スカートの中 17 類つく
熱を帯びたように熱くなって俺の指をキュッと締めつける。
つくしの瞳は、トロンと蕩け出している。
「あっ、あぁっ……あぁ……る、る、類」
つくしの声が俺の名を呼ぶ。極上の調べが俺の脳を駆けめぐる。
「っん?だめ?」
Tシャツを捲り上げて、乳首を舌で転がしながらそう聞けば……
ビクンッと身体を揺らしながら
「あっ」
声を立てる。
あんたの心は、時折遠い所に行ってしまうのに、あんたの身体は、素直に俺に反応する。
類愛してる。類大好きだと言うように。
ビクンッビクンッと大きく身体が波打つ。
早く素直におなりよと俺は願いを込めながら、スカートの中に頭を入れて熱くなった彼女自身を貪る。
ビチャビチャと水音がスカートの中に溢れてる。
「る、る、類……あぁっ‥あっ……あぁあぁーん」
つくしの口からよがり声が漏れる
どこをどうすれば感じるのか、どこが好きなのか熟知している。
ホラッ つくしの頬が上気して熱っぽい瞳で俺を誘い出す。
つくしの一から十まで俺だけで染め上げる。
いや、
つくしの色で一から十まで俺が染め上げられていく。
「つくし好きだ。つくしは?」
そう聞けば__トロンとしながら頷いてくれる。
意地っ張りなあんたは、絶対に好きって言わないけれどトロントした表情で頷く顔が可愛くて堪らない。
全て全て愛してる。頭の先からつま先迄、全てを愛してる。万感の思いを込めてつくしを貫く。
「うっ“」
声と共につくしの手が俺の背中にまわる。
ずっと繋がっていられたらいいのに__そう思いながら、もっとつくしを感じたくて、強く深く腰をスライドさせる。
息が上がり、つくしの爪が俺の背中をギュッと掴む。それが嬉しくてつくしの中で,俺は爆発する。
逝ったばかりのつくしは、照れくさそうに俺の胸に顔を埋めてくれる。
つくしの身体は、ぴったりと俺の胸に収まって丁度いい。
つくしの唇にもう一度キスをする。
つくしの唇は、ぴったりと俺の唇と重なって丁度いい。
全部全部が丁度いい。
早く早く素直になりな。そんな思いを込めてつくしの髪を梳く。
極上の時があたしの身体を駆け抜けていく。
類の鼓動、類の吐息、類の全てがあたしの中を駆け巡る。
ダメだと思うのに……類の全てがあたしの身体を魅了する。
「キスしてもいい?」
そう聞かれたあの日から。
心は、普通の恋を求めている筈なのに……
こんな夢みたいな思いは、未来永劫続かないと分っているのに……
あたしの身体は、類の身体に溺れてる。
溺れて、溺れて、窒息しそうになっている。
だから……あたしは、逃げるんだ。
これ以上、類の身体に溺れないように
バカだね?
うん。あたしもそう思う。
でもね、一生の恋なんて存在しない事くらいあたしは知っている。それくらいには、お利口のつもりだ。
類があたしに執着するのは、きっと刷り込み現象。
事故にあって、目覚めた時たまたまあたしがいたから。
そして、自分のものにならないから……あたしを好きだと錯覚してるんだ。
だから
あたしは、逃げる。
ずっとずっと 類に追い掛けて欲しいから
でも、この瞬間だけ……この瞬間だけ
あたしは、
あたしを解き放つ
類の背中に手を回し爪痕をつける。
もっともっと強く深くあたしの中を掻き回して欲しいと願いながら。
この一瞬、そうこの一瞬……全てを忘れて
あたしは類だけど
類はあたしだけを
見つめていられるから。
類を愛してる。類が大好きと……
あたしの心が叫んでる。
あたしが絶頂を感じた瞬間
類があたしの中で果てる。
ずっとずっと
この時が続けば良いと願いながら、あたしは微睡む。
大好きな類の胸で……
ポチッとお願いします♪

♥ありがとうございます。とっても嬉しいです♥
- 関連記事