刹那 14 総つく
親父の鶴の一声で、突如泊まる事になった牧野‥
最初、着替えがどうだ、パジャマがどうだ
やいのやいの言っていたが‥
お泊まりセットって言うのか? お袋が、牧野に手渡していた。
俺のうちは、こんなにもオープンだったけか?
で、ただ今‥‥‥ なぜか‥酒盛り中
しかも‥東雲夫人に、墨田夫人、和田夫人まで混じって酒盛り中
しかも‥つくし‥酔っぱらい中
「つくし‥お前そろそろ辞めとけ」
「っん? もっと飲め?よーしー牧野つくし、もう一杯いきまーす」
「それでこそ、つぅちゃん」
「いけぇ、つくしぃー」
「つくし、飲んじゃいな」
キャハキャハ笑いながら、女性5人が笑ってる。
すげぇな‥おばちゃんパワーってのか?
「総二郎さん、戦線離脱したら教えて頂戴ね〜」
墨田夫人が俺にそう言いに、やって来る
戦線離脱?
「あら、さっちゃんの所よりも、家が先よ」
なんのことやら?
「それにしても、みっちゃんの所は、丁度の年頃が3人だもんね〜」
「えぇ、もう悔しいくらいに恵まれてるわよね」
「本当に」
「ねぇ、響子ちゃんは、総二郎さん押しよね?」
やいのやいのの、墨田夫人に、和田夫人。
俺押し?
「で、総二郎さんは、つぅちゃんの事どうなの?」
どうなの?って、どうなの?
「コホンッ、一つお伺いしたいのですが‥」
「あら何かしら?」
「家元夫人とつくしは、一体どこで?」
「あらぁー みっちゃんとつぅちゃん」
両夫人が顔を見合わせて
「ご本人から聞いた方が、いいかしらね?」
「えぇ、そうよね」
「取りあえず、ご本人にね」
二人でくすりと笑っている。
謎は深まるばかりなり‥
チリーン
鈴の音が鳴る
「‥総,あははっ‥ねぇねぇ、かんぱーい」
つくしが、暢気に笑ってる。
「もう、そんぐらいにしとけ」
「あら、総二郎さん悋気?」
あはあは きゃはは で皆が笑う
なんだか俺まで可笑しくなって,クスリと笑ったら
「総二郎さんは、笑ってないでもう少し頑張らないと」
東雲夫人が、ピシャリと放つ。
恐るべし‥女性陣と思った‥
刹那
「うーーーん。おやしゅみぃ」
あぁ 言わんこっちゃない、
お休みと言った後に,机の上に、突っ伏した。
4人が嬉しそうに
「総二郎さん、お願いしまーす」
俺は、つくしを抱きかかえ客間に連れて行く。
ベットに降ろし、寝顔を見つめる。
クゥスカ、クゥスカ、幸せそうに寝ている。
あどけない顔をして。
すげぇ 可愛い‥ 見てるだけど幸せを感じる。
いい夢見ろよ‥布団をかけて、おでこに一つキスを落とす。
チリーン
鈴が鳴る‥
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