明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

Let's be happy together 第14話

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4月のこの時間は、まだ日の出前で薄暗く、誰も外になどいないだろうと油断していた。
人の気配を感じて慌てて道明寺から離れたけど、さっきの見られてたかな?
もう、公共の場であたしはなにやってんのよ!!

ひんやりと肌寒い海風が火照った身体に心地いい。
恋人つなぎでプールサイドを後にして部屋を戻ろうとしたあたしの心臓はずっとドキドキしていた。

あの快感を知ってしまったあたしの身体は、先程プールサイドで濃厚なキスを交わして、この大きな掌で身体に触れられる事に身体の奥が疼いて喜びと、更なる興奮を求めて感じてしまっていた。

それなのに中途半端で止めて、さっきから、ううん。ホントは夜からずっとモンモンとしてる。


本当はね、あたし…したいんだよ。

したい!って気持ちは、そりゃああんたには負けちゃうかもしれないけど。

でも、あんたの匂いを嗅ぐだけでムラムラしちゃうし、触れたいって思うし、触れられたい…。

あたしが求めるまで待つってあんたは言ったけどさ、一体どうやって求めたらいいの?
こんな恋愛偏差値ゼロのあたしにどうしろっていうのよぉ!!

そこで、どうしたらいいかと頭の中で妄想してみる…

「エッチしよ♡」って、スポーツするのを誘うみたいに明るくさわやかに?

んん…エッチとかストレートな言葉つかってさわやかはないよねぇ…。

それとも桜子に貰ったあの赤のレーススケスケベビードールでも着てみたら、察してくれるかな?
セットのレースの紐パン…あれも全面レースだからスケスケで…

その瞬間、自分があれを着た姿を思い出し……ブフッ!っとあたしは吹きだしてしまった。
ダメダメダメダメェ!!あれはヤバい…やる気満々感が半端ない…

「クックック…さっきから何百面相してブツブツしゃべって悶絶してんだよ?」

話しかけられて、今手を繋いで隣を歩いている道明寺の方を向くと、いたずら小僧のようにニヤリと笑った。
…。その瞬間、ピンときた!

「もしかして、またやっちゃってた?」

「あぁ。もしかしなくてもやってたぞ。おまえの癖。あいかわらずおっもしれーな」

そう言うと、ケラケラと笑っている。

「あのさあ、その、きききっ聞こえてたあ?」

おそるおそる確認すと、

「いや。」

その否定の言葉にホッと安堵していると、

「全部は聞こえなかったな。」

ぜ…ぜぜんぶ?
私の安堵はどこへやら、頭上から大きな桶が落っこちてきて脳天を直撃したかのような衝撃をうけた。

「え!?」

おもしれーな。目が点になってるぞ。
さんざん俺も我慢させられてっからな、ちょっとくらいからかってやりてぇしな♪
クックック…俺のいたずら心に火が付いた。

「スポーツするみたいに」

俺の言葉にびくりとしてる牧野。
そんな牧野の反応を楽しみながら、俺は別のワードを口にする。

「スケスケ」

「赤」

「レース」

「紐」

次々と道明寺から発せられるワードの数々から、先程歩きながら妄想していた事全て道明寺に聞かれていたのだとあたしは悟った。

ガーン…。

歩くのを止め、立ち止まり、思わず繋いでた手を放してしまった。

『エッチしよ♡』も呟いて聞かれてたってことだよね…

目の前が真っ暗になった。

と思ったら、リアルに立ちくらみ?
フラッとして、あたしは道明寺にからかわれてテンパっていたのも手伝って、次の瞬間

ザバーン!!

っと、背面からプールに落ちてしまった。

.。o○. ブクブク 。o○

とっさの事で受け身もとれず、水を飲み込んで溺れるかと思ったその時、あたしの腕は水中で道明寺に掴まれて引き寄せられてキスされた。
水中の中で唇が重なったのはわずか数秒だったと思う。

でも、もう大丈夫なんだってホッとして、言葉でうまく表せられないけれど、あいつに守られてる安心感に包まれた気がした。

「「プファー!!」」

「まさかこれを狙ってプールに誘ったんじゃないだろうな?」

「はぁ!?んなわけないでしょ!あたしだって好き好んでこんな冷たいプールに入りたくないわよ!」

「それもそうだよなぁ…まったく、デジャブか?おまえといるとツクヅク水に縁があるな。」

「ごめん。」

そい言って、先程とは一変してシュンとした牧野。

「おまえはいつも俺をヒヤヒヤさせてばっかりだな。」

呆れてるような物言いだけど、あんたが心底あたしを心配してくれてるって伝わってくる。

「ごめん。」

「おまえが無事でよかった。」

そう言うと、極上の微笑みを浮かべ、頭をポンポンと撫でてくれた。
その優しい手つきに、思わず涙がこみ上げてきた。

「また、…ううん、いつも必ず助けてくれてありがと。」

「そんなん当たりめぇだろ?好きな女守れねぇでどうすんだよ。」

そう言って微笑んだ道明寺の笑顔は、バックに見える日の出と重なり、すごく幻想的で、濡れた髪のミステリアスさもあって神秘的で輝いていた。

あたしが見とれている間に道明寺によって身体はプールサイドに持ち上げられていた。

「見せてもらおうじゃん?」

「え?」

「おまえのベビードール」

ブフッ!恥ずかしくって、顔からひをふくかと思った。でも、あたしは差し出された道明寺の手を握って、絡めて、素直にぶつかることにした。


~第15話へつづく~


*****

いかがでしたでしょうか?
一巡目が終わり、二巡目はRからのスタートでしたが、プレナップを作ったことで、二人のモンモン生活がスタート。
そんな二人をモンモンから解き放つ役目を仰せつかったのかな?なんて考え妄想して、最終的にこんな感じになりました。

次はお待ちかねのとりあえず…まぁ。のkomaさんです。

どんな話も彼女の手にかかったら、チチンプイプイ。*☆。* komagic!


かわいい二人に仕上がりますので、こうご期待!
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