イノセント 77 司つく
着いた先は__色とりどりの下着が並ぶランジェリーショップ
2時間後___沢山のランジェリーとナイトウェアをそれぞれが抱えていた。
「さぁ、あんま遅くなると司がヤキモチ妬くからね~」
邸に戻れば……滋の言う通り司がピキピキしながら待っていた。
「滋、遅いぞ! 周防がさっきからソワソワしてるぞ」
周防が隣りで眉間に皺を寄せながら首を振る。滋もホンファも笑いを噛み殺しながら
「まぁ、まぁ、つくしも久しぶりの外出でとっても楽しかったと思うからね。ねっ、つくし」
「うん。とっても楽しかった。あっ、身体の具合もなんかいいみたい」
つくしがニッコリと司に向けて微笑めば
「そうか、うん。ならいい。でもな、あんまり無茶するな。ホラッ」
つくしを抱きかかえカウチに座らせる。
三人の顔にクスリと微笑みが浮かぶ。滋とホンファがつくしに親指を突き出して
「じゃぁ、私達はもうお邪魔虫ですので帰るね~」
手を振りながら帰って行く。
つくしは、司をまっすぐに見つめて
「汗いっぱいかいちゃったから__お風呂に入りたいんだけど……いい…かな?」
ドクンッ
司の胸が高鳴る。慌てて
「外、暑かったか?」
「うん。暑かった」
司が反対側を向いている間につくしは、衣服を脱ぎ買ってきたばかりのベビードール姿になる。
「用意できました」
「ま、牧野」
「可愛い?今日の戦利品」
いつもは恥ずかしがるつくしが両手を広げ司の首に抱きつく。
ドクンッ ドクンッ
司の鼓動が早鐘のように音を立てている。つくしは司の胸に抱かれ鼓動を心地よく耳にする。
カチャッ
バスルームの扉を開けて__浴室のヘリに座らせる。
「…ねぇ」
「うんっ?どうした」
「これから、つ、つ、司__って呼んでもいい?」
「……突然ど、ど、どうした」
つくしに、名前で呼ばれ司の心は跳ね上がる。
ドキンッ ドクンッ
「だめ?」
司は大きく頭を振り
「ダメじゃないが……突然どうした」
つくしはその言葉には答えず、羽織っていたベビードールをゆっくりと脱ぎながら
「……司、洗って」
跪く司の前に足を出す。つくしの言葉のままに海綿を泡立てて足を洗う。
「足の間もちゃんと洗ってね」
ニッコリと微笑みながら司を見つめる。
ドクンッ
司の心は、煽られる。
司の指が優しくつくしの身体を、髪を洗う。つくしは無邪気に笑う。
「うふっ、泡々だね」
泡を流せば、白い裸体が現れる。白い裸体が眩しくて司は目を逸らす。
つくしがあどけないな笑みを浮かべ、司に手を伸ばす。
「お風呂に入れて」
ゆっくりと抱き上げつくしをバスに浸からせる。
「ねぇ、司も一緒に入ろう」
「いやっ、俺は__」
「だって司、びしゃびしゃだよ。___それとも、あたしとは入れない?」
「……牧野」
「つくしって呼んで」
蠱惑的な瞳でつくしが見つめる。
ドキンッ ドクンッ
司の胸が高鳴る。
「つくし__」
微かに震えた司の指がつくしの頬に触れる。つくしの舌が司の唇をペロリとなぞり上げる。
ゴクリッ
司の喉がなる。
舌と舌が絡み合う音がする。つくしの唇が司の首筋を這い耳朶を舐める。
耳朶を這う舌からは、ピチャピチャとやらしい音がする。
おぉー無事解決?
♥ありがとうございます。とっても嬉しいです♥
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