ずっとずっと 148
愛は綺麗なことだけじゃないと知った翌日、私は18才になった。
「ルゥ生まれてくれてありがとう」
毎年私の誕生日にそう言って、祝ってくれるお父様。
その横でいつも微笑んで下さる優しいお母様。
幸せを感じる瞬間だった。
幾つのときからだろう。何となく違和感を感じたのは
だけど、幸せを疑わず、私は違和感に蓋をした。
いいえ、気が付きたくなかったから蓋をした。
神戸の2人を見て、嶺を愛した私は、この言葉の本当の意味を理解した。
あぁ〜そうだったんだと、理解した。
木立の中の二人は美しかった。光りが輝いていた。
お父様は、あの光りを知っていらっしゃるんだ。
だから‥一年に一度だけでも思いを叶いさせてあげたい‥そう思ってしまうんだと。
馬鹿げている。そう人は言うかもしれない。
だけど‥ それがお父様の愛なんだと。
お父様にとって、お母様は命そのもの。命を手放す事は出来ないから。
相反する思いで、その日を憎悪する。二人の姿を想像して憎悪する。
光が輝けば輝く程、影は深くなるように。
愛が増せば増すほど、憎しみは増すんだと。
全てを捨て、愛する人の胸に飛び込みたいと思われた事はないですか?
美しく微笑むお母様に聞きたい。そんな衝動が私を襲う。
喉元まで声が出かかって、そっと閉じ込める私の問い。
嶺を愛した今‥…
私は、お母様がお父様以外を求めてしまう心を不実だと思えない。
お父様が、お母様を手放せない心を猾いとも思えない。
せんないこと そう思う。
恋に勝者がいるのなら、必ず敗者が存在するのだから。
せんないことだと、そう思う。
だから、お願いです。
私が、嶺を愛する心も、せんないことだと思って下さい。
ごめんなさい‥
近い将来、私は、愛するお2人を裏切ります
その時は、せんないことだと‥ どうかどうか 諦めて下さい。
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「ルゥ生まれてくれてありがとう」
毎年私の誕生日にそう言って、祝ってくれるお父様。
その横でいつも微笑んで下さる優しいお母様。
幸せを感じる瞬間だった。
幾つのときからだろう。何となく違和感を感じたのは
だけど、幸せを疑わず、私は違和感に蓋をした。
いいえ、気が付きたくなかったから蓋をした。
神戸の2人を見て、嶺を愛した私は、この言葉の本当の意味を理解した。
あぁ〜そうだったんだと、理解した。
木立の中の二人は美しかった。光りが輝いていた。
お父様は、あの光りを知っていらっしゃるんだ。
だから‥一年に一度だけでも思いを叶いさせてあげたい‥そう思ってしまうんだと。
馬鹿げている。そう人は言うかもしれない。
だけど‥ それがお父様の愛なんだと。
お父様にとって、お母様は命そのもの。命を手放す事は出来ないから。
相反する思いで、その日を憎悪する。二人の姿を想像して憎悪する。
光が輝けば輝く程、影は深くなるように。
愛が増せば増すほど、憎しみは増すんだと。
全てを捨て、愛する人の胸に飛び込みたいと思われた事はないですか?
美しく微笑むお母様に聞きたい。そんな衝動が私を襲う。
喉元まで声が出かかって、そっと閉じ込める私の問い。
嶺を愛した今‥…
私は、お母様がお父様以外を求めてしまう心を不実だと思えない。
お父様が、お母様を手放せない心を猾いとも思えない。
せんないこと そう思う。
恋に勝者がいるのなら、必ず敗者が存在するのだから。
せんないことだと、そう思う。
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