Tea for Two 45 司つく Fin
愛する女が、俺の胸の中。
幸せで幸せでたまらねぇ。
ただ一つ困った事が、こいつがバカ女だってことぐれぇだ。
いや、ちがうなぁ、そんな女に惚れてる俺か。
クゥクゥー寝息をたてて、寝る女を抱き締めて、俺は決心する。俺、頭いいよなと思いつつ。
まぁ、バカ女にバカ男じゃ話になんねぇからな。
こいつが起きたら、一緒に行こう。そう決心する。
寝顔を見てたら、俺の何が反応する。ヤベッ
まだ待て、俺‥ あとちょっと我慢我慢
鎮まれ俺‥
* **
チュンチュンチュンチュン
ハッ、として起きる。
時計をみると 朝の4時。って、いつの間に寝てしまった
ガックリ項垂れる‥‥
涎垂らしながら隣で寝る女、色気もクソもねぇ女。
だけど、愛おしい女。
牧野の髪を撫でながら、これからの段取りを考える。
牧野が起きたら‥ サインをして貰おう。他の欄は全て埋まっている婚姻届けと、判子は買って置いた。
牧野に渡そう。指輪と共に。
「うーーーーん」
愛しい女が目を覚ます。
デッカい目しばたいて、キョトンとした顔をしている。
「あれっ? 道明寺司‥さん?」
ぷっ、色々思い出したのか?俺が笑えば、牧野も笑う。
「なぁ、俺と司さんが愛し合ってると思ったのか?」
「‥‥うん」
「お前、バカだな」
「バカ言うな‥‥だって、道明寺‥何にも手出さないんだもん‥」
「して欲しかったのか?」
「‥‥」
「なぁ、答えろよ?」
「‥そんなの‥わかんない」
「して欲しかったんだろう?」
「‥‥」
何の返事もしない牧野を抱き締めて、耳許に囁く
「俺は、ずっとしたかった。牧野に触れたかった。キスしたかった。抱きたかった」
真っ赤な顔になりながら‥
「じゃぁ、なんでしなかったの?」
可愛い事を聞いてくる。
「牧野の親父さんを裏切れなかった。大切に大切にしてきた嫁入り前の娘を‥」
「キスくらい‥」
デコピン一つくらわせて
「なぁ、惚れてる女2人切りになって、キスしちまったら、俺の想いは止めれねぇだろうよ?だろ?」
「‥‥」
「なぁ,牧野これにサインして、俺の嫁さんになってくれ」
「えっ?へっ?ほへっ」
粘る事1時間15分。やっとこサインを貰い
牧野の指にダイヤモンドを光らせて‥
2人で,届けを出しにいく。
晴れて、道明寺つくし になった牧野を俺は抱く。
大事な大事な宝物。
一生懸命に努力して俺を迎えてくれた牧野が、いいやつくしが、死ぬ程に愛おしくて、抱き締める。
愛していると抱き締める。
色んな順番飛び越えて、道明寺つくしになったお前。
周りの奴らは皆,驚いてその後祝福してくれた。
2人で幸せを紡いでいく。
お前と2人。最高に幸せになる。
取りあえずは
Tea for Two
二人でお茶を楽しもう。
Fin
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Tea for Two
やっと最終話になりました。
3話で終わりにしようと思ったら、45話まで続いてしまいました。
お付き合い頂き有り難うございました。
次回は、ユニコーン になります。
長いおつきあいありがとうございました。
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