Let's be happy together 第9話 R
牧野の潤んだ瞳が真っ直ぐに俺を見る。
瞳の中に戸惑いを見つけた俺は動きを止めて聞く。
「怖いか?無理しなくてもいいんだぞ」
牧野は無言で首を振りぎこちない動作で唇を重ねてくる。
牧野の舌がおずおずと俺の口腔内をまさぐる。
ぎこちないのに___蕩けそうなほどに甘美でそれだけでイキソウになっている。
大事にしたい。心の底からこみ上げて来る思い。
愛おしくて、愛おしくて___全てが堪らないほどに愛おしい。
「なぁ、牧野__俺、ビックリするぐれぇお前が好きだわっ」
牧野がゆっくりと目を開けて俺を見る。
「あたしも___道明寺が好き」
二人で目を見合わせ微笑み合う。
「牧野、すげぇ可愛い」
俺の言葉に牧野の白い肌が真っ赤に色づいていく。艶かしいほどに色っぽくて__
ゴクリッ 喉がなる。
心も身体も___魅せられる。
「なぁ、俺、バカみたいに幸せだ。なぁ、お前の事は俺が絶対に守り抜く。だから___俺を一生幸せにしてくれ」
俺の言葉に、牧野がコクンと頷く。額に貼り付く髪をそっと持ち上げキスをする。
柔らかなキスだけなのに
ビクンッ
牧野の身体が小さく揺れる。
唇を耳に這わせ耳孔に舌を入れる。
ビクンッ ビクンッ
牧野の眉根がキュッと合わさり
「ぁっ」
赤い唇から小さな吐息が零れる。
「好きだ。好きだ」
耳元で囁く度に、
ビクンッ ビクンッ
身体が揺れる。
首筋に舌を這わせながら胸を揉む。
一度イッた身体は、小さな刺激を逃さまいと貪欲だ。
「気持ちいいか?」
躊躇いながらも___コクンコクンと頷いている。
「どこがいい?ここか?」
イヤイヤするように首振り
「恥ずか…しぃ」
「恥ずかしい事じゃねぇよ。俺は、お前に気持ちよくなってもらいたいんだ」
「…ど…みょ…あっ、ぅっ」
「ここか?ここが気持ちいいか?」
牧野の愛液が溢れ出していく。
脚を大きく広げ、煌々とした灯りのもと秘部を晒させる。
「ど、道明寺__は、は、恥ずかしいよ」
必死に閉じようとする足のつま先を口に食み、指の一本一本を弄ぶように舐め回す。
「うぅっ」
大きく大きく脚が開かれて行く。開かれた先には、真っ赤に熟れた果実がパックリと口を開け俺を誘う。
花びらを口に含みながら皮を剥く。今か今かと待ちわびたように花核がぷっくりと赤く膨れている。
懇々と湧き出た愛液が
チュバッ レロレロッ
態と音を立て吸い付けば、陸地に揚げられた魚のように牧野の身体が反り上がる。
秘部に指をゆっくりとゆっくりと挿入する。ねっとりと愛液が絡み付きながら
「すげぇっ」
思わずもれた感嘆の声に
ジュンッ
牧野の愛液が溢れ出す。ざらつく部分でくの字に指を曲げその部分を擦り上げるように抜き差しを繰り返す。
赤く尖った頂を唇で
「あぁあぁっ、ど、ど、どう…みょ…じ…なんか、なんか…あっ、あっ、あたし、あた…し」
一度覚えた快楽の波は、牧野の身体を容易く包み込んでいく。
大きく大きく牧野が跳ね上がる。
滾々と湧き出た愛液がテラテラと光りながら俺を誘う。
「挿れてもいいか?」
牧野の瞳が真っ直ぐに俺を見る。
そこにあったのは、なんの迷いも怖れもない瞳。
いやっ、俺を誘う女の瞳。
乳首を舌で転がしながら、ゆっくりとゆっくりと牧野のナカに熱い塊を挿れていく。
全部入った瞬間
「ぁっ」
牧野の口から吐息が零れた
「痛いか?」
「うぅんっ、ちがっ、ちがうの……」
返事の代わりに、牧野の愛液が俺の物に絡み付いてくる。
「うっ」
牧野のナカは、あまりにも気持ちがよくて__脳味噌がドロドロに溶けそうだ。
抽送を繰り返す度に襲う恍惚感。
「ま、牧野__悪いっ、あんま締め付けんな」
俺の言葉に牧野が首を振りながら
「あぁっ、うっ、あたし、あたし、うっ、なん…にも…うっ、してない」
牧野の肉襞が俺のものに絡み付き締め上げる。
「牧野、牧野。俺、俺___なぁイッテもいいか」
牧野の首がコクンと縦に振られた瞬間……抽送を激しく繰り返し奥を突き上げる。
抽送と共に激しさを増した水音が鳴り響く。
ジュブッ グチュッ ジュブッ グチュリっ パンパンパンッ ジュブッ グチュリッ
アッァッ、アァ、アァァ アッ アァァァ
パンパンパンッ
腰を打ちつける音と水音と牧野のよがる声が混ざり合い俺の脳味噌がトロトロに溶けて行く。手と手を繋ぎ合わせ二人で高みに昇る。
牧野の身体が今日一番に大きく跳ねた瞬間、俺の中の白い精を放った。なんとも言えない恍惚感が俺を襲う。
ナカに挿れたままグッタリと横たわる牧野を抱き締める。ゆっくりと薄目をあけた牧野が薄らと笑う。
艶かしいほどに色っぽい。
ヤベッ、イったばっかなのに___俺の息子はムクムクと元気になっていく。
少しだけ冷静になった俺の脳味噌は、もう辞めとけと首を振っている。思えば思うほどムクムクムクムク大きくなって__
「牧野、悪いっ」
再び腰を打ちつけていた。
牧野の顔が驚愕の表情に変わる。
ヤベッ、やっちまった__と思ってももう止まらない。
それに、それに___驚きの顔を幾ら浮かべようとも、イッたばかりの牧野の身体の感度は良好だ。
「道明寺、もう無理、ダメダメ。これ以上したら壊れちゃうから」
そう口にされたのは、抜かずの4回戦が始まった瞬間。
でもでも、嫌だ、嫌だもだよな?
だってよ、牧野の身体はヌルヌルと俺を包み込みイヤダイヤだいいつつ高みに昇っていったんだ
そりゃ大丈夫だと思うよな?
ハハッ……ハハッ……
迂闊だった。全くもって迂闊だった。
あいつ、この4年の間で驚くほどに賢くなってたんだよな___何よりも、あいつの周りにはあいつの味方がいっぱいいたんだよな。
ハァッーーー 2日後の夜、まさかまさかの反撃だ。
なんの反撃だってか?
真っ直ぐな瞳で俺を見てニッコリ……怖いほどにニッコリして
「道明寺、この結婚契約書にサインしてね」
個人資産、健康状態、日常生活の約束事なんてぇのは、そっくりそのまんまに……まぁ、そのなんだ俺が駆使して作った一番大事な『夜の営み』の欄が___書き換えられていた。
しかも、しかも、日本語と英語 2パターンの契約書には、道明寺HDの弁護士のサイン入りだ。
ハハッ ハハッ___
これぞ正しく
【大吉は凶に還る】
って奴だ___
チーン
どこからか鈴の音が聞こえた気がした。
お約束かのように回って来たR(アハハッ)
ちょっぴりライト仕上げに__
ちょっぴり問題を残して
ムフフッ
欲望に任せてしまった坊ちゃん!
この後どうする?
どうなる?
さてさてお次は?
Next♡ Let's be happy together 第10話
丸っと丸投げゴメン♪
宜しくお願いしますぅ♡
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