明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

蕩けるようなキスをして 司つく

ハァッ―――  今日何度目のため息だろうか?

そういやぁ、あいつ...ため息一つで幸せ一つ逃げていくんだよ、だからスマイルスマイルなんて言ってたよな?
ため息の原因は、牧野お前だっつーの 

ったく、いい加減に俺を安心させてくれよな…
ハァッー―― 


「あぁーーーーームカつくぅーーーーーー」
何が俺はお前を信用してないよ。 だから早く結婚しろってどういうプロポーズよ
そりゃーー 思わず 「嫌だ」 って言っちゃうよね? それって普通だよね?
信用出来ないから、近くに置いておきたいって? どぉいう事よ。

毎日、毎日ホント、バカじゃないのあんた!ってくらい変な事でヤキモチばっかり
昨日はなんだったけ? あっ、思い出した...あいつとの待ち合わせ場所に行く途中に、外国人に道を聞かれて答えてたら、それみてヤキモチ焼きだしたんだっけ? 道聞かれたら教えるよね? 普通だよね? 日本人としてニコヤカに教えるでしょぉが。で、それ見て...「お前はすぐにきょときょとする」 だー 「男に話しかけられてもシカトしろだ」 とか、挙句の果てには 「スカートが短い」 だ、「胸元が空きすぎ」 やら 何やら 目に入るもの入るものに対して ダメだしときたもんだ。
そりゃー あたしだっていい気分はしない。

で、で、挙句の果てに
「信用できないから結婚しろ」 だとーーーーーーー  
あいつ絶対頭可笑しい。 

あたしだって、あたしだって 女の子だ。
プロポーズにちょっとばかり夢をもってもいいんじゃないの? 
あぁーーー頭にくる。

あたしだってあたしだって昨日は、もしかしてそろそろプロポーズ?なんて
ドキドキしてたんだよ。 そんなのにそんなのに 
あぁーーームカつく


ハァッー―― 本当にあいつは解ってねぇ
あいつの周りは光であふれてるってのが理解できてねぇーーー
昨日だってそうだ。俺が見てたからよかったもんの、俺がいなかったらアブネェとこだった。
それを 道を聞かれたら答えるのが礼儀だときたもんだ。
道を聞いた奴がお礼にお茶でもしようなんて言うか?普通言わねーだろうよ

それにあの男、他の女がチラチラ見てるのにも関わらず、小走りしてる女にわざわざ呼び止めねーだろうよ

「そんなにあたしがモテるワケないじゃん」 ケラケラ笑って言ってるけどよぉ、たまには自分の周り見てみろよ。お前狙ってるやつなんてごまんといるだろうがよーーーーーーー ったく、危機管理が無さ過ぎだ。

頭にきて、「信用出来ないから結婚しろ」 って、言ったことは悪かったと思う。
だけどよ 「嫌だ」 はないだろうよ 「嫌だ」 は

本当は俺だってお前が喜びそうなプロポーズ考えてたんだぞ。
ハァッー―― 

朝から何度電話しても繋がんねーし  一体お前は俺をどんだけ心配させたら済むんだよ
俺は、お前に惚れてる限り。一生安心する事なんてねぇんだろうな
だけどよーー俺は、お前を何度でも何度でも追いかけて捕まえる覚悟は出来てんぞぉ
そろそろお前も覚悟決めろや


ロビーに、見慣れた小っこい女がいるじゃねーか。俺を待っていたのかと思って、嬉しくなって駆け寄ろうとした瞬間...こともあろう事か、あいつは俺を見つけて、踵を返そうとした。 頭にきて首根っこ捕まえて車に押し込めた。

・・・こいつ すげぇー怒ってる。 考えろ俺 全神経使って考えろ
あぁーーー 辞めだ辞め 考えられねぇやーー  勢いに任せてキスをする。頬におでこに唇に啄むキスから蕩けるキスに...俺の全てを込めてキスをして愛をこめて囁く

「つくし 結婚しよう」


スマフォを見ると沢山の着信履歴...忙しい中こんなに沢山連絡をくれていたのかと思ったら、居ても経っても居られなくって、あいつの会社に向かってた。 勢いで来たのはいいものを、どうしていいか悩んでたら、あいつを見つけた。ひゃーあいつが来ると思った瞬間踵を返してた。瞬間捕まえられて車に押し込まれる。
なんでここに居たのかを説明するのが、恥ずかしくなって、ついつい怒り顔なった瞬間 キスが舞い降りる頬におでこに唇に。最初は優しく、そして熱く蕩けそうなキスにお手上げであいつの囁きに

「はい」

プロポーズの思い出は、喧嘩とキス 熱く蕩けそうなあいつのキッス


これから先何度喧嘩しても、あたしに熱く蕩けるキスをして
何年たっても何十年たっても熱く蕩けるキスをして




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