ずっとずっと 28
「つくし~たまには遊びにおいでよーー」
の言葉を残し、慌ただしくパパ達は九州に旅立っていった。
あたしもあれよあれよという間に、ジュエルの借り上げ社宅に引っ越す事になった。
到底社宅とは思えない、セレブ御用達のマンション
コンシェルジュがいるマンションにビックリして固まるあたし...
「つ、つ、つぅ爺ーーーーあたしこんな立派な所、ム、無理ーーー」
「しぃちゃんが此処に住むならばと、ペントハウスは、もう既に宝珠が買いおったぞ。しぃちゃんが住まないとなると...もったいない事になるのぉーー」
あたしの落としどころを良く知るつぅ爺。
「・・・・・よろしくお願い致します」
としか言いようがない。
社宅代はダミーマンション併せて、1万円なんて言い出したつぅ爺。
せめてダミーで借り上げてくれるマンション代は自分で払いたいと申し出ると
「機密事項を守るために必要な経費じゃしなぁー 契約書にも明記しとったぞ...」
「そうじゃ、そうじゃ、10月からのセミナーに儂と一緒に参加するので相殺という形はどうじゃ?」
いつの間にやら、セミナーに出るという形で話がついていた。
自宅で使っていた荷物はダミーマンションに移動させ、手荷物のみで、今日から私の城になるマンションに引っ越しをした。
窓から見える夜景の美しさにうっとりとする。
" ヨシッ あたし! 気張っていこうー ”
一人暮らしになったあたしが淋しがっていないかと、かおるちゃんと悠斗が連れ立って遊びに来てくれる。
あたし達3人は、あれから行動を共にする事が増えた。第一印象が最悪だった悠斗とは、ビックリするくらいに呼吸が合う事が判明し、これまたビックリする位に親しくなった。 同時に こいつは ”かおるちゃん” が好きなんだなー。と確信した。悠斗の目線の先にはいつもかおるちゃんがいるのだ。
ムフッ あたしは一人ほくそ笑む… 類に、「牧野、鈍感」 なんて事をよく言われるが...
あたしだって人の恋に気が付くのよぉ~ 類には無理じゃなくって?なんて毒吐く
ウフフッ やるじゃん あたし♪
かおるちゃんがトイレに行った隙に
「悠斗ってさぁ、かおるちゃんの事好きなんでしょ?」
どうだ あたしの推察能力とばかりに問うてみる。
「……………」 黙り込む悠斗
「ウフフっ 図星でしょう?」
途端に叫ぶ悠斗
「カオーーーー お前しぃに俺等の事話してないのか?」
「あっ”” 忘れてた?かな? アレェーーーどっちだっけ?」
な、な、何?この会話…
「でもさぁ、春菜ちゃんにもこの前言われた位だし、流石に気が付いてるよね?」
「… だよな...でもしぃだしな」
「だね。しぃちゃんだもんね」
「………」
肩を震わせ破顔する悠斗。それに連れて笑うかおるちゃん
「俺等付き合ってんだ」 「私達つきあってるの」
2人同時に言うじゃないか。
「えっ、えっ、えぇーーーー」
類...あんた大正解だよ。やっぱあたし鈍感みたい...ヒュルリ北風が舞った
聞けばこれまた周知の事実だったらしく、当たり前のように、ラブラブの恋人として認知しているので...誰も何も言わないだけだったようだ。誰の目から見ても悠斗のかおるちゃんに対する恋心は明白で...かおるちゃんの悠斗に対する恋心も明白で…今頃それに気が付くあたしって ヒュルリ
「やっぱお前最強だわぁ」 「うん。流石しぃちゃん」
2人睦まじく肩を震わせている。
まぁ確かにお似合いの2人だ。悠斗があたしに並々ならぬ興味を抱いたのは、いつもは他人を寄せ付けないかおるちゃんがあたしと親しく語らう姿を見たからの様で、どんな奴だと思って観察していたらしい。
「ユト君としぃちゃんってすっごく似てる所があるの...私ね、しぃちゃんが男だったら絶対に惚れてる自信があるもん」
「「えぇーーーー」」
「ねっ♪ 似てるでしょ」 クスクス笑うかおるちゃん
悠斗はジロリっとあたしを睨む...まるでお前には負けねぇーぞ と、言うように
だ・か・ら あたしは女だって
あたしに言わせれば、こいつはあたしより絶対に道明寺に似てる‥…
あのバカの事だから 俺様は俺様だー とか言うよね。
それにしても 言われてみて気が付いたが...
超甘々ムード満載の2人。これに何で気が付かなったのかと思うと改めて自分の鈍感さに慄いた。
「だったら 薫はしぃの事、気に入るな…」
「しぃちゃんもルゥ君の事、絶対気に入るよ」
「なっ」 「ねっ」
微笑みあう2人。すごく幸せそうで、あたしもあいつに会いたくなる‥…
ところで、
かおる?かおる?…あっ、前に言ってた悠斗の親友の事かぁーー で、王子様のルゥ君ね
王子様ルゥ君かー うふっ ルゥと類 名前も似てるのね~ 王子様東西対決?なんて見てみたいなぁ
東西対決、道明寺の悋気と悠斗の悋気 どっちが理不尽か? なんてのも楽しそうだなぁーーー ウフッ
「し、し、しぃちゃんまた独り言出てるよ? …ところでなんの東西対決?」
「…ハ、ハブとマングース」
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の言葉を残し、慌ただしくパパ達は九州に旅立っていった。
あたしもあれよあれよという間に、ジュエルの借り上げ社宅に引っ越す事になった。
到底社宅とは思えない、セレブ御用達のマンション
コンシェルジュがいるマンションにビックリして固まるあたし...
「つ、つ、つぅ爺ーーーーあたしこんな立派な所、ム、無理ーーー」
「しぃちゃんが此処に住むならばと、ペントハウスは、もう既に宝珠が買いおったぞ。しぃちゃんが住まないとなると...もったいない事になるのぉーー」
あたしの落としどころを良く知るつぅ爺。
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社宅代はダミーマンション併せて、1万円なんて言い出したつぅ爺。
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「機密事項を守るために必要な経費じゃしなぁー 契約書にも明記しとったぞ...」
「そうじゃ、そうじゃ、10月からのセミナーに儂と一緒に参加するので相殺という形はどうじゃ?」
いつの間にやら、セミナーに出るという形で話がついていた。
自宅で使っていた荷物はダミーマンションに移動させ、手荷物のみで、今日から私の城になるマンションに引っ越しをした。
窓から見える夜景の美しさにうっとりとする。
" ヨシッ あたし! 気張っていこうー ”
一人暮らしになったあたしが淋しがっていないかと、かおるちゃんと悠斗が連れ立って遊びに来てくれる。
あたし達3人は、あれから行動を共にする事が増えた。第一印象が最悪だった悠斗とは、ビックリするくらいに呼吸が合う事が判明し、これまたビックリする位に親しくなった。 同時に こいつは ”かおるちゃん” が好きなんだなー。と確信した。悠斗の目線の先にはいつもかおるちゃんがいるのだ。
ムフッ あたしは一人ほくそ笑む… 類に、「牧野、鈍感」 なんて事をよく言われるが...
あたしだって人の恋に気が付くのよぉ~ 類には無理じゃなくって?なんて毒吐く
ウフフッ やるじゃん あたし♪
かおるちゃんがトイレに行った隙に
「悠斗ってさぁ、かおるちゃんの事好きなんでしょ?」
どうだ あたしの推察能力とばかりに問うてみる。
「……………」 黙り込む悠斗
「ウフフっ 図星でしょう?」
途端に叫ぶ悠斗
「カオーーーー お前しぃに俺等の事話してないのか?」
「あっ”” 忘れてた?かな? アレェーーーどっちだっけ?」
な、な、何?この会話…
「でもさぁ、春菜ちゃんにもこの前言われた位だし、流石に気が付いてるよね?」
「… だよな...でもしぃだしな」
「だね。しぃちゃんだもんね」
「………」
肩を震わせ破顔する悠斗。それに連れて笑うかおるちゃん
「俺等付き合ってんだ」 「私達つきあってるの」
2人同時に言うじゃないか。
「えっ、えっ、えぇーーーー」
類...あんた大正解だよ。やっぱあたし鈍感みたい...ヒュルリ北風が舞った
聞けばこれまた周知の事実だったらしく、当たり前のように、ラブラブの恋人として認知しているので...誰も何も言わないだけだったようだ。誰の目から見ても悠斗のかおるちゃんに対する恋心は明白で...かおるちゃんの悠斗に対する恋心も明白で…今頃それに気が付くあたしって ヒュルリ
「やっぱお前最強だわぁ」 「うん。流石しぃちゃん」
2人睦まじく肩を震わせている。
まぁ確かにお似合いの2人だ。悠斗があたしに並々ならぬ興味を抱いたのは、いつもは他人を寄せ付けないかおるちゃんがあたしと親しく語らう姿を見たからの様で、どんな奴だと思って観察していたらしい。
「ユト君としぃちゃんってすっごく似てる所があるの...私ね、しぃちゃんが男だったら絶対に惚れてる自信があるもん」
「「えぇーーーー」」
「ねっ♪ 似てるでしょ」 クスクス笑うかおるちゃん
悠斗はジロリっとあたしを睨む...まるでお前には負けねぇーぞ と、言うように
だ・か・ら あたしは女だって
あたしに言わせれば、こいつはあたしより絶対に道明寺に似てる‥…
あのバカの事だから 俺様は俺様だー とか言うよね。
それにしても 言われてみて気が付いたが...
超甘々ムード満載の2人。これに何で気が付かなったのかと思うと改めて自分の鈍感さに慄いた。
「だったら 薫はしぃの事、気に入るな…」
「しぃちゃんもルゥ君の事、絶対気に入るよ」
「なっ」 「ねっ」
微笑みあう2人。すごく幸せそうで、あたしもあいつに会いたくなる‥…
ところで、
かおる?かおる?…あっ、前に言ってた悠斗の親友の事かぁーー で、王子様のルゥ君ね
王子様ルゥ君かー うふっ ルゥと類 名前も似てるのね~ 王子様東西対決?なんて見てみたいなぁ
東西対決、道明寺の悋気と悠斗の悋気 どっちが理不尽か? なんてのも楽しそうだなぁーーー ウフッ
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