明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

いつかあなたと陽だまりで 7 司つく

ボスとボブが、SAKURAに出掛けた昼下がり‥
事務所の中は閑散としている。

「ねぇねぇマリンカ、見て見てもの凄く色男。」
エミリーが、あたしにウィンクを投げかけながら、雑誌を見せて来る。

その後、ぽつりと‥…
「なんだか、見た事ある顔してるのよね〜 どこだったけかな?こんな綺麗な顔なら絶対に忘れないのにね。うーーんどこでだったけかが思い出せなくてさー マリンカ解らない?」

エミリーが見せてくれたのは‥…
” 世界を変える人 ” 特集 の 見開きページに写った‥… 司だった。

雑誌をそっと指でなぞる。

エミリーが、誰だったけかな? なんてずっと呟いてる。
やっぱり、似ているのだろうか。目敏い人が見たら解ってしまう?あたしの心を不安が覆う。

慌てて、雑誌を閉じる

「あっ、それもう読み終わったから、マリンカにあげるね、おっと打ち合わせ行って来るね〜」
片手をあげて、エミリーが事務所を出て行く。

今日は、外回りが多いのか、事務所にいるのは、あたしとビオラの2人だけ。

あたしは、エミリーが置いて行った雑誌をもう一度開いて、司を見る。8年ぶりの司‥
相変わらず綺麗な男だと‥見入ってしまう。ビオラがいつの間にか後ろにいて‥

「どことなくマリアに似てるからじゃない? マリンカもそう思わない?」

「えっ?そ、そうかなぁー」
内心の動揺を隠しながら返事をする。

その時、受付のドアチャイムが鳴り来訪を告げる。
「あらっ、今日はもうアポはない筈なのに、飛び込みですかね」

飛び込みとなると、あたしが対応する形になるだろう、そう思いジャケットを羽織る。

内線がなる。
ビオラが来てくれてとあたしを呼ぶ。 
なにか問題でも?慌てて、衝立ての向こうの受付に向う。

最初に目に入ったのは、高級そうな仕立ての真っ白なスーツ。染み一つない真っ白なスーツ。
顔を上げる‥

「せ、せ、先輩‥? なぜ?」
日本語で桜子が言う。 

目の前に現れたのは、SAKURAの代表 三条社長‥ ううん 桜子 

「はじめまして、マリンカ・バイヤール と申します。」
私は、フランス語で答える。

ビオラに,応接室にお茶を持って来るようにお願いする。

「三条社長、こちらへ」

パタンッ
応接室のドアが閉まった途端

「先輩ですよね?」

ニッコリと微笑んで、あたしは答える。

「牧野つくしはもういない。あたしの名前は マリンカ・バイヤール 」

聡明な桜子は、有り難い事にその先を無理に聞き出そうとはしなかった。
無理に聞き出されていたら、あたしは頑になり桜子とは、2度と会わないようにしたかもしれない。

ビオラがお茶を置いて行ってくれる。彼女が去った後に、桜子が口を開く。

「先輩、やっぱり私ついてますわ。こうやって先輩とまたお会い出来たんですもの。」
心の底からの喜びを浮かべてくれる。

「あたしも、また桜子と会えて嬉しいよ。だけど誰にも言わないで欲しい。じゃないとあたしは又ココから逃げなきゃ行けない。ココから逃げるのは嫌だから‥」

久しぶりなんて言えないくらい会っていなかった桜子は、記憶の中の桜子よりも数段美しく輝き気品に満ちていた。

全て解りました。という風に桜子が微笑む。見事な程のアルカイックスマイルで‥ 
次の瞬間、アルカイックスマイルが崩れ落ち‥

「せ、せ、先輩‥ ぐ‥っす‥ん‥うぅ‥うわ‥ん」
子供の様に泣きじゃくっている。

あたしは、マリアを抱くように桜子を抱きしめる。

「せ、先輩‥会いたかった。会いたかった。」
「うん。」
「ぐすんっ、ずっとずっと会いたかったぁ」
「うん。」

あたしの瞳からも涙が零れ出る。

ドアをノックする音がする。あたしは桜子から離れ扉を開ける。
ボスが立っていた。桜子の姿を発見すると驚いた表情を浮かべ、慌てて後ろ手でドアを閉めた
「三条社長‥」

忙しい筈の桜子は‥ 何故かあのまま事務所に居座り、あたし達の事務所は、SAKURAの事務所に取り代わってしまったのか?と思える程に代わる代わる人が訪れて‥

そして、何故か‥
静さんとボブの家で、マリアを抱っこしながら、陽気にワインを飲んでいる。

あたしの娘だとマリアを紹介した途端、桜子は全てを悟ったのだろう‥何も言わずに、マリアを両の手で抱きしめた。美しい香りを纏った美しい女性に、まるで宝物を抱くように、大切大切に抱きしめられたマリアは、一遍で桜子を好きになり‥

「桜子ちゃん、マリアとくっ付き過ぎ」と、静さんにヤキモチをやかれている。

マリアを真ん中にみんなが微笑む。

やっぱりマリアはラッキーガール。

マリアとジョアンが寝てしまった後‥ 
静さんと桜子の3人で、ワインを飲む。


一番最初に口を開いたのは静さんで‥

「桜子ちゃん、つくしの事は誰にも誰にも言わないで」

「誰にも言いません。だけどSAKURAの担当は静さんと先輩‥マリンカさんのお二人でして下さい」

3人で顔を見合わせ、微笑んだ後に‥ あたしは全てを話した。
話し終えたあたしを、桜子が抱きしめる。

そして、
「静さん‥本当に本当に有り難うございます。」
静さんに向って、頭を垂れている。

「つくしとマリアは、私の大切な家族なのよ」
静さんは嬉しそうに微笑んで、そう言った。




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11 Comments

asuhana  

Re: タイトルなし

kachiさま

たしかに(笑)
桜子の方がつくしラブ♡かも(笑)
しばらく 陽だまり お付き合い下さい。

2016/02/29 (Mon) 19:40 | EDIT | REPLY |   

asuhana  

Re: (σUωU。)ノ|。+゚*。+オハヨーシャーン。+*゚。+|

yukikoさま

うん坊ちゃんも頑張ってるよぉー♪
桜子好き♡ 仁義を通す女だからね〜

2016/02/29 (Mon) 19:39 | EDIT | REPLY |   

花男ラブ  

Re: こんにちはm(__)m

空色さま
そうですよね~(^-^)
桜子大好きなんですよ。

2016/02/29 (Mon) 19:11 | EDIT | REPLY |   

花男ラブ  

Re:

じゅんドックさま
あらご一緒~(^-^)
つくし道を極めましょう(笑)

2016/02/29 (Mon) 19:10 | EDIT | REPLY |   

花男ラブ  

Re: Re: 雨の月曜日

えみりんさま
追記
3日は、びーたんの誕生日なんです。無条件でイイ人認定です(*^o^)/\(^-^*)

2016/02/29 (Mon) 19:09 | EDIT | REPLY |   

花男ラブ  

Re: 雨の月曜日

えみりんさま
本当に早いですよね。
あっという間に3月。

どうやって会いましょうかね♪

2016/02/29 (Mon) 19:07 | EDIT | REPLY |   

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2016/02/29 (Mon) 15:22 | EDIT | REPLY |   

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2016/02/29 (Mon) 10:29 | EDIT | REPLY |   

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2016/02/29 (Mon) 10:16 | EDIT | REPLY |   

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2016/02/29 (Mon) 09:42 | EDIT | REPLY |   

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2016/02/29 (Mon) 07:27 | EDIT | REPLY |   

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