明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

ずっとずっと 3

「星野つくしです。どうぞよろしくお願い致します」
新しい苗字で、あたしを知ってる人のいない場所での再出発。
あたしはあたしで誰に何の気兼ねもなく呼吸をする気安さを久しぶりに思い出した一瞬でもあった。

英徳から京都の高校に転校する事は、全てが決まってから皆には告げた。京都はF3や滋さん桜子にとって身近な場所であったからか、淋しがっていたけれど連絡をきちんと取る事を条件に案外すんなりと納得してくれた。

道明寺には、京都に行けば今よりも生活が楽になるので、あんたとの未来の為にも大学に行くつもりだという事、合格したら来年の夏にはNYに道明寺に会い行く予定で居るんだと話したら「オォ お前もがんばれよ」と、快諾してくれた。

生活の心配がなくなったあたしは受験に向け、道明寺との未来に向け勉学に勤しんだ。他校に移ってビックリしたのが英徳で学んだ事。ただのセレブ校じゃなかったんだと再発見出来るほどハイスペックな授業を受けていたようだ。バイトをしない生活は勉強に打ち込むには最適な生活だった。同時にあいつに会えない寂しさを埋めるためには最適だった。

大学と仕事と多忙なあいつからの電話があたしの一日の終わりを告げる5分間の幸せな時間。
あいつの 「また明日な」 は、 なんて幸せな響きなんだろう。会えない日々は続くけどこの言葉を耳にする度にあたしの気持ちはあいつとの未来を描き幸せな気持ちでいられる。どんどんあたしはあんたを好きになる。どれくらい好きになったらいいのか解らないほどにあたしはあんたに溺れてる。


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