明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

被虐の花 14  あきつく

夜は嫌い‥真っ暗な闇が天蚕糸てぐすね引いて、あたしを引き摺り込もうとしてるから。


あたしの恋は、いつでも上手くいかない。
ううん。あたしの人生はいつも上手くいかない。

沢山の幸せを望んだつもりは無い。
それなのに‥幸せは手の平から、サラサラといつでも溢れていく。

パパやママの人生を狂わせてしまったのは、間違いなく、あたしだ。
あたしを突き落とした迫田真人とて、あたしの被害者なんじゃないだろうかとさえ思っている。

出会った頃の迫田は、普通のひとだった。
お金持ちのお坊っちゃまで、それ以外は格段に変わった事のないて人だった。
強いて言うならば、挫折を知らない、選民意識の強い人間だっただけだ。
お得意先の子息として出会った迫田は、あたしに興味を抱いた。
自分になびかない女など居ないと思っていたのだろう。 
そう生きて来たのだろう‥‥

迫田は、あたしを愛したわけじゃない。
あたしが、迫田に靡かないのが許せなかっただけなのだ。
 あれは、迫田のただの妄執だ。



うだるように暑いあの夏の日‥
迫田の要求を飲むしかないと、それしかもう縋る道はないと、覚悟をしていた。
突っぱねるのも、もう限界なのだろうと‥
迫田は、あたしに言ったんだ
「俺のものになれ。そうすれば1億ぐらい全部チャラにしてやる」

もうどうしようも無かった。もうどうにでもなれと思った。

ただ一つ‥
初めては、迫田じゃないひとが良かった‥
そんな風に、ぼんやりと考えてた

あの場所から、あたしを救ってくれたあきらさんが聞いてくれた

「お前はどうするんだ」
「美作さん‥あたしを抱いてくれないかな?そうしたら踏ん切りがつくかも‥」

思わず口を吐いて出た言葉に、あたしは驚いた。
だけど‥‥迷いなど一つもなかった。

どうせ花を散らすなら初めては、このひとが良いと願った。

あきらさんは、あたしを愛してくれた。
おもい女だと思われないように、あたしは、痛さに耐えた‥

抱かれた瞬間‥全てを丸ごと受け止めてもらった幸せ感に酔いしれた。
もっともっとと‥自分から求めていた。淫らな自分に驚いた。

このひとに、抱かれ続けたいと思った。

あきらさんが、あたしを抱き上げシャワーを浴びさせてくれた。
うふっ、あんな時なのに‥お姫様みたいって、嬉しかったんだ。

次の日、目覚めた時‥

「全て終わったから心配するな」
「全てって‥」
「もう、牧野、お前は自由だ‥何も気にするな」

全てのものを包み込む微笑みをあたしにくれたんだ。

申し訳なくて‥たまらなかった。
1億もの借金を返せる宛などない

だから‥‥あたしは‥‥

迫田から連絡が来た時に、あきらさんを欺いて出てしまった。
それが‥あきらさんをより苦しめるとは知らずに‥





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明日 19日 20日 21日 3日間は、総つくコラボとなります。
19日の0時にプロローグ(少しだけ追記あり)をアップします。

コラボ自体は、お昼12時からスタートです。

狂熱  どうぞ宜しくお願い致します。


被虐の花は、22日0時更新になります。
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5 Comments

asuhana  

花さま

楽しみですよねえー うふふっもうじきもうじき

2016/06/19 (Sun) 11:33 | EDIT | REPLY |   

asuhana  

あおさま

エッ いろんな事ww
ひゃん ど、ど、どんな事?笑

2016/06/19 (Sun) 10:44 | EDIT | REPLY |   

asuhana  

yukikoさま

つくし‥善くも悪くも、色々なものを引っ付けちゃうんでしょうかねぇー うーん

2016/06/19 (Sun) 10:42 | EDIT | REPLY |   

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2016/06/18 (Sat) 15:24 | EDIT | REPLY |   

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2016/06/18 (Sat) 02:42 | EDIT | REPLY |   

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