恋し焦がれてユニコーン 06 司つく
首筋に‥いつもの戯けた表情がなりを潜め、女の顔になりやがる。
この瞬間の牧野が、堪らなく好きだ。
俺の事を、好きでいてくれているんだと、強く強く感じる。
普段の牧野が、平等であればある程、女の牧野が堪らなく愛おしい。
牧野を抱きかかえ、ベットに連れて行く。
「ど、ど、道明寺‥あ、あ、あのシャワー浴びて来てもいいい?」
「ダメだ」
「エッ‥で、で、でも汗臭いし‥」
「一緒に浴びんか?」
「ば、ば、バカっ」
耳まで真っ赤になってやがる。可愛くて堪らなくて、もう一度抱き締める。
「浴びて来いよ、俺はあっちのを使うから、オマエはこっちのを使え」
勢いでなだれ込みたかったところだが、まぁしゃあねな。
熱いシャワーを浴び、心を落ち着ける。
今までの事を振り返る。アイツとの出会い、別れ、また出会い。
俺の感情をこんなにも揺さぶんのは、やっぱり牧野しかいねぇな。
アイツに会う前の俺って、何やってたんだ?何やって何を見てたんだ?
色々な思いが一気に、脳内を駆け巡りやがる。
俺の俺様のたった一つ恐れるものがあるとしたら、アイツを失っちまう事だ。
それ以外は、なんもねぇし、とるにたらねぇもんだ。
風呂を出て、ベットに腰掛けながら、煙草を燻らす。
カチャリッ
ドアが開く音がする。
「あっ、また煙草すってる。もぅ身体に悪いから禁煙だよ、禁煙」
恥ずかしいからなんか、一気に捲し立てて来る。
「じゃぁ、俺が禁煙出来るように、オマエが管理しろ」
煙草をもみ消し、立ち上がる。
一瞬、そう一瞬‥牧野の身体がビクッと震える。
「怖いか?」
「‥怖くないよ‥」
嘘つけ、怖いんだろうよ。良いんだぞ無理すんな、理性はそう思う。
だけど、風呂上がりの妙に色っぺぇ牧野を見た瞬間から、男の俺は、一人暴走をしてやがる。
牧野の細っけぇ、身体を抱き締めて、もう一度キスをする。啄むようなキスをする。
ベットに押し倒し、濃厚な口づけをかわす。牧野の表情が、恍惚とした表情に変わる。
身体を固く強張らせながらも‥
ガウンの前を開いて、全身に口づけを落とす。
ってか、オマエ‥この期に及んで下着なんて、付けてんな‥そんな突っ込みを入れたくなるが、ガウンを身に纏って出て来ただけでも、コイツにとっちゃ進歩なんだろうな。
胸元にキスを落とす。一つ、二つ、三つ‥
胸の頂きに吸い付いた途端、牧野の口から吐息が漏れる。
ヤベッ、俺‥こんだけで逝きそうになっちまう。
マジ、可愛い。
マジ、好きだ。
マジ、色っぺぇ。
そんな言葉しか出ねぇぐれいに惚れている。
俺は、牧野にむしゃぶりつく。
白れぇー肌に、真っ黒の髪が俺を煽る。恥ずかしそうに、頬が身体が上気して、紅く染まる。
ゆっくりとゆっくりと、牧野の全身を愛撫する。
時折、よがった声をあげ、恥ずかしそうにする。
その姿が俺をより興奮させて行く。
繁み掻き分け、蕾を弄る。指で蕾を弄る。
舌を使って、こじ開ける。
「ど、ど、道明寺、そ、そ、‥」
アタフタしながら、俺の身体を押しよけようとする。
牧野の、身体の自由を奪い、俺は舌で花芯を舐める。
「恥ずかしかったら、目閉じてろ」
コクンっと頷き、目を閉じる。
暗闇は官能を刺激する。
もっと、濡れろ、もっと俺を感じろ‥
オマエが痛くねぇよに、俺はオマエをほぐす。
小さくよがる声がする。
「‥あぁ‥あっ‥ぅっ‥あっ」
人差し指を熱くトロトロになった秘部に侵入させる。ねっとりと絡み付く。
「すっ、スゲェ」
思わず声が出ちまって‥
これじゃぁ、チェリーまんまじゃんかと、苦笑いする。
ったくよ、俺 SEX HOW TOなるもん買っちまったんだからよ。もうちょっとスマートにと行きたいところだな。
あぁ、全くだ。なんてことが頭をよぎる。
一本から、二本へと指を増やす‥ 蜜が溢れ出して来る。虫を誘う淫美な花。熱くトロトロな蜜が太腿に滴る。
「ちょっと、痛いけど大丈夫か?やならやめんぞ」
「大丈夫じゃない」
「じゃぁ辞めっか?」
「ううん‥止めないで…」
覚悟を決めた牧野の髪の毛を一撫でして俺は、貫く。
一気に貫く。
眉を顰めて、痛みに耐えるオメェが愛おしくて‥堪らねぇ
緩やかに身体を動かしながら、オメェと一つになれた喜びを噛みしめる。
オマエの中で果て、俺は淫美な花の隷従になる。
疲れ切って眠るオマエの髪をゆっくり撫でながら、目の端に流れた涙を掬いとる。
「道明寺‥やっと一つになれたね」
俺の女神が、ニッコリ笑う
俺は生涯、オメェを愛すんだろう。この身が塵と化すまで。
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