明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

小っこいの 司つく

「おーーーーたん ぁあよぉ」
覚えたての言葉で一生懸命一生懸命俺に話しかけながら
俺の顔を小っこい手でペチぺチ叩いてくる結。

「結、おはよう」
くしゃっと 頭を撫でながら言う。

いつもならこの辺でつくしがやって来る筈なのに、今日はなぜかやって来ない。

「あーたんは?」結に聞く

「あーたん  おーたん かかが バイバイって」

「あっ” バイバイ?」
俺の大声に驚いたのか 結が泣きそうになる

「ッヒクッ あーたん おーたん かかが バイバイって」

バイバイを 何度も何度も繰り返す結。

寝起きの俺の頭は、そうでなくても動いていないのに
結の言うバイバイの言葉が衝撃的過ぎて、真っ白になってしまう。

小っこい結に何度聞いても、返ってくる答えは同じなのはわかっているのに
何度も何度も聞いて、何度も何度も衝撃を受けるバカな俺

漸く頭が冴えてきた。昨日の俺を反芻する。
なーんもやってねぇーはずだ。
あいつを怒らせるような事もしてねぇー

一体なんなんだ...
何がおこったんだ。俺と結は捨てられたんか?
昨日も一昨日もあいつ笑ってたよな?
まちがえねぇ 笑ってた。

――――ん 何なんだ。 何があったんだ

ちょっと待て 結にもう一度聞く

「あーたんは?」

「あーたん おーたん かがが バイバイって」

あーたん は、つくしだろ

おーたん 俺

かがが ???

バイバイ そのまんまか

って、かがが ってなんなんだよ

「結、かががってなんだ?」

「かが」 

ったくわかんねぇ かがって...ぁんだよーー 

ポリっポリっ かゆいなぁー 頬を蚊にでも刺されたかぁ?

あぁーー かが って、蚊の事か?

瞬間 ドアが開いて ドヤ顔したつくしが立ってた。

「お、おまぁ ドコ行ってたんだんだよ ったく」

「ドコって、司の頬をさした、にっくき蚊の成敗よ!!」
エヘッンなんて声が聞こえてきそうな顔しながら仁王立ちしてる。

「それにしてもこんなとこに、どうやって入ってきたんだろうね?」
俺の気もしんねぇで 暢気に話してる...

ハァッー まじ焦ったわ 

片手で結を抱っこしながら
小っこいの早くちゃんと喋れるようになれよなっ
小さい声で呟いたあと

もう片方の手で つくしを抱きしめた。




↓ランキングのご協力よろしくお願い致します♥

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村 

♥ありがとうございます。とっても嬉しいです♥

関連記事
スポンサーサイト



0 Comments

Add your comment