明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

ずっとずっと 147

「ただいま~」と入ってきたルゥは、朝見たルゥと同じ筈なのに、
どこか違っていて、思わず、見惚れてしまった。

「ルゥなんかあったと?」
「うーーん、色々。今はちょっと纏まらないから今度話すね。」

ニッコリ笑う。少しだけ少しだけ憂いを含んだ微笑みで。


この子は、容姿だけ見ていたら薫にそっくりだ。誰が見ても美しいお人形の様な容姿を持っている。
だけど、この娘は、つくしにそっくりだ。不器用で真っ直ぐ。 

どうかどうか、幸せな恋をしますように。あたしは願うと。

恋を知らない 情念を知らない  あたしが願うと。 

薫は、琉那の変化に気が付くと? 今日はそんな余裕はなかとね?
それならその方がいいと思う。

今日は、裏切りの日。

誰が誰を裏切って、誰が誰に真実を誓うと。



ピンポーン 
薫の来訪を告げる音がする。

「じゃぁーまた明日ね♪」
にこやかに、憂いを隠してルゥが、薫と去っていく。
愛おしいものを見る目で、薫がルゥを見つめている。

意地悪な考えが頭を過る。

もうじき琉那は、親の庇護下を離れる。
その時、薫はつくしと琉那どちらを選ぶのだろう?
そんなシチュエーションがあるワケないのに、そんな事が頭を過る。

明日の約束をして、二人に手を振る。


邸までの道を揺られながら、私は寝たふりをしながら、お父様は、なぜお母様と、嶺のお父様の逢瀬のお時間をお作りなるのかを考えていた。

お母様の愛していらっしゃるのは、お父様ではないの? 嶺のお父様なの? それはいつから?

車が邸に着く

「ルゥ、ルゥ 着いたよ。」お父様の声がする。
寝起きの振りをして
「うーーん、眠いぃ」そう呟くと、
お父様が私を抱き上げ、邸の中に連れていってくれる。

丁度その時、お母様の車も邸に到着する。
私を抱き上げていた腕に力がこもる。

邸の中を2人は並んで歩く。
お父様は、私を抱きかかえて‥ 
小さい頃もこんな光景があった事を私は思い出す。

抱きかかえられた腕から、お父様の哀しみが伝わってきて、心が小さく悲鳴をあげた。
お父様が、カウチに私を降ろし、隣に座って優しく髪を撫でる。
哀しみが伝わってくる。
涙が出そうになって、私は慌てて飛び起きる。

「うーん。お腹空いたー」
クスリっと優しく笑うお父様。

全てを着替えシャワーを浴びたお母様と3人で食卓につく。

夕餉を食べながら、他愛もない会話を交わす。
学校の事、瑞希や紅の事、明日の事を私は話す。
いつもと同じように‥
会話が途切れた時‥
「つくし、神戸の石榴はどうだった?」
美しい微笑みを浮かべ、お父様がお母様に聞いていらっしゃる。
「今年も綺麗に咲いてました。」
「そう。石榴の花はつくしの花だからね。」


紅く紅く揺れていた石榴の花を思い出す。

石榴の花は、優雅で愚かしい



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4 Comments

asuhana  

Re: こんにちはm(__)m

空色さま

うーーん。他の事はしっかり成長してる筈なんだけどね。
針の穴の闇・‥ なんですか〜その素敵な表現!!
空色語録だね。さすがっす。

2016/03/14 (Mon) 15:03 | EDIT | REPLY |   

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2016/03/14 (Mon) 11:13 | EDIT | REPLY |   

花男ラブ  

Re: こんばん(b'v`★)b わっ♪

yukikoさま
おはようございます(*^^*)
誰が誰を裏切って、誰が優美で誰が愚かなのかですよねi-181

2016/03/14 (Mon) 07:12 | EDIT | REPLY |   

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2016/03/14 (Mon) 01:39 | EDIT | REPLY |   

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