明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

Anecdote 〜女子会まめ知識編〜 by koma

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ホワイトデーが迫ってきたある日。
カフェには定期的に女子会を開いているT4の姿。



「先輩。バレンタインのお返しのお菓子って
 それぞれに意味があるってご存知でした?」
と桜子が言えば
「あっ。それあたしも知ってるー!」
と滋も食いつく。
「え?そうなの?
 お返しなんてマシュマロで充分でしょ。ねぇ?」
「うんうん。美味しいしね」
つくしと優紀はウンウンと頷き合う。

「…はぁぁ。もうっ!
 マシュマロが1番ダメなんだよ?」
「えぇっ!?定番じゃないの?」

「柔らかいマシュマロに包んで
 あなたの気持ちをお返しします。という意味があって
 つまりは“嫌い”って言われたのと一緒なんです」

「へぇぇ…。知らなかった。
 じゃあ、他には?
 よく見るのはクッキーとかキャンディ…
 あ、そういえば去年事務所の人にマカロンもらったなぁ…」
つくしが思い出すように言う。

「クッキーはサクッとドライにお友達でいましょう。
 キャンディは口の中に長く残る事からずっと一緒にいたい。
 あと…マカロンは貴方は特別な人って意味です。
 そのマカロンくれた殿方って先輩の事狙ってたんじゃないですか?」

「え…まさかぁっ。
 あたし事務所の女子みんなからですって渡したんだし
 意味知らずに買っちゃっただけじゃないの~?」
ケラケラ笑うつくしを見て
桜子と優紀は目を合わせ小さくため息をつく。

「あ。あたしこれがいいなー!
 シュワシュワのお返しにシャンパーニュ!
 お酒業界が推してるキャンペーンだって」
ケータイで他にもないか調べていた滋が画面を見せる。
「それお洒落ですね。大人っぽいし」
とシャンパン好きな優紀も
本命チョコの彼氏におねだりしてみようかと思案する。

「…ところで道明寺さんは
 先輩に何をお返しになるんでしょうね?」
桜子が言えば
「そこ気になるよねぇ…
 そんなワケで、つくし!報告よろしくっ!」
「あたしも聞きたい…かな。へへっ」
と滋と優紀も賛同する。

そんな3人の視線と言葉を無視するように
つくしはズズッと紅茶をすするが
次の女子会のテーマは決まったも同然♪



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