明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

紅蓮 33R つかつく

宗谷の舌が、あたしの身体を舐め回す。チロリチロリと舐め回す。
心は冷えきっているのに、身体は熱を帯びて来る。

心とは裏腹に、汁が太腿を滴り落ちていく。
宗谷が、嬉し気に笑っている。

あたしの蜜壷から、とろりとろりと汁が溢れ出す。
こんな男になど感じたくない。
心はそう思うのに、身体はもう既に、男を迎え入れる準備をしている。

宗谷が、あたしの秘部に指を挿れてくる。
グジュグジュと音がする。淫らな淫らな音がする。

テラテラと光った指を見せながら
「つくし、見てご覧。つくしが私を嫌いでも、つくしの身体は、私を求めているよ」
止めて‥そう思うのに、あたしは腰を宗谷の指に押し付ける。 
もっと刺激が欲しいと腰を押し付けている。

淫らな、淫らな音がする度に、身体がびくつく。
その度に,宗谷の薄く美しい唇が歪む。
さも楽し気に。


「そうだ、つくし‥ごりょんさんの手伝いは、しばらくの間お断りをしたよ」
「何故でございますか?」
「何故?つくしは面白い事を言うね。」

言葉を続けながらも、
宗谷の指は、別の生き物のように、あたしに快楽を与え続けている。


「つくしの一番の仕事は、宗谷の血を継ぐ子を孕むことだからね。快く理解して下さったよ」

「あなたは何故、あたしから全てを奪うのですか?」

「奪う?私は有りとあらゆる贅沢をつくしに与えているつもりだよ」

「そんなもの…っあ…あっ…あんっ…」

宗谷の指が執拗に、あたしを攻め立てる。


「快楽さえも与えているつもりだよ」
くっく、くくっ と美しい顔で笑い出す。


宗谷があたしを組みしだき、精を放つ。
「つくし、つくし‥」


かつて無い程の、絶頂があたしの中を駆け抜ける。

あたしは、あたしが憎い。


**


夢と現(うつつ)の間を、漂い続け、あたしは目を覚ます。
「山下は?」
近くに居た、侍女にそう声を掛ける。
「山下は、御厨子所(みずしどころ)に移動になられました。つくし様のお世話係は、明後日いらっしゃるそうですので、それまでは、わたくし木下になんなりとお言いつけくださいませ」
「そう」

宗谷は、あたしから根刮ぎ奪い取って行く。
ほんのちょっぴりの自由さえも、奪い取って行く。

「木下さん」
「つくし様、呼び捨てでおしゃって下さいませ」
「ごめんなさい。ねぇ、山下を読んで来て頂戴」
「つくし様‥御厨子所の人間は、侍女ではありませんので‥つくし様の元には、参る事はできません」
「そう、だったら用はないので、出て行って貰ってもいいかしら?」



宗谷は、あたしの全てを奪って行く。


庭の花々が、月光に照らされて妖しく咲いている。


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7 Comments

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2016/05/04 (Wed) 16:05 | EDIT | REPLY |   

にこ(asuhana)  

tama様

はい、まだまだ続きます。キリっ
いっぱい宗谷を嫌いになって下さい、

2016/05/02 (Mon) 23:57 | EDIT | REPLY |   

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2016/05/02 (Mon) 22:51 | EDIT | REPLY |   

にこ(asuhana)  

Re

kachiさま
うんうん 許されないよね。うんうん
なのよぉ

2016/05/02 (Mon) 22:25 | EDIT | REPLY |   

にこ(asuhana)  

Re

yukikoさま
愛があるのかないのか‥根刮ぎ奪いしましょうなのかなw

2016/05/02 (Mon) 22:23 | EDIT | REPLY |   

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2016/05/02 (Mon) 15:14 | EDIT | REPLY |   

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2016/05/02 (Mon) 10:24 | EDIT | REPLY |   

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