Tea for Two 24 司つく
「うーーん?」
確かに、この辺りまでは返事があったんだ。
なのに、なのにだ
俺が意を決して言った次のセリフ
「司さんが、俺だったらお前どうする?」
の質問には返事がなかった。
マジか?
嫌いになられたか?
怒ってるのか?
戦々恐々しながら後ろを見ると、俺の背中にもたれかかりながら、スゥースゥー寝る牧野‥
こいつ‥一体どんだけ寝るんだよ?そう思いながら、デコピン一つする。
一瞬、眉を顰める。
その後は、あどけない顔をしながら、スヤスヤ寝てやがる。毎度思うが、何でコイツはこんなに無防備なんだ?
俺じゃなくても、こんなに無防備で身を任せちまうのか?
ったくよぉー 心配で心配で一人になんてしておけねぇよ。
少しの勇気をだせば、コイツが手に入るのかもしんねぇ、でももしもだ、もしも‥拒絶されたら?って、柄でもねぇことをつらつらと考える。
‥中坊かっ、俺は。なんてことを思いながら、一人で乗り突っ込みをしながら‥考える。
でもよぉ、コイツと居るとドキドキドキドキ楽しいんだ。
不思議なくれぇ、楽しいんだ。
お前が、道明寺って呼ぶ度に、俺の心は浮き足立つ。
面と向かって、俺様に向かって、道明寺なんて呼ぶ奴、今まで居なかったからな。
なんかよぉー特別みたいで、俺の心は浮き足立つんだ。
お前と飯食ってると、何食っても、旨くて旨くてたまんねぇーんだ。
見慣れた風景だって、お前がいると特別に見える。
牧野の髪を一撫でする。女って、可愛いんだな。心の底からそう思う。
この小せぇ生き物を、守ってやりてぇそう思う。
お前の心の拠り所が、今はまだ司さんでも良いか。牧野お前が、司さんを好きでも(まぁ、本当は俺だけどな)俺は、待ってやる。
牧野が、道明寺を俺を好きって言うまで、待ってやるよ。
仕方ねぇよな。それが惚れた弱味ちゅうーやつだからな。
俺の決心なんてしらねぇで、俺が惚れた女は、スヤスヤ寝てやがる。
コイツの寝顔を見ていると、何だか眠くなる。
ふわぁっ〜
俺は目を瞑る。
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