明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

ずっとずっと 18

あたしの通う学部は、別名パラダイス学部と呼ばれ、比較的時間に融通がつけやすいので有名だ…

なのになのに……やっぱあたしってどこか抜けてるのかもしんない
年間スケジュールなんて何度も見てた筈なのにも関わらずだ。

――11月終わる今日気が付いてしまった。
大学自体が前期後期で分かれているから冬休みが滅茶苦茶短い事に…


その短い冬休みさえも、つぅ爺の目は光る
つぅ爺からの課題レポートの提出
海外からのお客様の接待の同行

まぁ百歩譲ってここまでは仕事の範囲だと理解できる。

だけどだ、三が日でさえ、私邸の挨拶に参加しろと言うではないか
こりゃ可笑しな話じゃないのか?
お正月なんておこたでみかんとテレビだろうよ

「なんであたしが挨拶をせねばいかんのじゃー」 
大声でそう叫びたい所だが

「私一人で、主人の世話は大変なのぉ。しぃちゃんお願いね」
雪乃さんに申し訳なそうな顔で、お願いされたら逆らえない

あたし、つぅ爺には強く出れるけど雪乃さんには弱いんだよね…
つぅ爺もそれを知ってるからか、無理強いする時は、雪乃さんに言わせるんだよね

「そうそう、クリスマスも筒井の家でしますからね。皆さん楽しみになさってるからね」
最後の止めを刺される…

もしや、強引さでは雪乃さんもつぅ爺に負けないのか???



9月の終わりに通帳を眺めながら、いざNY~♪ ムフフッ♪
冬休みをエンジョイするぞぉ~ 

なんて、そう心に描いていた筈なのに…無残にも時間がない。


1日だけ会いに押しかけちゃう??? 
経済的には、KAGURAとジュエルグループでのお給料が、ほぼそのまま状態で残ってるから無理じゃない。
エコノミーだったら格安を買わなくても、毎月だって会いに行く事も可能だと思うくらいは頂いてる。
必要なものはいつの間にか用意され使うように指示を出されるので
だけど、そんな散財したらあたしのしてる仕事が普通のバイトじゃないってばれちゃう。
そしたら、どこから話したらいいか状態になっちゃうんだよね。

ジュエルに勤務してる事は他言無用だと言われてる。
契約書にも明記されていたので誰にも言う訳にはいかない。

忘れがちだが、つぅ爺ってただの好々爺(いやいや我が儘爺様か?)じゃないんだよね…
世界的大企業の会長さんなんだよね……
 

道明寺にも皆にも、嘘をついている訳じゃないのに…
内緒が増えちゃったなぁ… 

 



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