小っこいの~私を愛したスパイ 司つく
気が付けば___小っこいのが俺を見てる。
ジィーっと、ジィーっと俺を見てる。
視線を小っこいのに向ければ__慌てて視線を逸らして吹けもしない口笛を吹く。
口笛? いやっ ありゃなんだ?口真似?
唇尖らせて
「ヒュゥーーー」
って言ってるだけだからな……
あれはなんて言うんだ?
いやいや、今はそんな事じゃなく__
あの視線は、なんだ? そっちだ。そっち。
子供等が寝静まり__つくしと2人愛を語らった後__
「なぁ__結、なんかあったか?」
つくしに聞けば、気怠気な表情で
「っん?なんで?」
そう聞き返して来る。
「この頃、ジィーっと俺を見てるんだ」
「プッ、今度は司にもしてるんだぁー」
「俺にもしてるって?他にもしてるのか?」
「うん。最初は、あたしと翼で……それからタマ先輩」
「へぇ__何やってんだ?」
「うーーん、なんかね、探偵ごっこ?家政婦は見たごっこ?って言うのか、うーーん、なんて言うかみたいよ」
「ほぉっーー で、それは、何すんだ?」
「あぁ、どうやら情報を渡してるみたいよ」
「じょ、情報を渡してる? なんのだ?って、誰にだ?」
「あははっ、ウサギのユミキチに」
「ウサギのユミキチ?」
「そうそう、ピンクのウサギのぬいぐるみよ。あの子が探偵事務所だかなんかのボスみたいでね。あの子の名前が〝ユミキチ〟なの」
「ほぉ__そうなんだ。あいつも面白い事思いつくな」
「ねぇーー ふぅわぁー 眠くなったみたいぃ。お休み」
幸せそうな顔をしてつくしが眠りにつく。つくしの額に口づけを一つ落として俺も眠りについた。
チュンチュンチュンチュンッ 小鳥のさえずりで目を覚ます。
「うーーーん いい目覚めだ」
っん?視線を感じて薄目を開ければ、細く細く扉が開いていて
「7じ おーたん おっきでしゅ」
そう小さく呟いてから何やら書いている?
書き終わったのか?俺がベッドから起きたからなのか?クルリと踵を返す。
すげぇ、気になって小っこいのの後をそぉーーとつけた。
っん?ここは、あぁ、ぬいぐるみ園か。
ぬいぐるみ園っつーのは、ぬいぐるみ大国になっていて、大小様々なぬいぐるみで部屋の中が占められているのだ。感心するのは、机のぬいぐるみやら、椅子のぬいぐるみなんつぅーものまである事だ
小っこいのがキョロキョロと辺りを見回してから
カチャリッとドアを開け部屋に入っていった。
扉に耳をつけ中の物音を聞く。
「ユミキチボス。7じおーたんおっきでしゅ。ごきげんにおはようでしゅ。あーたんも ごきげんにおっきでしゅた いじょうでしゅ。あっ、しょれかりゃ おーたんとあーたん れんあい けっこんでしゅ。いじょぉー ほうこくでちた」
ご機嫌に起きてるって__あははっ そりゃご機嫌だ。
恋愛結婚__あぁ、今世紀最大の恋愛結婚だ。
くぅーー思い出すなぁー あのめくるめくる愛の日々。
ってか、今も愛だけどな。ぐぉー俺のナニがなんだか熱くなって来る。いやいや朝からいかん。いかん。
ってか、小っこいの、お前__隠密行動が中々さまになってるぞ。クククッ
隠密行動が中々さまになってる__そりゃそうだ。何を隠そうユミキチには録音機能があるのだ。
で、それをどうするかって? 同じ幼稚園の愛の伝導師__ゆみきち委員長に時たま貸し出すのだ。
ゆみきち委員長がそれを何に使うのかは知らないが……道明寺家の第三子 蓮君がいつ頃生まれるかってピタリと当てた強者だ。
まぁ、これはまだまだ未來のお話。
クククッ
↓ランキングのご協力よろしくお願い致します♥


♥ありがとうございます。とっても嬉しいです♥
委員長様お誕生日(時期外れに)に♪
ジィーっと、ジィーっと俺を見てる。
視線を小っこいのに向ければ__慌てて視線を逸らして吹けもしない口笛を吹く。
口笛? いやっ ありゃなんだ?口真似?
唇尖らせて
「ヒュゥーーー」
って言ってるだけだからな……
あれはなんて言うんだ?
いやいや、今はそんな事じゃなく__
あの視線は、なんだ? そっちだ。そっち。
子供等が寝静まり__つくしと2人愛を語らった後__
「なぁ__結、なんかあったか?」
つくしに聞けば、気怠気な表情で
「っん?なんで?」
そう聞き返して来る。
「この頃、ジィーっと俺を見てるんだ」
「プッ、今度は司にもしてるんだぁー」
「俺にもしてるって?他にもしてるのか?」
「うん。最初は、あたしと翼で……それからタマ先輩」
「へぇ__何やってんだ?」
「うーーん、なんかね、探偵ごっこ?家政婦は見たごっこ?って言うのか、うーーん、なんて言うかみたいよ」
「ほぉっーー で、それは、何すんだ?」
「あぁ、どうやら情報を渡してるみたいよ」
「じょ、情報を渡してる? なんのだ?って、誰にだ?」
「あははっ、ウサギのユミキチに」
「ウサギのユミキチ?」
「そうそう、ピンクのウサギのぬいぐるみよ。あの子が探偵事務所だかなんかのボスみたいでね。あの子の名前が〝ユミキチ〟なの」
「ほぉ__そうなんだ。あいつも面白い事思いつくな」
「ねぇーー ふぅわぁー 眠くなったみたいぃ。お休み」
幸せそうな顔をしてつくしが眠りにつく。つくしの額に口づけを一つ落として俺も眠りについた。
チュンチュンチュンチュンッ 小鳥のさえずりで目を覚ます。
「うーーーん いい目覚めだ」
っん?視線を感じて薄目を開ければ、細く細く扉が開いていて
「7じ おーたん おっきでしゅ」
そう小さく呟いてから何やら書いている?
書き終わったのか?俺がベッドから起きたからなのか?クルリと踵を返す。
すげぇ、気になって小っこいのの後をそぉーーとつけた。
っん?ここは、あぁ、ぬいぐるみ園か。
ぬいぐるみ園っつーのは、ぬいぐるみ大国になっていて、大小様々なぬいぐるみで部屋の中が占められているのだ。感心するのは、机のぬいぐるみやら、椅子のぬいぐるみなんつぅーものまである事だ
小っこいのがキョロキョロと辺りを見回してから
カチャリッとドアを開け部屋に入っていった。
扉に耳をつけ中の物音を聞く。
「ユミキチボス。7じおーたんおっきでしゅ。ごきげんにおはようでしゅ。あーたんも ごきげんにおっきでしゅた いじょうでしゅ。あっ、しょれかりゃ おーたんとあーたん れんあい けっこんでしゅ。いじょぉー ほうこくでちた」
ご機嫌に起きてるって__あははっ そりゃご機嫌だ。
恋愛結婚__あぁ、今世紀最大の恋愛結婚だ。
くぅーー思い出すなぁー あのめくるめくる愛の日々。
ってか、今も愛だけどな。ぐぉー俺のナニがなんだか熱くなって来る。いやいや朝からいかん。いかん。
ってか、小っこいの、お前__隠密行動が中々さまになってるぞ。クククッ
隠密行動が中々さまになってる__そりゃそうだ。何を隠そうユミキチには録音機能があるのだ。
で、それをどうするかって? 同じ幼稚園の愛の伝導師__ゆみきち委員長に時たま貸し出すのだ。
ゆみきち委員長がそれを何に使うのかは知らないが……道明寺家の第三子 蓮君がいつ頃生まれるかってピタリと当てた強者だ。
まぁ、これはまだまだ未來のお話。
クククッ
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♥ありがとうございます。とっても嬉しいです♥
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