総誕イベント・愛と欲望の果て~能登でちゃぷん~第六話 by Aria
第六話
総二郎の妻としての生活。
それは想像以上に大変な事も楽しい事も幸せな事も沢山あって
毎日が忙しなく過ぎて行く。
手探りで勉強しながらの日常の中で
何も出来ない私は、早く総二郎の奥さんとして一人前になりたいのに
まだまだ勉強不足でお義母さんや使用人さんに助けてもらってばかり。
成長しない自分にガッカリして落ち込むと
何を言う訳でも無く
そっと隣に居てくれる。
この総二郎の暖かさを感じる度に
幸せで泣きそうになるんだ。
いつもは沢山の人の中で生活して
賑やかで楽しいけど
総二郎と2人きりの時間はやっぱり幸せ。
夕日がほとんど見えなくなっても
この時間をもっと味わっていたくて
日が落ちた冬の空を眺めていた。
____っくしゅ!
「寒いだろ?もう行くぞ。
早くあったまろうぜ。」
「___ん。」
少し冷たくなった頰を撫でてくれる手にキュンとする。
「あったまろう」の意味を考えて顔が赤くなりそう……
って!私ったら総二郎と一緒に居すぎてエロ門化し始めてる⁈
暖房の効いたタクシーで温泉に向かいながら
必死で思考を切り替えた。
温泉街から少し外れた場所に建てられた旅館は
敢えて1日に5組程しか客を取らない。
門を潜り緩やかに進むタクシーが玄関前に止まると
その建物の造りに目を疑った。
「おいここって…」
「どうしたの?」
ここ、花沢リゾートじゃねえか!
まさか……やっぱりこの旅行の計画…類と……?
冷えた身体を温め合う様に寄り添って
つくしの甘い香りに、この後どう美味しく頂いてやろうかと考えていたのに
漸く辿り着けた旅館…ここにも類の影。
ムクムク盛り上がり溢れ出そうだったモンが
急速冷凍されるみたいに冷えて行く。
女将に恭しく挨拶されているつくしは嬉しそうに談笑していて
思わず出てしまいそうになった深い溜め息を必死に堪えた。
全室離れ造りで館内の調度品は一目で良い物と分かる。
高級と呼ばれる旅館だが
整い過ぎず細やかなもてなしが見える所は
流石、花沢リゾートの施設だ。
俺らと付き合う様になってから
高級店と呼ばれる所に出入りするようになっても「緊張して落ち着かない」と苦笑いを見せていたつくしが
珍しく落ち着いた雰囲気をみせるのも
互いの好みまで口にぜずとも理解出来る類だからこそなのか。
だめだ。
さっきから右を見ても左を見ても類の顔がチラついて
全く落ち着かねえ。
「総?どうかした?
やっぱり…慣れてない私が計画したからつまらなかったかな……ごめんね。」
案内された部屋からぼんやり外を眺めてばかりで
せっかくいれてもらったお茶も冷めてしまった。
別に待ってないけど!
いつもなら旅館に着いて直ぐガッツく総が
別に待ってないけど!
私に触れようともしないなんて……
「いや、そんな事ない。
すげー楽しかった!
ただ最近、ハードスケジュールだったしな。
少し疲れが溜まってんのかも。
温泉でも入ってサッパリするわ。」
眉を八の字にして困った様に笑って見せても
総二郎がいつもと違うのが分かる。
エロ門じゃないのがオカシイって思うのも変かも知れないけど
やっぱり凄く変だ。
その証拠に、1人で温泉入りに行っちゃった‼︎
「んーーー!」
毎晩勘弁してって位だし
一緒にお風呂入らないこともあるけど
夫婦になって初めての総二郎のお誕生日に
何で1人で置いて行かれなきゃいけないのっ。
でもここで、私から行ったら
何か誘ってるみたいかな………
それはそれでちょっと抵抗あるんだよね。
つくしは露天風呂に向かった総二郎の後ろ姿を
恨めしい目で追いかけていた。
ふう……
山間部の旅館の周りは市街地とは異なり、露天風呂の周りの雪化粧が
ロウソクの火の様に揺れる灯りに照らされ幻想的に白く浮かび上がる。
楽しそうなつくしの顔を曇らせる様な事を口走ってしまいそうで、
思わず1人で露天風呂に来てしまった。
「___はぁ…小せぇな俺は!」
湯船に入ってすぐ目の前に
俺の気に入っている冷酒と猪口が用意されているのに気が付いた。
類の前で日本酒を飲む事自体少ないのに
ここまであいつが気を遣う訳がない。
って事は、やっぱりつくしが態々旅館に頼んだんだろう。
俺を想ってくれている愛しい妻を置いて
1人にして来てしまうなんて
俺は最低だ!
柔らかいお湯を掬い
ザブザブと顔を擦った。
「……総」
「うあっ!」
いつだって自信たっぷりで
涼しい顔してる総二郎の背中が
いつもよりちょっとだけ丸くなっている。
向こうに向いたままの顔も
もしかしてちょっと自信無さげなのかな?
そんな情け無い姿を想像しても
総二郎が愛おしくて堪らない。
いや、むしろこれからは
総二郎のそうゆう所も、私だけには見せて欲しいんだ。
両手で顔を洗ってる音に紛れて
そっと総二郎の後ろに身体を滑り込ませた。
クスクス…
耳元で囁く様に声をかけたら
ピクンと身体を揺らす。
そのまま肩に寄りかかり、身体を預けた。
「ごめんなつくし。」
「なにが?」
「1人で来ちまって…さ。」
「…………」
「つくし?」
返事をしないつくしの方へ振り返ろうとした首に腕を巻き付ける。
トクトクと感じる鼓動が身体の芯を熱くさせ始め
言葉の無いまま唇を合わせた。
戸惑い気味な総二郎の唇をノックして
互いの熱を混じり合わせる。
微かにミントの香りがする総二郎の中に入れば、最初のそれとは違い
すっかり翻弄されて行く。
「ふっ……ぁ」
時々漏れる甘美な溜め息に
落ち切っていた総二郎の熱も上がり始め
キスに夢中で疎かになっていた腕を退かし
つくしを横抱きにして膝に乗せた。
つくしも待っていたかの様に身体の向きを替える。
「…っくし?」
「なぁに?」
総二郎に絡みついている身体は
ピタリとくっつき、熱を取り戻したモノを挟んでいる。
その昂りは柔らかなつくしの腹からの刺激で、どんどん力を増していた。
分かっててやってるのよ
と言わんばかりの返事と
舌を絡ませながら時々擦り付ける様な動きに
総二郎はニヤリと口の端を上げ
形の良い尻から手を伸ばした。
湯の中でも分かる蜜が
総二郎を待っていたと言わんばかりに指に絡み
悪戯な笑顔が崩れて行く。
「あ………んっ」
「フッ…こんなに待たせてたなら
もっと早く押し倒してやれば良かったな。」
蜜壺を刺激され、くっついていた身体がしなると
ピンク色の頂が総二郎の唇を迎えるようにピンと立っていて、誘われるがまま舌で転がした。
「はぁぁ…っん
待って…なん……かっ」
この状況でそんな強がり言われても
俺を煽るだけだって
良い加減分かれって!
彼の頭を抱え込む様に抱きしめている身体は
総二郎の与える刺激に完全に酔っていて
それを支える腕が外れれば倒れてしまいそうな位危うく、
不自然に腹に挟まれていた昂りは
つくしの熱を求める。
これだけトロトロなら良いか?
ギリギリの理性でそのタイミングを見て
蕾への刺激で大きく身体を浮かせ
つくしの中に入った。
「ぁぁん! …そぉっ‼︎」
「つくしっ」
ゆっくり味わうつもりが、つい思いっきり入ってしまった。
大きく昇る杭がつくしの最奥を味わう。
その度に身体をしならせ、悦びの声を上げた。
「あぁ……はっ…だ…めっ!
もうっ……」
「なんだ?もっとか?」
「…ちがっ……ん…イッ……」
「やべぇ…つくし、締めっんな」
その瞬間、総二郎の熱の全てを飲み込む様に収縮し熱を放ち合った。
総二郎の妻としての生活。
それは想像以上に大変な事も楽しい事も幸せな事も沢山あって
毎日が忙しなく過ぎて行く。
手探りで勉強しながらの日常の中で
何も出来ない私は、早く総二郎の奥さんとして一人前になりたいのに
まだまだ勉強不足でお義母さんや使用人さんに助けてもらってばかり。
成長しない自分にガッカリして落ち込むと
何を言う訳でも無く
そっと隣に居てくれる。
この総二郎の暖かさを感じる度に
幸せで泣きそうになるんだ。
いつもは沢山の人の中で生活して
賑やかで楽しいけど
総二郎と2人きりの時間はやっぱり幸せ。
夕日がほとんど見えなくなっても
この時間をもっと味わっていたくて
日が落ちた冬の空を眺めていた。
____っくしゅ!
「寒いだろ?もう行くぞ。
早くあったまろうぜ。」
「___ん。」
少し冷たくなった頰を撫でてくれる手にキュンとする。
「あったまろう」の意味を考えて顔が赤くなりそう……
って!私ったら総二郎と一緒に居すぎてエロ門化し始めてる⁈
暖房の効いたタクシーで温泉に向かいながら
必死で思考を切り替えた。
温泉街から少し外れた場所に建てられた旅館は
敢えて1日に5組程しか客を取らない。
門を潜り緩やかに進むタクシーが玄関前に止まると
その建物の造りに目を疑った。
「おいここって…」
「どうしたの?」
ここ、花沢リゾートじゃねえか!
まさか……やっぱりこの旅行の計画…類と……?
冷えた身体を温め合う様に寄り添って
つくしの甘い香りに、この後どう美味しく頂いてやろうかと考えていたのに
漸く辿り着けた旅館…ここにも類の影。
ムクムク盛り上がり溢れ出そうだったモンが
急速冷凍されるみたいに冷えて行く。
女将に恭しく挨拶されているつくしは嬉しそうに談笑していて
思わず出てしまいそうになった深い溜め息を必死に堪えた。
全室離れ造りで館内の調度品は一目で良い物と分かる。
高級と呼ばれる旅館だが
整い過ぎず細やかなもてなしが見える所は
流石、花沢リゾートの施設だ。
俺らと付き合う様になってから
高級店と呼ばれる所に出入りするようになっても「緊張して落ち着かない」と苦笑いを見せていたつくしが
珍しく落ち着いた雰囲気をみせるのも
互いの好みまで口にぜずとも理解出来る類だからこそなのか。
だめだ。
さっきから右を見ても左を見ても類の顔がチラついて
全く落ち着かねえ。
「総?どうかした?
やっぱり…慣れてない私が計画したからつまらなかったかな……ごめんね。」
案内された部屋からぼんやり外を眺めてばかりで
せっかくいれてもらったお茶も冷めてしまった。
別に待ってないけど!
いつもなら旅館に着いて直ぐガッツく総が
別に待ってないけど!
私に触れようともしないなんて……
「いや、そんな事ない。
すげー楽しかった!
ただ最近、ハードスケジュールだったしな。
少し疲れが溜まってんのかも。
温泉でも入ってサッパリするわ。」
眉を八の字にして困った様に笑って見せても
総二郎がいつもと違うのが分かる。
エロ門じゃないのがオカシイって思うのも変かも知れないけど
やっぱり凄く変だ。
その証拠に、1人で温泉入りに行っちゃった‼︎
「んーーー!」
毎晩勘弁してって位だし
一緒にお風呂入らないこともあるけど
夫婦になって初めての総二郎のお誕生日に
何で1人で置いて行かれなきゃいけないのっ。
でもここで、私から行ったら
何か誘ってるみたいかな………
それはそれでちょっと抵抗あるんだよね。
つくしは露天風呂に向かった総二郎の後ろ姿を
恨めしい目で追いかけていた。
ふう……
山間部の旅館の周りは市街地とは異なり、露天風呂の周りの雪化粧が
ロウソクの火の様に揺れる灯りに照らされ幻想的に白く浮かび上がる。
楽しそうなつくしの顔を曇らせる様な事を口走ってしまいそうで、
思わず1人で露天風呂に来てしまった。
「___はぁ…小せぇな俺は!」
湯船に入ってすぐ目の前に
俺の気に入っている冷酒と猪口が用意されているのに気が付いた。
類の前で日本酒を飲む事自体少ないのに
ここまであいつが気を遣う訳がない。
って事は、やっぱりつくしが態々旅館に頼んだんだろう。
俺を想ってくれている愛しい妻を置いて
1人にして来てしまうなんて
俺は最低だ!
柔らかいお湯を掬い
ザブザブと顔を擦った。
「……総」
「うあっ!」
いつだって自信たっぷりで
涼しい顔してる総二郎の背中が
いつもよりちょっとだけ丸くなっている。
向こうに向いたままの顔も
もしかしてちょっと自信無さげなのかな?
そんな情け無い姿を想像しても
総二郎が愛おしくて堪らない。
いや、むしろこれからは
総二郎のそうゆう所も、私だけには見せて欲しいんだ。
両手で顔を洗ってる音に紛れて
そっと総二郎の後ろに身体を滑り込ませた。
クスクス…
耳元で囁く様に声をかけたら
ピクンと身体を揺らす。
そのまま肩に寄りかかり、身体を預けた。
「ごめんなつくし。」
「なにが?」
「1人で来ちまって…さ。」
「…………」
「つくし?」
返事をしないつくしの方へ振り返ろうとした首に腕を巻き付ける。
トクトクと感じる鼓動が身体の芯を熱くさせ始め
言葉の無いまま唇を合わせた。
戸惑い気味な総二郎の唇をノックして
互いの熱を混じり合わせる。
微かにミントの香りがする総二郎の中に入れば、最初のそれとは違い
すっかり翻弄されて行く。
「ふっ……ぁ」
時々漏れる甘美な溜め息に
落ち切っていた総二郎の熱も上がり始め
キスに夢中で疎かになっていた腕を退かし
つくしを横抱きにして膝に乗せた。
つくしも待っていたかの様に身体の向きを替える。
「…っくし?」
「なぁに?」
総二郎に絡みついている身体は
ピタリとくっつき、熱を取り戻したモノを挟んでいる。
その昂りは柔らかなつくしの腹からの刺激で、どんどん力を増していた。
分かっててやってるのよ
と言わんばかりの返事と
舌を絡ませながら時々擦り付ける様な動きに
総二郎はニヤリと口の端を上げ
形の良い尻から手を伸ばした。
湯の中でも分かる蜜が
総二郎を待っていたと言わんばかりに指に絡み
悪戯な笑顔が崩れて行く。
「あ………んっ」
「フッ…こんなに待たせてたなら
もっと早く押し倒してやれば良かったな。」
蜜壺を刺激され、くっついていた身体がしなると
ピンク色の頂が総二郎の唇を迎えるようにピンと立っていて、誘われるがまま舌で転がした。
「はぁぁ…っん
待って…なん……かっ」
この状況でそんな強がり言われても
俺を煽るだけだって
良い加減分かれって!
彼の頭を抱え込む様に抱きしめている身体は
総二郎の与える刺激に完全に酔っていて
それを支える腕が外れれば倒れてしまいそうな位危うく、
不自然に腹に挟まれていた昂りは
つくしの熱を求める。
これだけトロトロなら良いか?
ギリギリの理性でそのタイミングを見て
蕾への刺激で大きく身体を浮かせ
つくしの中に入った。
「ぁぁん! …そぉっ‼︎」
「つくしっ」
ゆっくり味わうつもりが、つい思いっきり入ってしまった。
大きく昇る杭がつくしの最奥を味わう。
その度に身体をしならせ、悦びの声を上げた。
「あぁ……はっ…だ…めっ!
もうっ……」
「なんだ?もっとか?」
「…ちがっ……ん…イッ……」
「やべぇ…つくし、締めっんな」
その瞬間、総二郎の熱の全てを飲み込む様に収縮し熱を放ち合った。
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