紅葉 de Go！～紅葉前線南下中～ by空色さま

むふふ

空さんに、お話し頂いちゃった
ぐふふ


ってな事でお裾分けです
むふふ

---

大学構内、いつものラウンジ。
ランチ後のコーヒーを頂きながら、
テーブルの上にあった旅行雑誌をパラパラと捲るつくしに凭れる様に覗き込む類。


『紅葉シーズン 到来！！今からでも間に合う。これからの見頃は、ここ！！』


「ふぅ～ん、紅葉か……」

「……ん？牧野 行きたいの？」

「ん～～どうしてもって訳じゃないけどね…紅葉狩りなんて行ったこと無かったなぁ～って……」


「………………………………………」


「……類……黙らないで、怖いから…」

「…酷いな…考えてるんじゃん♪」

「だからっ！その ♪ が怖いんだって！」

「えぇー楽しい事考えてるんだもん、仕方ないよ♪」
「もう、北の方は終盤なんだ……ふ～ん…じゃあ、今年は東北から攻めようかな♪」

「……攻める？……」

「ん♪」


つくしは知っている。
初めて会った時……、非常階段でうたた寝していたのは間違いなく 花沢 類なのに……、
こうやってお付き合いを始めた相手も間違いなく、あの花沢 類なのに……、
そこに居るだけで、王子様なのに……、
時折、何処からともなく現れるスーパーアクティブ 花沢 類も、間違いなく彼なのだと。


彼氏さま 花沢 類、彼の全てをどんっ！と受け止める覚悟は、…ある。
あることはあるのだが、たまに困惑する事も無きにしもあらず。


─いったい、何処にそのスイッチがあるのか…知りたいような、知りたくないような…


「って事で、週末はキープね♪」

「…………」

「ねっ♪約束だよ？」


いつの間にか、小指を絡め取られ週末の予定は決まったらしい。


「えっ！今週末なの？」

「勿論♪急がないと紅葉前線は待ってくれないよ？」

「…だよね……」

「ねっ、楽しみだね♪」
「美味しいモノも沢山食べようね♪」

「う、うん…」


─あぁ、その笑顔が眩し過ぎる…


まぁ、突然現れて行き先も告げずに拉致られる事は無いみたいだから、善しだわ。


「なんだなんだ？旅行にでも行くのか？」

「ん♪ちょっとね♪♪」

「どれどれ？……あ～紅葉狩りな」
「京都も綺麗だぞ」

「あっ、総二郎 後でお薦めをスマホに送っておいて」

「おぉ、任せろっ」

「えっ！京都にも行くの！？」

「当たり前じゃん♪変な牧野♪♪」
「ん～京都は、来月になってからかな…」


もう一度 小指を絡め取られ、来月の京都行きも決定した。……らしい…


「あっはは…」
「……牧野、頑張れ…」

「じゃ、行こうかっ♪」

「えっ、何処？」

「旅行準備に決まってるじゃん♪」
「…ん～東北は寒いのかな…」

「………ど、どうかな……あはは」


いやいや、午後からの講義は？とか、レポート提出は？とかは、笑顔の類に全てスルーされ、
西門さんの「頑張れよぉ～」の声を背中で聞いた、私。


今年の秋は、紅葉三昧になりそうです。
何が心配かって……私の体力？




……………………by 空色🍀

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

asuhanaさまへ

あすさん、三周年おめでとうヽ(*´▽)ノ♪
いつもいつも、お世話になってばかりで申し訳ないっm(__)m
そして、沢山のありがとうを…(*^.^*)

「最近止まってるなぁ～『deシリーズ』」と気になり始めた処に、三周年の記事。
「これはっ！日頃のお礼とお祝いを丸っと……」と、思った次第です。(^_^ゞ
すっかり遅れてしまい、ごめんなさい。
これっぽっちもお祝いにはならないと思いますが、ご笑納下さいませm(__)m
(…うん、笑って許して…)

続けるも、よし！
続けるも、よし！
続けるも、よしっ！！
(あっはは、三回w)

これから×３も、宜しくお願い致しますm(__)m🍀