紅蓮 09R つかつく
宗谷が、あたしを抱き上げ、お風呂に入れる。
丁寧に丁寧にあたしを洗う。
指の一本一本を愛撫するように、慈しむように、あたしを洗う。
再び大きくなった宗谷自身で、あたしを貫く。
浴室に淫らな音がこだまする。
幾度の快感の末に、あたしは意識を手放す。
目覚めたあたしの横には、宗谷が眠っている。
美しい男だと思う。
あたしの身体に喜びを与えてくれる人だと思う。
だけど、あたしはこの男を愛せない。
抱かれる度に、心は冷めていく。
裏腹に、身体は慣れ親しみ、宗谷の指先一つで淫らな程に狂い咲く。
宗谷が目を覚まし、深い深い口づけをした後に
「つくし、言い付けを守らなかったのは何故だい?」
そう問うてくる。
だけどあたしは知っている。
宗谷が答えなど望んではいないことを。
「申し訳ございませんでした。今後、言い付けは守ります」
宗谷が望んでいるのは、服従の言葉。
あたしは、繰り返し繰り返し謝罪する。
乳房を鷲掴みにして、乳首をねじり上げる。
「裏切る事は許さない」
静かな声で、恫喝される
深い深い口づけで、口内を陵辱される。
宗谷が、媚薬を指で、あたしの身体に塗って行く。
あたしの身体が熱を持っていく。
宗谷の舌が全身を這う。首筋を上から下へと舐める。背を、太股を舌が這う。
宗谷は何に枯渇しているのだろう。薄れ行く理性の中で考える。
着衣の上から麻縄で縛られたあたしは、梁に括り付けられ宙に浮く。
緊縛されて、身悶える。
卑猥なセリフを要求され、汁が滴り落ちる。
ゾクリゾクリと,背中に快感が襲う。
「お仕置きだよ」
あたしの身体に鞭が飛ぶ。約束を破った時のお仕置きだ。
鞭の音が空をきる。痛みの恐怖を思い出し、逃げ出したい。それなのに、あそこがひくつき、汁が太腿まで伝わってくる。
こんこんと湧き出る泉のように、蜜が溢れ出てくる。
「つくしは、本当に悪い子だ。悪い子には、沢山のお仕置きが必要だ」
ピシャリ、身体に痛みが襲ってくる。身体を捩る度に、麻縄が肌に食い込んでいく。
「凌さん、もう堪忍して。お願い」あたしは、痛さで泣き叫ぶ。
同時に、媚薬で熱を帯びたあたしの身体に、快楽が押し寄せる。
「あっ、あ…あぁっ…」身体がのけ反る。喘ぎ声が洩れる。
痛さと、羞恥と、快楽が交ざり合い、宗谷を求める。
美しい男の薄い唇が、満足げに微笑むのをみて、あたしは意識を手放す。
「つくし、つくし、つくし、つくし……つくし、つくし」宗谷が、あたしの名を呼びながら、全身を愛撫する。
痛さを与えられた、身体は敏感に反応をする。幾度も貫かれ、幾度も絶頂を迎える。
昏々と眠り続けたあたしは、お腹が空いて目が覚めた。
どれだけ空虚であろうとも、お腹は減るのだから不思議だ。
一緒に眠りに落ちた筈の宗谷の変わりに、お弁当とお茶の入ったポットが置かれている。
今回は、いったいどれだけの時間ここで過ごせば許して貰えるのだろう。
今日と言う日は、もう終わってしまったのだろうか?
それとも、まだ残っているのだろうか?
久しぶりの外出楽しみにしていたのになぁ。ぼんやりと考える。
あたしが、勝手に電話に出たと叱るけど…
電話に出たくらいで何故あんなにも怒るのだろう。
あたし って、いうなって‥
小ちゃな時から慣れ親しんだ呼び名だもん。出ちゃうよ
あぁあ、出掛けたかったなぁー
ママの顔を久しぶりに見たかった。
外の空気が吸いたかった。
お弁当を食べ、お茶を飲む。
贅を凝らしたお弁当。
この状況でも美味しいなって感じるのだから、あたしは図太い。
「ホントに、お前は旨そうに飯をくうな」幾度となく、司に言われた言葉を、ふと思い出す。
幸せな時を思い出す。ズキンッ 心が悲鳴を上げ始める。
今の、この状況よりも‥‥
幸せな時を思い出した時の方が、心が痛むなんて。馬鹿げている。
だけど、紅蓮の思いが溢れ出す。心が痛い痛いと悲鳴をあげる。酷寒の風に曝され、血を流す。
同時に、あたしは、生きている…そう感じる。
「‥う‥っく‥うぅ‥」
壊れてしまう前に、伽藍堂の木偶に戻らなければ‥そう思うのに‥
後から後から涙が溢れ出す。
「…司」愛しい男の名前を呟く。
↓ランキングのご協力よろしくお願い致します♥


♥ありがとうございます。とっても嬉しいです♥
丁寧に丁寧にあたしを洗う。
指の一本一本を愛撫するように、慈しむように、あたしを洗う。
再び大きくなった宗谷自身で、あたしを貫く。
浴室に淫らな音がこだまする。
幾度の快感の末に、あたしは意識を手放す。
目覚めたあたしの横には、宗谷が眠っている。
美しい男だと思う。
あたしの身体に喜びを与えてくれる人だと思う。
だけど、あたしはこの男を愛せない。
抱かれる度に、心は冷めていく。
裏腹に、身体は慣れ親しみ、宗谷の指先一つで淫らな程に狂い咲く。
宗谷が目を覚まし、深い深い口づけをした後に
「つくし、言い付けを守らなかったのは何故だい?」
そう問うてくる。
だけどあたしは知っている。
宗谷が答えなど望んではいないことを。
「申し訳ございませんでした。今後、言い付けは守ります」
宗谷が望んでいるのは、服従の言葉。
あたしは、繰り返し繰り返し謝罪する。
乳房を鷲掴みにして、乳首をねじり上げる。
「裏切る事は許さない」
静かな声で、恫喝される
深い深い口づけで、口内を陵辱される。
宗谷が、媚薬を指で、あたしの身体に塗って行く。
あたしの身体が熱を持っていく。
宗谷の舌が全身を這う。首筋を上から下へと舐める。背を、太股を舌が這う。
宗谷は何に枯渇しているのだろう。薄れ行く理性の中で考える。
着衣の上から麻縄で縛られたあたしは、梁に括り付けられ宙に浮く。
緊縛されて、身悶える。
卑猥なセリフを要求され、汁が滴り落ちる。
ゾクリゾクリと,背中に快感が襲う。
「お仕置きだよ」
あたしの身体に鞭が飛ぶ。約束を破った時のお仕置きだ。
鞭の音が空をきる。痛みの恐怖を思い出し、逃げ出したい。それなのに、あそこがひくつき、汁が太腿まで伝わってくる。
こんこんと湧き出る泉のように、蜜が溢れ出てくる。
「つくしは、本当に悪い子だ。悪い子には、沢山のお仕置きが必要だ」
ピシャリ、身体に痛みが襲ってくる。身体を捩る度に、麻縄が肌に食い込んでいく。
「凌さん、もう堪忍して。お願い」あたしは、痛さで泣き叫ぶ。
同時に、媚薬で熱を帯びたあたしの身体に、快楽が押し寄せる。
「あっ、あ…あぁっ…」身体がのけ反る。喘ぎ声が洩れる。
痛さと、羞恥と、快楽が交ざり合い、宗谷を求める。
美しい男の薄い唇が、満足げに微笑むのをみて、あたしは意識を手放す。
「つくし、つくし、つくし、つくし……つくし、つくし」宗谷が、あたしの名を呼びながら、全身を愛撫する。
痛さを与えられた、身体は敏感に反応をする。幾度も貫かれ、幾度も絶頂を迎える。
昏々と眠り続けたあたしは、お腹が空いて目が覚めた。
どれだけ空虚であろうとも、お腹は減るのだから不思議だ。
一緒に眠りに落ちた筈の宗谷の変わりに、お弁当とお茶の入ったポットが置かれている。
今回は、いったいどれだけの時間ここで過ごせば許して貰えるのだろう。
今日と言う日は、もう終わってしまったのだろうか?
それとも、まだ残っているのだろうか?
久しぶりの外出楽しみにしていたのになぁ。ぼんやりと考える。
あたしが、勝手に電話に出たと叱るけど…
電話に出たくらいで何故あんなにも怒るのだろう。
あたし って、いうなって‥
小ちゃな時から慣れ親しんだ呼び名だもん。出ちゃうよ
あぁあ、出掛けたかったなぁー
ママの顔を久しぶりに見たかった。
外の空気が吸いたかった。
お弁当を食べ、お茶を飲む。
贅を凝らしたお弁当。
この状況でも美味しいなって感じるのだから、あたしは図太い。
「ホントに、お前は旨そうに飯をくうな」幾度となく、司に言われた言葉を、ふと思い出す。
幸せな時を思い出す。ズキンッ 心が悲鳴を上げ始める。
今の、この状況よりも‥‥
幸せな時を思い出した時の方が、心が痛むなんて。馬鹿げている。
だけど、紅蓮の思いが溢れ出す。心が痛い痛いと悲鳴をあげる。酷寒の風に曝され、血を流す。
同時に、あたしは、生きている…そう感じる。
「‥う‥っく‥うぅ‥」
壊れてしまう前に、伽藍堂の木偶に戻らなければ‥そう思うのに‥
後から後から涙が溢れ出す。
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