明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

Anecdote 〜運命を変えた一瞬編〜 by 悠香

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私は今日、凄い物を目撃した。
今、動画で『世紀の瞬間』てタイトルが席巻している。
私の20年の人生で凄い事だったと。
今、思い出してもトキメキを感じる素敵な出来事。
此れから書く事、今日blogにアップする予定のお話。
私は樹本満里奈と言う二十歳の大学生。



当時の私は都内の芸能事務所に、所属して6年目。
夢は女優になる事だった。
原宿でスカウトされて、雑誌モデルからスタートした人生。
でも、女優になれるのは稀な事。
最近はタレント転身の話も、チラホラと事務所から聞かされて悩んでいた。

うやむやなまま、今日も『エキストラ』で英徳学園に電車で移動する。
車でマネージャーが送り迎えなんざ、夢の又夢。
昼間はファミレスで、ホールを駆け回るしがない身の上。

撮影舞台の『英徳学園』は年の離れた、従兄が通ってたんだ。
只、何でか知らないけど転校したらしい。
私の出身地である、名古屋の高校に編入したんだ。
今、従兄は海外生活だから、日本には滅多に帰って来てないけど。
私は女優にすらなれず、仕事を与えられただけと思ってひたすら淡々とやってた。

現場に到着するなり、仕事が急に消滅と聞いてげんなりした。
私、やっぱこの仕事に自信無いなあって。
そんな時、あの『伝説の女性』を私は見た。
普通の何処にでも居る、女性にしか見えない。
事務所の看板女優の方が、全然美人なのに。

その女性が、世界でも10本の指に入る「神」
クラスの男性を虜にした・・・と言うのかしら。
女性~なら、ではない。
男性の方なんだよね。
私はその男性を雑誌等でしょっちゅう見てたから、とても驚いた。

でもあの場所に私は、仕事だけど少しだけその瞬間に立ち会う事が出来た。
あれから女優の仕事は止めたけど、英徳大学に通い出した。
ちょっと遅いけど、彼女のような素敵な人生を送りたい・・・そう思った。
『1エキストラ』の呟き。
此れを今日のブログにアップして、私は今日も大学に向かう日々。
従兄にEメールで、『私が英徳大学に進学したよ』と知らせた。
彼はそんな私を、どのように受け止めてくれるかな。




thank you♪
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