明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

Let's be happy together 12話

letss.jpg

ヤバかった。
ヤバかった。
ヤバかった。

ドックン、
ドックン、
ドックン。

鎮まれ、
鎮まれ、
鎮まれ、、、


・・・・ふうーーーぅ、、


な、なんとか落ち着けたかな?


一体どうしちゃったのよー
もおっ。




「背中掻くの上手いねぇ」と誤魔化してみたけれど、かなり苦しい、、苦し過ぎる。

あいつに抱きついてあいつの暖かさに安心して、ついウトウトしてしまって、、

そこまでは良いけど、何であんな事を考えるとのよあたしは!

あ、あ、あんな、、

翌日動けなくなってお邸中の、、いやメイドさん達だけか、、でも晒し者になったじゃない。

なのに、なのに、


あいつの手が動いた時、触って欲しいと思ってしまった。

直前で我にかえって手を払ったけど、

あいつの、

あいつの手つき、、


あ"ーーーーーーーーーー


あたし本当にどうしちゃったの?


「もっと下の方だよ。」って、何言ってんのよ!!


そりゃ下の方だよ。

下の方をまさぐられたら気持ちいいよ。

こないだはそれで別世界へトリップしましたから!


だからって、

だからって、

あいつは図に乗るんだから、プレナップで営みは一回って書いたんじゃない。

恥を忍んで!!!

なんのために弁護士に会ったんだーーー

あの怒りはどこにやった牧野つくし!!!




**

なんでそんな事になっちゃったの?

思い返せば、『Be happy!』に乗船してから、あたしは何だか変だった。

豪華客船だから、乗客もそれなりのセレブなのは分かっていたんだけど、、

ポーターがキャビン(客室)までエスコートしてくれたけど、肩章を付けてるポーターって、絶対ヒラじゃないよね。

ま、まぁ、あいつが乗るんだからVIP扱いなのは分かるけど、メープルのバトラーだって、肩章なんて無いわよ。

ホテルのスィートとはまた違う雰囲気に呑まれたのは確か。

ウェルカムパーティでは着飾って正解ってくらいに異空間だし。

嫌な思い出しかないけど、あいつのお母さんに招待されたパーティとは何だか違う。

だって、だって、、


ココ、ジジ・ババしかいない!

パーティで敵視される奴らがいないのよ。

いなくなれと思った事はあったけど、

いなくなれば、いなくなるで凄い重圧、、

にわか仕込みの作法って絶対にバレてるよね。なにせココにいるのは金持ちのジジ・ババ、身につけた作法はン十年のはず、、

誤魔化したところで、誤魔化せる訳がない。

そりゃ冷や汗もかくだろうし、

頼りになるのはあいつだけなんだから、あいつにしがみつくわよ。

あいつはそんなあたしを完璧にエスコートした、、、んだと思う。

でも、エスコートする時の、あたしの腰に置かれたあいつの手。

あの時もちょっとトリップがフラッシュバックした。

なんとか理性で抑えたつもりだったけど、、、




抑えられてなかったか。


・・・・・・・・・・


この次の時はどうやってやり過ごせばいいの?



ワカンナイヨー(叫)




**

寝たふり、は、もういいかな?

いや、もう少し続けよう。

もしあいつが起きてたら、どうすりゃいいのか全然分からないし、次は掻くの上手いなんて言い訳は通じない。通じる訳がない。



・・背中に当たってんのよね。

寝たふりして何分経ったかな?

アレって、何分くらいもつんだろう?


あっ、何かへにゃってなった気がする。

気のせい、かな?

でもどっちにしても我慢しているよね。
あたしが我慢させている。

あいつってば性欲も野獣並みっぽいし、

アレも、、デカいよね。デカさから考えると性欲は馬並みってとこ?

でも馬イコールサラブレッドと考えるとなんかムカつく。

野獣、野獣、、

ゴリラとか?
熊?

さっきはタキシード着てたな。

タキシード、白と黒、、

パンダ?

いや、パンダは野獣じゃないでしょ。
確か珍獣だよ。

だったら眼つき悪いパンダ?

それも違うな。眼に傷とか無いし。

じゃ、男前なパンダ?


ヤバい!

どうしよ、どうしよ、、

起きてるのバレちまう。


どうする?どうする?



息止めよう!!


12345678910
12345678910、20
12345678910、30
12345678910、40
12345678910、50
12345678910、60
12345678910、70
12345678910、80
12345678910、90
12345678910、100!


はぁー、はぁー、はぁー、


ふぅ、深呼吸、深呼きゅーー


や、ヤバかった。

今のはさっきよりヤバかった。



ね、寝よう。

寝るんだ。

切り替えも必要よ。

寝て、明日考えよう。

そうだ。





*****


起きた。

意外に、スッキリ。
うん。スッキリした目覚め。


・・・・・・・・・


何も対策考えてない。
当たり前よね、笑いを堪えて寝たんだから。

あいつは、、

まだ寝ているわね。

でも、アレはまた復活してる。
朝ナニって奴、、かな?


どうしよう。

きっとあいつは我慢はしてくれる。

でも、このまま素っ気ないのは良くないよね。
さりげないスキンシップくらいは付き合うべき?



・・さりげないスキンシップってどこまでなんだろう。



「うう、ん。」

「道明寺?起きたの?」

「おう、今な。お前は起きてたのか?」

「ううん。あたしも今起きたの。」

「そっか。今何時だ?」

「あ、4時45分。」

「まだ?・・・そうか、時差か。出航して一日経つからな。だからこんなにまだ明るいのか。」

「何か、あまりいい目覚めじゃないみたいだね。もうちょっと寝てたら?」

「いや、いい。お前は起きるんだろ?だったら俺も起きるさ。」



・・起きるって言ってるんだから、あたしが寝るって言っても起きるだろうな。

だったら、ちょっとでも気持ちよくなれないかな、、



「ならさ、プールに行かない?この時間だったら誰もいないじゃない。外の空気吸いに行こうよ。」

「プール?朝からまた入るのか?」

「さすがに朝からは入らないよ。プールサイドでゆっくりするだけでもいいじゃん。」

「ゆっくりねぇ。」

「ダメ?気が向かない?」

「いや、そんな事ないぜ。」

「じゃ、行こう。せっかく船の上で結婚しにハワイに行くんだからさ、もっとイチャイチャしようよ。」

「イチャイチャって、お前、、」

「あ、朝ちゅーくらいはしても良いんじやかない?」

「マジで言ってるのか?」

「な、何よ。そんなに変?」

「いや、」


ガバッとシーツを捲り上げ、司がニヤリと口角を上げる。



うっ、ヤバい眼つきになってる?

でも、さりげないのは必要よね。

さりげない、、で、済む、、、よね?






続く。




*・゜゚・*:.。..。.:*・''・*:.。. .。.:*・゜゚・*

如何でしたでしょうか?


lemmmon節、今回はちょっと控え目だったかな?



さて、次のお方はーーー





Everything*Love
蘭丸さんです。


え?また?

って思いますよね。



ふっふっふっふ、、


リレーを始めから見てる方ならば、注意書き覚えているでしょう。


秘技!
キックバック!!!



私lemmmonこのタイミングで使わせてもらいます。

あまりにもリレーがトントンと進んでしまい、ちょっと残されたメンバーが企もうぜとコソコソ話しておりました。

なので、蘭丸さん昨日バトンを受け取りましたが、返しまーーす。

もう1話書いちゃってー
(^○^)

よろしくね~







(・∀・)
て、言ってみましたが、何のことはない。打ち合わせ通りです。

決して意地悪してる訳ではありません。

みなさん、心配しました?

したよね。

だいじょうぶだよ。

ガチリレー、ああじゃない?やっぱこうだよねと和気あいあいと作ってます。

安心してねー♪




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