スカートの中 22 類つく
ははっ、そりゃそうか__
いやっ、いやいや、納得してる場合じゃなくて、ココは峰原夫人の助けを借りて一気に攻め込もう。
それにしても峰原夫人……とてもいい働きをしてくれる。
畳み掛けるように自分のペースにもっていっている。
クククッ__この記事の後は、峰原家が適任だと決めていた。 ふふっ、やっぱり俺……冴えてるね
さてと……
つくしの好きな王子スマイルを要所要所に発動だ。
ホラッ、文句も忘れて見惚れてる。
つくしの瞳を見つめたら__ダメだ。俺自身が吸い込まれていく。
なんて可愛いんだろう。プニュッとしたこの唇、ほんのりと桜色に色づく頬、真っ白な肌に、艶やかな黒髪。それにこの黒真珠のような瞳。
街を歩けば,隣りに俺がいるのにも関わらずに男どもが振り返る。
なのに……つくしは、気が付かないで自分はモテないと思ってる。
どれだけ俺が威嚇と妨害をしたと思っているのか?このお姫様は気が付かない。鈍感もここまでくれば一つの特技だと感心するほどだ。
遊園地に行った帰りにこの唇にどうしても触れたくなって、思わず聞いていた。
「キスしてもいい?」
って……
触れあうようなキスをした。
ガタガタと震えるつくしが可愛くて可愛くて、俺もなんだか震えてた。
毎日、毎日、
「キスしてもいい?」
そう聞いて……毎日、毎日小鳥のようにキスをした。
小さなキスが日課になる頃、ちょっとだけ深いキスをした。少しずつ少しずつ進めていって舌を絡めとるキスを教えた。
深く甘いキスは、つくしの理性を壊す。耳許で囁きながら首筋を撫で上げた。吐息が漏れるようになった頃、耳を愛撫した。
トロンとなった所で、胸を愛撫した。乳首が性感帯のつくしは、ここを弄ると理性を手放す。秘所を愛撫する。最初は恥ずかしがって大変だった。
一つ一つじっくりとゆっくりと時間をかけて俺のものにした。
初めてのキスをしてから1年経って全てを俺のものにした時、どれほど俺が幸せだったか。
心身ともに俺のものにした。そう思ったのに
「る、る、類…..こ、こ、これは…うんとうんとセフレって事で」
なんて事を言い出した。
セフレって……どこの世界に、キスしてからゆっくりじっくりセフレになるバカがいるんだ。と思ったけど…..あんまり必死に言うもんだから、何でもいいやと思って
「へぇー じゃ、俺がもう要らないって言うまでちゃんと付き合ってよ」
なんて答えてた。
「えっ?なんで?」
なんてビックリするもんだから、額の傷を出しにして、抱いて抱いてバカみたいに抱いて俺の全てを注ぎ込んだ。
瞬く間に、つくしの身体は花開いた。美しく妖艶に。
益々、目が離せなくなった。
益々、気が気じゃなくなった。
なのに、つくしは自由に飛び回る。下手したら俺の中から逃げ出そうとする。
その度に、少しずつ籠を広げる。でも、決して手放しはしないと決めている。
就職だって、つくしがしたいって言うからOKした。取材旅行だって全てそうだ。
本当は、四六時中一緒にいたい。ずっとずっと一緒にいたい。それが無理なら安全な所に隠しておきたい。
ハァッーー
こんな所がストーカー気質って言うんだよね?
自分でも解ってる。これはフェアじゃないって事くらい。
金と権力と美貌で、つくしを雁字搦めにしてるって。
あっ、でもさぁ、普通に考えたら 金と権力と美貌をもった彼氏なんて最高だよね?
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