小っこいの 鬼のパン2 司つく
はこう はこう 鬼のパン2
うーーーーーーーん 一体全体朝から何度この踊りを踊らせられたのだろう。
あぁ、確かに言った。確かに‥
男に、二言はねぇー
でもよぉー 小っこいのぉ おーたん これでも社長さんなんだぞ?
なぁ、小っこいの‥
そろそろ、終わりにしねぇか?
つくしがクスリっと笑いながら、俺を横目で見る。
俺はジロリとつくしを見やる。
「おーたん、ちゃんとしてくだしゃい。あーたんばっかしみないでしゅ」
はぁっー 心の中で溜め息を吐く。
「おーたん、しっかりおどってくだしゃい」
コイツの張り切り、一体誰に似たんだ?
間違いなくつくしだよな‥ つくしめーーー
「ちゅかれましたね。ちょっと おちゃに ちまちょうか?」
小っこいの、オメェ、すげぇ仕切りやだな。
今日の俺‥ 小っこいのにいい様に仕切られてる。
「おちゃちたら、あたちはおひるね。おーたんはおちごとでしゅ」
はぁっー すげぇな。ぜってぇーつくしの血だな。間違えねぇーな。
結がスヤスヤ昼寝をしてる。つくしに似た真っ直ぐな黒髪。
ククッ可愛いよなぁ
小っこいのを見て、すげぇ幸せを噛みしめる。
さて、小っこいのに怒られねぇように、ちょっくら仕事すっか。
邸の呼び鈴がなる。
一眠りした小っこいのは、パワー全開で、張り切って出迎えてる。
一番のりは、ババァと親父‥九条夫人まで来てやがる。
ゲッ後ろにいるのは、九条の総帥じゃねぇか。
小っこいのが
「ユミバァバ、たっちゃんジィジ いらっちゃいましぇ」
「結ちゃーん会いたかったわぁ〜」
何だか、桐人と4人で、いいやババァと親父を入れて6人で‥すげぇ良い感じに和んでやがる。
かぁっーー そもそも、つくしが俺に隠れてダリアなんかに行くからだ‥
「司さん。九条会長と九条夫人にご挨拶はされたのかしら?」
「あらっ、ご挨拶しなきゃらないのはこちらの方よね。パパ」
「本当に。桐人の未来のお義父さんだからね」
あははっ おほほっ
あははっ、おほほっ じゃ、ねぇよ。ったく。
あいつ等も続々と集まってくる。
はぁっー、行事って言うと必ず俺ん家に来んだよな。
ってか、九条家族もいつの間にか全員集合‥
いや、快人さんも朱里さんもすずちゃんも、遊びに来てくれて嬉しいぜ。
問題は、桐人だ。あいつばっかしはいただけねぇ ったくなんだ、あの優雅さは‥‥
気にくわねぇなぁー 気にくわねぇ。
ったく、九条の婆さんも、爺さんも盛り上がってんじゃねぇよ。
ってか、ババァ、お前もだ。お前も‥ 盛り上がってんじゃねぇぞ
第一だ、第一‥ 小っこいのは、4才成り立てだぞ。日本語もまだまともに喋れねぇんだぞ
はぁっーー
あっ、つくし‥てめぇ、類と桐人に囲まれてヘラヘラしてんじゃねぇ
ったく。
「本当に、桐人君は王子様よねぇー 結ちゃんとピッタンコ♪」
「そうですわよね。」
オイっ、サルに三条‥ふざけた事いってんじゃーねーよ。
「桐人君はお茶のセンスも良いんだぜ。未来の貴公子だな」
「だな。」
「うん。可愛いちびっこカップル誕生だね」
「だな」
ぐぅーー 他人の家の事ってか?
ったくよぉー 孤立無援、孤軍奮闘かよ
チェッ‥チェッ‥
おっ、小っこいのがテケテケ歩いてくんぞ。
ケッ 桐人、ざま〜みろ
「お〜たん♪」
「あっん?」
「いちましゅよ」
連れられて来た先は‥タマの部屋。
な、な、なんだ‥
「あい。」
でっけー目を上目遣いにして‥
「おーたん やくしょくでしゅ」
***
鬼の〜パン2はいいパン2 凄いぞぉ〜 凄いぞぉ〜
はこう はこう 鬼のパン2 ‥‥
総二郎に送られた、鬼のパンツを履かされて‥
鬼のパンツ のお披露目‥
あいつ等が笑ってる。
類なんぞ、涙流して笑ってやがる。
小っこいのは、間違えたらただじゃおかんと、睨んでやがる。
かぁっーー 道明寺司、
俺は嘘はつかねぇ、男に二言はねぇ、だけどよぉーだけどよぉー
俺様は、道明寺司だぞぉー
この後,みんなに豆までぶつけられ‥
鬼は外〜 福は内〜 夜は過ぎていく。
オマケ♪
おーたん。がんばりました。じょうじゅでした。ごうかくでしゅ。
小っこいのが、俺に駆け寄って、ホッペにチューをしてくる。
有頂天の俺を真ん中に記念撮影をした。
後日‥
鬼を真ん中に皆で記念撮影した写真が出来上がった。
「幸せな幸せな、おーたんと小っこいのの思い出だね」
ニコリとつくしが笑う。
「おぉー」
思わず、頷きそうになっちまったが‥
「テメェ,綺麗にまとめてんじゃねぇぞ。こんな写真みんなに渡すんじゃねぇぞ‥」
「あははっ、もう送ちゃったよぉー」
小っこいの 不定期連載中
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