明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

レッスン 後編 総つく

散々管を巻いたあいつは、コテンっと突然寝てしまった。
揺すってもなにしても起きない牧野。

仕方がないので、あいつの寝顔を眺めながら色々考える。

何で俺はここ数年女遊びを辞めたんだ? 
茶についてもっともっとの探究心が出てきたのは何がきっかけだ? 
俺の茶が変わり、心がこもってきたと言われだしたのは何時からだ?

少し考えれば全てが明白だった。こいつが司と別れ、
しばらく経ってから
 「やっぱりお茶が好き。迷惑でなければ今まで通り示唆してもらえるかな?」
 相変わらず茶の稽古に来るお前と共に過ごしてる内に、お前にとっておきの癒しの空間を作ってやりてぇと思い出してからじゃなかったか?

俺の茶が変わった変わったと言われ出したのは、お前が茶会に顔を出す様になってきた頃からじゃなかったのか?

女遊びだって、お前が事務局に勤めだしてお前にばれるのが嫌でやめたんだっけな。

お前の半東が心地よく感じて、他の奴の半東が物足りなく感じたのはお前が好きだったからなんだな。

ここ半年お前が言うところの “お色気レッスン” が始まってからの俺の評価は鰻登りだ。
それはお前が常に傍にいて、サポートしてくれてたからなんだな。

降る様に散々来ていた見合いが来なくなったのも、
事務局長やお前を事務局にさそったのも
重鎮のオヤジ共が協定を結んだのも 
お袋が内弟子達がお前が俺の邸で暮らす様になったことを
諸手を挙げて喜んだのも
なんだ… みんな 俺のこいつに対する想いをしってたからなんだな。

俺とつくしお前だけがなんも気が付かないで過ごしてきたんだな。
お笑い種ってーのはこういう時つかうんかなぁー?
どう思うよ。

つくしお前が目覚めたら、俺はお前にキスしよう。
色気が欲しいのなら俺の色香に包まれろ。
俺の色香に酔って、俺だけへの花を咲かせろ

答えはいらねぇ 
お前は、色気を欲しがって
俺がお前が欲しいんだから

それで十分だろう。




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