明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

総誕イベント・愛と欲望の果て~能登でちゃぷん~番外編・「まっちゃいろ」 by りおりお

総二郎の誕生日も無事終わり、西門邸へ戻った二人
その姿は以前にも増して仲睦まじい

そんな二人が縁側に並んで座り、中庭を見ていた

「もうすっかり寒くなったね。」
「あぁ。 あっという間に冬になったよな。」

「それにしても、今年の総の誕生日は凄かったね。 皆、忙しいのにわざわざ総の誕生日をお祝いする為に来てくれたんだもん、総の人徳だよね。」

(単に邪魔をしに来ただけだろうけど、まあ久しぶりに皆と会えたことは嬉しかったぜ)

「俺の人徳と言うよりも、、つくしにも会いたかったんじゃね? でもまあ、忙しい面々だし、久しぶりだったし、、会えてよかったわ。」
「だね。」

つくしはにっこりと微笑む

(この笑顔が見れただけでも、まあ皆には感謝だな)

「それに、、あの抹茶色のは、凄かったよな。」

(あの下着のおかげで、何時にも増して楽しめたしさ)
(まっ茶色? もしかして滋さんの?)

「あっ、もしかして滋さんが持ってきた?」
「そうそう!! それだ!!」

(気づいたか? 滋が持ってきた抹茶色の下着だよ。 あれで、乱れに乱れたんだよな)

「あたしも初めてだった。 あんなに凄いの。 特別製らしいよ。」

(そりゃそうだろ。 あれは媚薬入りなんだしよぉ。 俺の箍が外れるし、、、いや、それは何時もの事か? 俺の二号がフル回転するし、、いや、それもいつもの事か? かなりの持久力だったし、、いや、これもいつもの事か? ただ、俺よりもつくしの乱れ方が凄かった!)

「中も凄かったよね。」

(あぁ、凄かった。 媚薬効果ってすっげぇなぁ、と感心したぐれぇだ)

「ジュクジュク? ちょっと手に触れただけで、汁がしたたり落ちてよぉ。」
「何時にも増して総が興奮してたよね?」

(これ美味しい、、と連呼していたもん)

「当たり前だろ? 初めて食べる訳じゃねぇんだけど、あんなに美味しいのは初めてだったからな。」

(いつも食べている物とは全然違ったよね)
(つくしが自ら求めてくるんだぜ? 「早く~~」って感じでさ。 いつもは俺の方から迫るのによぉ。 その表情もまた色っぽくてさぁ。 これで興奮しない方がおかしいってもんだろ?)

「あたしもね、、アレもっと欲しいと思ってた。」
「おっ、つくしもか。」

(あんなに美味しい果物。 もっと食べたいと思ってたのよね)
(つくしもあの媚薬付き下着の虜か? たまには思いっきり乱れたくなるよな?)

「いつも見慣れている物より大きかったよね?」
「まあな。」

(その辺で売っている物よりもワンサイズ大きかった)
(『見慣れてる』、、まあそうなんだけどよぉ。 ほぼ毎回、つくしに見られているし触られてるし口の中に、、おっと、想像しているだけで二号が大きくなるじゃねぇか。 だけどよぉ、その見慣れている物もそれなりの大きさだと思うぜ? まあそれ以上に大きく感じたんだろうなぁ)
 
「でも滋さんにおねだりするのもなぁ。」
「じゃあ、買おうぜ! 滋だって商売で作ってるんだし、堂々と買えば良いだけじゃね?」

(単に俺の為だけにあんなものを作る訳ねぇよな? 商売として作ってんだろ? 俺から頼むのは如何な物かと思うが、つくしが頼む分には何の問題もねぇよな? つくしだってアレの虜なんだし、俺達夫婦なんだし、更に絆を深める為に使うんだしさ)
(あっ、確かに滋さんから買えばいいんだ。 あれだけ美味しいんだし、販売しているかもしれない)

「だね。 じゃあ滋さんに注文しよう。」
「おう。 もうすぐつくしの誕生日になるしよ。 その時にでも、、、な?」

(つくしの誕生日もアレでトロトロにして、中を突きまくって、、あっ、だとしたらここじゃ不味いんじゃね? どこかホテルか旅館にでも行かねぇと、布団が大変なことになるしな)
 
「分かった。 あたしの誕生日までに!って伝えとく!」
「出来れば大量に!!と言っといてくれ。」

(せめて10セットは欲しい所だが、受注生産かもしれねぇしなぁ)

「大量といっても消費期限があるだろうし、値段もバカにならないし、、その辺も確認してから注文するね。」

(熟し過ぎたら美味しくないもんね。 何でも食べ頃があるんだし)
(だよな。 媚薬を滲みこませているって事は、消費期限はあるだろうな。 何年も持つ訳ねぇんだし、目ん玉飛び出すほどの値段だかもしれねぇしな)

「そうだな。 その辺は、つくしに任せとくわ。」
「分かった。 じゃ、滋さんに連絡するね。」

つくしは、携帯を取りだし滋にSNSを送る
それを総二郎は微笑みながら見ている
もちろん既に心はつくしの誕生日へ向かっている

(どこかの旅館で先ずお風呂だろ? その後、その抹茶色の下着をつけさせ夕食を取るだろ? その間にも、つくしはムラムラしてくるだろうから、、もしかして食事中にも始まるか? って事は食事処も個室だな。 んで最初に全部セッティングしてもらっておく必要があるか。 その後、部屋に設置されている露天へ移動するだろ? あの時も良かったよなぁ。 星空を見ながらちゃぷんちゃぷん。 お湯が揺れてつくしの胸も揺れて、、 おっと早く予約しねぇと露天風呂付き個室、出来れば離れの部屋が満室になるんじゃね?)

総二郎も急いで携帯を取りだし、旅館の検索をはじめた



つくしの誕生日が近づく頃、、
滋から荷物が届いた

「総。 滋さんから荷物が届いたよぉ。」
「おっ、そうか!」

総二郎はルンルン♪とした足取りで、つくしの元へ向かう
そこには、家元と家元夫人もいるリビング

(ばか! こんな所で開けたら、二人にも見られちまうだろ!!)

「つくし! それは俺らの部屋で開けようぜ!」
「なんで?」

つくしの反応に驚く総二郎

(なんで? そりゃあ下着を見られたくねぇからだよ! しかも抹茶色だぜ? 媚薬付きとは思わないだろうし、趣味の悪い下着を購入したとも思われたくないだろ?)

「そりゃ、、俺達だけの物だからだよ。」
「そんな堅苦しい事言わないの! 良いじゃない、家元夫妻にもお裾分けしたら。」

「抹茶色のアレだぞ?」
「うん。 まっ茶色のアレだよね?」

(マジか? 今から弟か妹が出来たらどうするんだよ、、って出来るのか? いや、そんな問題じゃねぇ。 もし家元夫妻がそれの虜になったらどうするんだよ。 って言うか、一セットいくらだったんだ?)

つくしは総二郎がアレコレ考えている間に箱の封を開ける
すると中からは、大きくて形の良いキウイフルーツが出てきた

「えっ?」

(キウイフルーツ? もしかしてその下に下着があるのか?)

「まあ、美味しそうねぇ、つくしちゃん。」
「ほぉ。 初めて見る大きさだなぁ。」
「大きいし水々しくてジューシーですごく美味しいんですよ。」

(確かに、あの後つくしがキウイフルーツを出して来た。 あれも滋からのプレゼントだったのか。 美味しかったけど、、これの事じゃねぇんだよ、、)

「総の誕生日の時に滋さんに二個だけ貰ったんですけど、かなり美味しくて注文したんですよ。」

(これだけ? ほんとにこれだけ? 他にも貰っただろ? それも二着!! つくし用と俺用をさ! そっちを注文してくれよ!! もしかしてこのキウイはダミーか? この下に目当ての抹茶色の下着が隠されているとか?)

「ねっ♪ 総♪」

つくしの屈託のない笑顔に、総二郎は何も言えなくなる
もちろん、ここで『媚薬付き下着が欲しかった』とは口が裂けても言えない

「あぁ。 確かに美味しかったですよ。 是非召し上がってください。」

そう告げながら、総二郎は慎重に箱からキウイフルーツを取りだしていく
もちろん、箱の底に抹茶色の下着が隠されていないか探しながら、、

(ねぇ、、、どこにもねぇ、、あるのはまっ茶色のキウイだけだ。 ん? まっ茶色? まっちゃいろ、、、)

最後の一個までとり出した後、がっくり肩を落とす

(俺が欲しかったのは抹茶色だ! このまっ茶色じゃねぇ、、)
関連記事
スポンサーサイト



0 Comments

Add your comment