イノセント 33R 司つく
燦々と輝く楽園の持ち主は、輝く光を纏いながらカウチに腰掛け煙草を燻らせている。
白いバスローブ姿で腰掛ける姿は、まるで白蛇の化身のように艶かしく美しい。
つくしの姿を確認した男は、満足げに片頬を上げてから
「コーヒーを淹れろ」
たった一言そう言い放つ。
大迫に目で指図されつくしは、キッチンに向った。この部屋の中には、何一つ生活感というものが感じられない。空調が整っているのにも関わらず背筋がブルッとするような、寒さ……いや、淋しさを感じた。
コーヒーのいい香りがキッチンの中に充満していく。
部屋に戻れば大迫の姿はなく、司だけが新聞を読みながら煙草を燻らせていた。
「お待たせ致しました」
コーヒーを司の前に置く。
「今日の帰りから、お前の部屋はこの階下に移動だ」
「……それは、どういう意味でしょうか?」
「そのままの意味だ」
つくしは、司の顔をキッと睨む。司は、楽しそうに笑みを浮かべ
「なぁ、牧野。お前、俺が憎いか?」
その言葉につくしは、ギュッと下唇を噛んだまま答えない。つくしの腕を強く掴み上げる。
「お前に憎まれれば憎まれるほど、俺は生きてる実感が湧いて楽しくて楽しくて堪らないよ」
この瞬間、つくしは決めた。この男を決して許しはしないけれどこの男にだけは、本当の心は見せないと。身体を幾ら弄ばれようとも、この男に、自分の魂は穢されはしないと。
つくしを抱き寄せ唇を貪る。唇を舌でこじ開けながら、歯列に舌を這わせる。舌で舌を絡めとり口の中を蹂躙する。
カウチに押し倒し、胸を揉み上げ押しつぶす様に二本の指で乳首をつまみあげる。スカートをたくし上げショーツの脇から指を挿れる。
「っぅ」突然挿れられた指の痛さに、つくしの顔が苦痛で歪んだ。奥歯を噛み、声を出さない様に痛さに耐える。
司は傍らのジェルを取り、花芯に付けて指で弄る。徐々に蜜が快楽が溢れ出して行く。
声を押さえ快楽を抑え、男の性器を受け入れる。男は熱く猛った性器を子宮の奥深く一気に突き刺し腰をスライドさせる。あまりの快楽に頭の中が痺れさせ、狂おしい程の快楽が司の性器を刺激する。
性器をスライドさせる度にジュブジュブとつくしの蜜が溢れ出し、太腿をテラテラと濡らす。
「うぅっ、うっ」
男の口から獣の様な声が出る。後から後から欲望が突き上げる。蕩けてしまいそうな快楽に呑み込まれ白い欲望を吐き出した。
白濁した液がつくしの太腿を伝う。
ことが終わった後なのに司は、愛おしくて堪らない思いで、つくしを抱き締めながら愛撫を繰り返す。瞬く間に回復した司が二度目の欲望を果てたあと……つくしは、司の腕から解放された。
つくしは、何事もなかったように立ち上がり髪を衣服を整える。
「明日からは、ここには一人で来いな」
男が悪魔の微笑みを浮かべる
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