なく頂きます。美作さんありがとうね。」
「あぁー こっちこそサンキューな。」
好きな女に愛の言葉一つ囁けない俺は、かなりのヘタレなんだろうな。
牧野に向き合う俺は、いつも弱虫だ。
一歩踏み出す勇気が持てずにいつもまごついている。
「じゃあ 美作さん 明後日ね。トトロ楽しみにしてるね〜」
「あぁ おやすみ」
「はーい。夢乃さん達に、またお伺いしまーすって、伝えておいてね」
白い息を吐きながら、元気に去って行く牧野。見送る俺。
曲がり角の前に、こっちを振り向いたら今夜離さないのに‥…
牧野は振り向かない。 俺は踵を返す。
あきらが踵を返した瞬間、つくしは振り向く‥…
「あはっ、見てるわけないかぁー」
***
「うーーーん いい天気! 今日も一日元気にいきましょっか。」
あたしは気合いを入れながら、そっと胸元のネックレスを触る。
ヘラクレスノットのネックレス
「くすっ あたしが美作さんに用意したクリスマスプレゼントもヘラクレスノットなんだよ。」
ヘラクレスノットのプラチナカフス。あたしの精一杯の気持ち。
バックの中に、カフスを忍ばせる。
笑っていつものお礼だよって渡せます様に。願いを込めてバックの中に忍ばせる。
ねぇ、美作さん、美作さんがこのネックレスを選んだ気持ちは、あたしの気持ちと一緒?
聞きたいけど、聞けない。
あたし達2人は、立ち止まったまま動かない。動けない。
彼は、美作商事の御曹司。あたしは一般庶民。しかも親友の元彼女。
わざわざあたしを選ばなくても、美作さんには相応しい人が山ほどいる。
「はぁっーーー」
大きなため息をつき、これじゃいかんと気合いを入れ直す。
「ヨシッ!! トトロ食べにいくぞーーーー待ってろートトロ」
気合いを入れた瞬間に、来訪を告げるドアチャイムが鳴る。
時計を見ると10時ぴったり。
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