明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

天女と羽衣  総つく


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天女の羽衣を奪ったままならば‥ずっとこの地にとどまるのだろうか?
庭に咲く天女花を眺めながら、とりとめも無く物思いに耽る。

「若宗匠」
従者から声がかかり我に返る。

親父の部屋の襖を開ける。
親父が倒れたのは一年程前だ。親父に付いていた重鎮どもも、今では俺の言いなりだ。
親父の突然の病は、まさに俺にとって追い風だった。寝込んでいる内に反対勢力と結託して西門の実権全てを手に入れる事が出来たのだから。
倒れた親父に、全てを手に入れたと耳打ちをすれば興奮して
「育ててやった恩も忘れたのか‥お前は、お前は‥夜叉だ」
目の前の老人は、そうのたまり、枕元の水差しを俺に投げつける。

飛んで来る水差しを躱して
「ふっ、その言葉有り難く受け取らせて頂きますよ。お父さん」

哀れなこの老人を決して憎んでいたわけではない。ただ‥たった一つのモノを得る為に俺は、夜叉の道を選んだのだ。
後悔など一つもない。

「松木、車を用意しろ」

*****
イライラを募らせながら、部屋の中で女を待つ。

ガチャリッ 
ドアが開く音がして女が入って来る。

「遅せぇな。何してたんだよ?」
女は、俺の問いに一言も答えずに買い物してきたものを冷蔵庫に仕舞っている。
まるで俺など見えてないように。

腕を掴みあげ、無言でその場に押し倒す。
買い物袋から転げたオレンジが、コロコロと転がる。

獣のように女を貪る。

黒髪がサラサラと揺れ動き、白い裸体が薄明かりの中浮かんでいる。

夢か現か、現か夢か‥‥
必死に快楽と戦い続けてる女の身体が、俺の下で跳ね上がる。
腰を打ち付ける。愛液の音と嬌声を我慢するくぐもった吐息が漏れる。

「我慢すんな。声‥あげろよ」

この女が欲しくて‥‥金と権力で手に入れた。
金と権力を手に入れるために、西門を我が者にした。


動きを止め‥‥肉棒を引き抜けば‥‥快楽を途中で奪われた女の身体が淫らに悶えている。

「口開けろよ」
悔しそうな顔をしながら、女が口を開ける。
真っ赤な舌を吸い上げながら、胸をまさぐる。
女の秘部が俺を求め、無意識に腰を押し付けて来る。

脚を持ち上げ、花芯を舐め上げる。愛液がトロトロと秘部から流れ出す。

ペチャペチャと音が出る。

「うぅっ、あっ‥あぁ‥はっはっ‥あぁ」
それでも、必死に快楽と戦う女の顔を一撫でする。

目を開き俺を見る。
‥‥女の真っ直ぐな瞳が俺を射抜く。

視線を逸らすように、再び己の肉棒を女の身体に押し入れる。
奥底まで突き上げる。幾度も幾度も突き上げる。子宮の奥底を。
「あぁっ、うっ‥‥あっ、あぁ‥」

「つくし‥逝くぞ」
欲望という精を吐く。つくしの奥底に。

女は、手元の服を引き寄せて上に羽織り浴室に向かおうとする。
つれない態度が憎くて、女の後ろ姿に言葉を放つ
「お前の仕事は、まだ終わっちゃいねぇだろうよ」

屈辱に満ちた眼差しを浮かべながら、吐き出した精の後始末をするために、俺の股間に顔を埋める。

俺を愛さない女が憎くて、俺は女を穢す。穢せば穢す程に‥女が遠のくと言うのに

俺は、天女を手放せない。どれだけコイツに憎まれようとも。どれだけコイツが俺を嫌おうとも。

眼下で、俺の性器をしゃぶり上げる女の髪を掴み、顔をあげさせる。

「どうだ、惨めか?」

刹那‥

「ふっ」と女が微笑して、小首を傾げながら

「貶めたいなら、好きなだけ貶めればいいわ‥‥」

そう言葉を放ち俺の手を払いのけ、股間に顔を埋め、再びしゃぶり上げる。

女の口の中で再び精を放つ。つくしの喉がゴクリと上下する。

捕らえた筈の獲物に囚われて、俺は身動きがとれない。
この歪で歪んだ関係は、どこに向かおうとしているの?
どこが終着点なのか?

何もわからない。ただわかっているのは、俺は羽衣を天女に返せないと言う事だけだ。




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♥ありがとうございます。とっても嬉しいです♥
24/7 haruwoさまへ送りつけた、黒い総ちゃんのお話♪
黒い筈が……あまり黒くなくなってしまったという(笑)
えへへっ



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