明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

バカ言ってるんじゃない 31  司つく

俺は、手を緩めた。

その瞬間、結花さんが
「ふぅっーーーー ミッション終了」
一言呟いた。

工さんが
「DMJの中の予想票は?」

「今月以内は、約8割りってとこかな」

「へぇー案外居たね」

「でしょ。まぁ、逐一報告してたからね」

「あらっ、そんなに?」
お袋が割り居れば

「ほぉっー、中々将来予測を立てるのが得意な人間が多いようだね」
親父が頷く。

「あとは、ご婚約の発表だけになるかと‥」

ニッコリと結花さんが微笑む。

俺と牧野、2人で意味が解らなくて目を合わせる。

4人が一斉に、俺等に向き直り
「司、牧野さん、そう言うわけで明日、婚約発表の記者会見を開きますから」

「「へっ」」
牧野と2人で声が合わさり、お袋を見る。

「あ,あ,あの‥婚約発表って、誰と誰のですか?」
牧野が聞けば

「あらっ、牧野さん、うーん、牧野さんって言うのももう変ね、うんと、つくしさんで良いかしら?うふふっ良いわねつくしさんで」

「あの、呼び方はどうでも構わないんですけど‥‥」

言葉を被せるかのように

「あらっ、重大よ。息子の婚約者を名字でなんて、不自然でしょ?」

「あの‥‥その前に、婚約って?」

「あらっ、つくしさんあなたさっき、司からのプロポーズ受けて下さったじゃない」

「ひょっ」

くくっ‥善は急げ‥そう言う事か。
俺は心の中で、4人に向けて感謝の念を呟く。

「__あの___あの___それはですね‥」

「あらっ?でも確かにお返事なさったわよね?」

流石、鉄の女‥有無を言わさぬ勢いだ。

「あっ__はい」

「うふふっ、そうよね」

「で、で、でも__私では、ご子息と釣り合いがとれないのでは?」

「あらっ、司ではご不満?」

牧野は、慌てて首を振る。

「いえっ、決してそう言うわけじゃありません。ただ‥ただ‥私の様なものでは‥」

「だったら、問題はないわ。つくしさん、あなた随分と優秀でいらっしゃるし、それに‥‥コホンッ‥司の噂は聞いた事あるでしょ?」

牧野は首を振る。

「あらっ、そうだったの?まぁ、それが良かったのかしら?」

って、俺の噂ってなんだ?

怪訝な顔でお袋を見れば

「コホンッ、司さん、あなたが女性に全く興味をもたない事で、道明寺財閥の息子はゲイなんじゃと噂がたっていたんですよ」

「へっ」

俺よりも先に牧野が驚いて

「道明寺‥ゲイだったの?‥それであたしと偽装結婚?」
なんて言いやがる

ブツブツ、ブツブツ言い出して

「つくしちゃん、つくしちゃん、違う、違う。司君はゲイじゃないから」

ナイス工さん

「で、で、でも‥‥じゃぁ、なんで?」

「なんでって‥‥それは解らないけど、取りあえずつくしちゃんには反応するみたいだし」

「キャッ」
そう一声叫んで、俺を見る。

キャッは、俺だ。

「コホンッ、まぁそう言うワケらしいから、牧野さん、おっと失礼つくしさん、私からも宜しく頼みますよ」

親父が、この話はお終いだとばかりにニッコリ笑い

「さぁっ、お腹も空いたことでしょうし、食事にしようか?」
俺等を見回した。

牧野もコクンと頷いた。

ちょっと待てがいっぱいだが、俺的には良いってことだよな?
うん。良いてことだよな。
うんっ。 ヨシッ 良いってことだ。



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2 Comments

asuhana  

yukikoさま

うふっ ミッションの中には、ちょっとした仕返しもねW

つくし‥どこにいてもなにしてても、ある意味自然体?W
いやいや‥胃袋と睡魔だけw

2016/09/24 (Sat) 14:58 | EDIT | REPLY |   

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2016/09/24 (Sat) 10:49 | EDIT | REPLY |   

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